July 11, 2012 / 12:37 AM / 7 years ago

米NY連銀、07年にLIBOR不正操作を認識していた可能性

[10日 ロイター] 米ニューヨーク連銀が2007年8月ごろ、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)など世界の基準金利が操作されている事実を認識していた可能性があることが明らかになった。

7月10日、米ニューヨーク連銀が2007年8月ごろ、LIBORなど世界の基準金利が操作されている事実を認識していた可能性があることが明らかになった。写真は2008年9月、ワシントンのFRB本部(2012年 ロイター/Jim Young)

ニューヨーク連銀はまた、2008年春に英バークレイズ(BARC.L)が調査を受けた後、英金融監督当局と金利システムの改革について協議していた。

米連邦準備理事会(FRB)や他の金融当局がLIBORの決定方法などに対する懸念に適切に対応していたかどうかが、今後問題視される可能性がある。

ニューヨーク連銀のスポークスマンは声明を発表し、「2007年末に金融危機が始まった後、われわれの市場監視活動を通じ、市場参加者から何千件もの電話や電子メールが寄せられ、LIBORに関してバークレイズに問題がある事例を示す報告を受け取った。2008年春には、ベアー・スターンズ破綻の後、そしてメディアで初めて問題が報道される直前に、LIBORの提示方法についてバークレイズに対してさらなる調査を行った。その後、われわれは情報を分析し、LIBORの改革について英国の関連当局と協議した」と明らかにした。

ニューヨーク連銀の声明は、英当局と連絡を取った正確な時期については触れていない。

<米議会が関心>

一方、米議会では、LIBORの不正操作問題をFRB当局者がどの程度認識していたかについて、関心が高まっている。

9日には、下院金融サービス委員会のランディ・ノイゲバウアー小委員長(共和党)がニューヨーク連銀に書簡を送り、ダドリー総裁に対して13日までに「2007年8月から2008年11月までのLIBOR決定に関するバークレイズとのやり取り」に関する記録を提出するよう求めた。

上院銀行委員会のティム・ジョンソン委員長は10日、LIBORの不正操作が「広く行われていた」可能性について懸念を表明するとともに、7月中に公聴会を開き、ガイトナー財務長官とバーナンキFRB議長の証言を求める考えを示した。

一方、バークレイズは先週3日に公表した文書の中で、LIBORの問題をめぐりFRB当局者と最初に接触したのは2007年8月28日だと明らかにした。当時は米国の住宅バブルが崩壊し、信用問題が広がりを見せていた。

文書によると、バークレイズはこの問題について、その後2008年10月までに10回にわたりFRB当局者と接触した。

当時ニューヨーク連銀総裁を務めていたガイトナー財務長官の行動記録で、2008年4月28日午後2時半から3時まで、「LIBOR操作」問題について会合が開かれていたことが判明。会合には少なくとも8人のFRB当局者が出席していた。

その会合に誰が出席し、何が議論されたか、詳細は明らかになっていないが、当時ニューヨーク連銀の市場グループ責任者を務めていたダドリー現ニューヨーク連銀総裁や、その3カ月後にLIBORが操作されている可能性を指摘するリポートを執筆したFRBエコノミストのジェームズ・マクアンドリューズ氏が出席していたという。

*情報を追加して再送します。

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