July 13, 2012 / 2:32 AM / 7 years ago

第2四半期の中国GDP伸び率は前年比+7.6%、3年ぶり低水準

[北京 13日 ロイター] 中国国家統計局は13日、2012年第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率が前年比7.6%になったと発表した。2009年第1・四半期以来3年ぶりの低水準で、市場予想と一致した。

7月13日、中国国家統計局は、2012年第2・四半期のGDP伸び率が前年比7.6%になったと発表した。2009年第1・四半期以来の低水準で、市場予想と一致した。写真は2月、遼寧省で撮影(2012年 ロイター)

中国経済の減速傾向が続き、通年の伸び率が1999年以来の低水準になるとの見方を裏付ける内容となった。

中国のGDP伸び率は6四半期連続で鈍化している。2012年第1・四半期の伸び率は8.1%だった。

アナリストは、同日発表された一連の他の指標を分析し、第2・四半期のGDPが底を打ったのか、景気下降サイクルの継続を示しているのかを見極めようとしている。

国泰君安証券の(上海)のアナリスト、Jiang Chao氏は「7.6%成長は市場でほぼ織り込み済みだった。成長率が7%を割り込むという懸念はある程度和らいだ。ただ、政府がボーダーラインとみている7.5%に近いことから、景気支援に向け政府は追加緩和に向けた取り組みを強める可能性がある」と語った。

また、IHSグローバル・インサイト(北京)のエコノミスト、Xianfang Ren氏は「全般的にはソフトランディングだが、中国経済が深刻な課題に直面していることがうかがえる。中国経済は第3・四半期には上向くと思うが、もし今後数カ月で好転しなければ工場労働者のレイオフは避けられず、雇用を直撃するだろう」と指摘した。

同日発表された1─6月の固定資産投資は前年比20.4%増加した。市場予想は20.1%増だった。

6月の小売売上高は前年比13.7%増で、5月の同13.8%増をやや下回った。市場予想は13.5%増だった。

6月の鉱工業生産は前年比9.5%増加。市場予想の9.8%増を下回った。

中国指標の発表を受け、アジアの株価と通貨は小幅上昇した。

<金融緩和>

今週先に発表された6月のインフレ指標では、消費者物価の大幅な上昇鈍化や生産者物価の下落傾向が示されたほか、貿易統計で輸入の伸びが予想を大幅に下回り、金融市場に懸念が広がった。

中国人民銀行(中央銀行)は2カ月連続で利下げし、金利自由化への措置も打ち出しており、投資家は中国経済が、予想以上に大幅減速し、政府の通年のGDP伸び率目標7.5%の達成も危ういのではないかとの懸念を強めている。

一方、一部のアナリストはこれらの措置が、秋の指導部交代を前に成長を支援するため、当局があらゆる対策を講じる構えであることを示しているとみている。

中国は景気支援に向け、昨年11月以降3回、この4週間で2回、銀行の預金準備率を引き下げている。

申銀万国証券(上海)のエコノミスト、Li Huiyong氏は「国内消費の鈍化が中国経済を圧迫しているが、第2・四半期に景気は底を打ったようだ」と指摘。「下半期にもう1度の利下げと2度の預金準備率引き下げが行われると予想している」と語った。

4月のロイター調査では2012年の中国GDP伸び率は8.4%になると予想されているが、中国経済が底を打つ時期に関するエコノミストの見方は依然として分かれており、多くのエコノミストが予想の修正に動いている。

アジア開発銀行(ADB)は12日、2012年の中国GDP伸び率予想を8.2%とし、4月の予想8.5%を下方修正した。

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