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イラクが石油・ガス12鉱区の入札開始、原油貯蔵の拡大狙い

5月30日、イラク政府は、国内12カ所にある新たな石油・ガス鉱区の開発を担う企業選定に向けた入札を開始。写真はバグダッド郊外の製油施設。4月撮影(2012年 ロイター/Mohammed Ameen)

[バグダッド 30日 ロイター] イラク政府は30日、国内12カ所にある新たな石油・ガス鉱区の開発を担う企業選定に向けた入札を開始した。原油貯蔵を拡大し、主要なガス輸出国として名乗りを上げる考え。

今回の入札は、長期の戦争や制裁の後、エネルギーセクターを早急に立て直す試みの一環だが、契約上の厳しい条件から投資家の関心を削ぐ可能性もある。入札参加企業は、厳しい契約上の条件やイラクの政情不安が引き起こすリスクと、石油・ガス田開発によって得られる利益を天秤にかけなければならない。

ルアイビ石油相は「入札で国の原油貯蔵の拡大を目指す。石油生産と輸出を担う国としてのイラクにとって、前向きな兆しだ」と述べた。

イラクは石油の埋蔵が世界で4番目に大きく、ガスでは10番手。豊富な資源の開拓が長年進んでおらず、未開発となっている地域も多い。

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