September 4, 2012 / 12:02 AM / 7 years ago

世界の製造業が軒並み縮小、ユーロ圏債務危機の影響広がる

[ロンドン/北京 3日 ロイター] 欧州主要国とユーロ圏、および中国などアジアの8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が出そろった。軒並み製造業の縮小を示す内容となり、ユーロ圏債務危機の影響が世界経済に深刻な打撃を与えている現状が一段と鮮明になった。

9月3日、欧州主要国とユーロ圏、中国などアジアの8月の製造業購買担当者景気指数が出そろい、ユーロ圏債務危機の影響が世界経済に深刻な打撃を与えている現状が一段と鮮明になった。中国・浙江省の自動車工場で8月撮影(2012年 ロイター/Carlos Barria)

ユーロ圏が第3・四半期、リセッション(景気後退)入りする可能性が高まった。ソブリン債危機に解決の兆しが見られないなか、家計や企業が支出を手控える傾向が強まっており、需要は大幅に減退している。

とくに懸念されるのは、ユーロ圏の小国で始まった低迷が今や、ドイツやフランスにも波及しているのが明らかなことだ。これがさらに、輸出に依存するアジア経済の多くを損なう、という悪循環に陥っている。

コメルツバンクのエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「全体的に言えるのは、失速しているということだ」とし「当局が地合いを改善させるような措置を取るまでは、今後数カ月間、ユーロ圏だけでなく世界のあらゆる地域で、経済は伸び悩むことになる」との見方を示した。

ユーロ圏製造業PMI改定値は45.1で、速報値の45.3から下方修正された。3年ぶりの低水準だった7月の44.0からは上昇したが、景気の拡大と縮小を分ける50は、13カ月連続で下回っている。

英国の製造業PMIは、49.5に上昇したが、依然マイナス圏だ。

これまで比較的好調だったスウェーデンすら3年ぶり低水準だった。

中国国家統計局が1日に発表した8月のPMIは49.2で、昨年11月以来初めて50を割り込んだ。HSBCが3日に発表した8月の中国PMI改定値は47.6で、2009年3月以来の低水準だった。

HSBCがまとめたほかのアジア諸国のPMIを似たような内容。韓国は3カ月連続の50割れ。台湾は昨年11月以来の低水準となった。

各国PMIを見ると、ユーロ圏がリセッション入りする可能性が高まり、米経済もさえないなかで、新規受注への圧力が強いことが分かる。

3年以上も拡大が続いているインドの製造業ですら、8月の新規輸出受注が昨年10月以来の低水準に落ち込んだ。インドネシアの製造業PMIは50を上回ったが、新規輸出受注は5カ月連続で縮小を示した。

*写真を付けて再送します。

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