Reuters logo
中国共産党政治局員、最高指導部以外には改革派や女性も
2012年11月16日 / 03:21 / 5年前

中国共産党政治局員、最高指導部以外には改革派や女性も

[北京 15日 ロイター] 15日にお披露目された中国共産党の新たな最高指導部、政治局常務委員の7人は全て男性で、改革派とみなされる人物もほとんどいない。だが、常務委員以外の政治局員18人に目を広げると、政治改革に比較的前向きとされる2人や1960年代生まれの若手2人が選ばれており、彼らは今後5年間、主要な政策決定に携わることになる。

11月16日、中国共産党政治局常務委員の7人は全て男性で、改革派とみなされる人物もほとんどいないが、常務委員以外には改革派や女性もいる(2012年 ロイター)

政治局員にはまた、文化大革命が最高潮に達していた1969年に毛沢東らの妻が名を連ねていた時以来初めて、女性2人が選ばれた。孫春蘭(62)と劉延東の両氏だ。

複数の関係筋によると、孫氏は天津市のトップとなる党委書記の最有力候補。一方、劉氏は副首相に就くと見込まれている。

常務委員7人も含めた政治局員25人は、各省・地域からの軍人や文民の混成集団となっている。

汪洋・広東省党委書記と李源潮・党中央組織部長は常務委員入りがかなわなかった政治局員。だが、5年後の次回党大会でも常務委員の有力候補となりそうだ。

今回、改革派とされる両氏が最高指導部入りしなかったことについて、汚職や社会不安、環境汚染に取り組んでいる党の改革能力に疑問を呈する声も出ている。

米シンクタンク、ブルッキングス研究所のシニアフェローである李成氏は「人々は李源潮、汪洋両氏に何があったのか聞きたいのではないか」と指摘。常務委員のメンバーが保守的な陣容となったことで、「圧倒的な」政治的障害に直面する可能性があると警告した。

新たな政治局常務委員の平均年齢は63.4歳と、5年前の時点における前回の常務委員の平均62.1歳から上昇した。一方、新たな政治局員の平均年齢は61.16歳と、5年前の61.44歳からやや低下している。

平均年齢の引き下げに貢献したのは、次世代の指導者と目される孫政才、胡春華の両氏。ともに49歳と若く、10年後の最高指導者候補だ。この世代は環境破壊や貧富の格差拡大といった中国の将来を左右する課題への意識が比較的高いとされる。

孫氏は重慶市党委書記、胡氏は広東省党委書記に就くとみられている。

新華社によると、郭金竜・北京市党委書記が政治局員に昇格。韓正・上海市長も政治局員入りし、同市党委書記に就任するとみられる。

孟建柱・公安相も政治局員に選出され、警察、検察、裁判所を統括する党中央政法委書記に就く見込み。党中央政法委書記はこれまで政治局常務委員のポストとして周永康氏が担当していたが、失脚した元重慶市トップ薄煕来氏と親密だったとされる周氏の権力が大きくなりすぎたことを受けて、政治局員のポストとなる。

劉奇葆氏も政治局員入り。メディアやインターネットを統括する党宣伝部長への就任が確実視される。

軍の制服組トップとなる党中央軍事委員会副主席に任命された范長竜、許其亮の両氏は、軍代表として新たに政治局員入りした。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below