July 19, 2012 / 1:44 AM / 7 years ago

米中西部の干ばつ悪化で農作物先物が上昇、降雨当面見込めず

[ワシントン 18日 ロイター] 米中西部の干ばつが悪化しており、農産物価格が上昇している。ビルサック農務長官は、中西部での干ばつが悪化しており、食料価格が上昇する可能性があるとオバマ大統領に報告した。

7月18日、米農務省は、中西部での干ばつが悪化しており、食料価格が上昇する可能性があるとオバマ大統領に報告した。写真は干ばつについて会見するビルサック農務長官(2012年 ロイター/Kevin Lamarque)

長官は、1988年の大規模干ばつほど状況はひどくないとしながらも、トウモロコシや大豆の今年の収穫高が減少するとの見通しを示した。これらを飼料としている家畜の食肉価格にも影響が出るという。ただ現段階では、価格押し上げ要因として批判されるトウモロコシでつくるエタノール生産を縮小する措置は必要ないとしている。

畜産農家などの団体は、エタノール需要がトウモロコシ価格を押し上げているとし、ガソリンへのエタノール混入義務を一時撤回するよう求めている。

長官によると、干ばつの拡大で39郡が新たに自然災害地域に指定され、全部で29州1297郡となった。

政府によると、干ばつ被害の範囲は1956年以来の規模となっている。ただ広範な森林火災を引き起こし、被害額が過去最大となったのは1988年の干ばつだった。

ビルサック長官は、被害農家への対応に政府と協力するよう議会にも要請した。

米本土48州のうち60%以上の地域に干ばつの影響がでている。

長官は、穀物価格の上昇で、今年と来年の鶏肉も含めた食肉価格が上昇するとの見通しを示した。

気象予報関係者によると、干ばつ状態を解消するほどの雨量は当面見込めない。全米のトウモロコシと大豆の3分の1を生産するアイオワ州とイリノイ州では18日も気温が華氏100度(摂氏37.8度)を超え、降雨予報はほぼゼロとなっている。

生育時期の立ち枯れの影響でトウモロコシ価格は1カ月で50%以上の上昇となった。

18日の市場でトウモロコシ先物9月限は7.95ドルで終了、昨年夏に記録した最高値7.99―3/4ドルに迫った。大豆先物8月限は16.85―1/2ドルで引け過去最高値を更新した。穀物アナリストによると、大豆の作柄は今後2週間の天候がカギとなる。

*内容を追加します。

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