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情報BOX:第2期オバマ政権、交代予定の注目ポストと後任候補一覧
December 12, 2012 / 7:27 AM / in 5 years

情報BOX:第2期オバマ政権、交代予定の注目ポストと後任候補一覧

[ワシントン 8日 ロイター] 来年1月に2期目に入るオバマ政権では、閣僚や上級スタッフの顔ぶれが大幅に変わる可能性が高い。大統領が信頼を置いてきた多くの高官が今期限りで退任する意向を表明しているためだ。

12月8日、来年1月に2期目に入るオバマ政権では、閣僚や上級スタッフの顔ぶれが大幅に変わる可能性が高い。写真は3日、ワシントンで撮影(2012年 ロイター/Larry Downing)

第2期オバマ政権で注目すべきポストと後任候補は以下の通り。<>内は現職。

<国務長官:ヒラリー・クリントン>

オバマ政権発足当初から国務長官を務め、オバマ政権で最も人気のある閣僚の一人。来年1月に退任する意向を表明。

後任候補:ジョン・ケリー上院議員(マサチューセッツ州選出)

2004年の大統領選で民主党候補に指名されたが、共和党で現職のジョージ・W・ブッシュ氏に敗れた。上院外交委員会の有力メンバー。ベトナム戦争に海軍士官として参加し勲章を授与されたが、帰国後は反戦運動に加わった。

ケリー議員が国務長官に指名された場合、民主党は11月の上院議員選挙でエリザベス・ウォーレン議員が共和党のスコット・ブラウン氏との接戦を制したマサチューセッツ州で、人気の高いブラウン氏と再び上院議席を争うことになる可能性がある。

後任候補:スーザン・ライス国連大使

現実的な考えの持ち主で、重要な国際問題に深く関与し、ホワイトハウスとの直通回線を持つ、オバマ大統領の最も有能な代理人の一人とされる。

しかし、9月11日にリビア・ベンガジで起きた米領事館襲撃について、計画されたテロ行為というよりも自然発生的なデモの結果だと公の場で発言したことをめぐり、共和党から激しく非難されている。ライス大使の発言は政治的動機に基づいており、国民の誤解を招くとの批判がある一方、オバマ大統領は大使への信頼を繰り返し表明している。

後任候補:トム・ドニロン大統領補佐官(国家安全保障担当)

政府高官である傍ら、ワシントンの弁護士でもある。第2期政権の優先課題をめぐりホワイトハウスと国務省の調整役を担う可能性があるとみられる。

有能な人物とされる一方、開かれた外交を展開したクリントン長官のようなカリスマ性は持たないかもしれないとのアナリストの指摘もある。

<財務長官:ティモシー・ガイトナー>

オバマ政権発足当初からの財務長官。金融危機対策で指揮を執り、政府を擁護するなか、強いプレッシャーを受けながらも安定した仕事ぶりを見せた。

同氏は今期での退任を望むと発言したが、大幅な増税と歳出削減が重なる「財政の崖」の回避に向けた政府と議会との合意成立を助けるため、1月半ばまでとどまる見通し。

後任候補:ジェイコブ・ルー大統領首席補佐官

同氏は元シティグループ幹部で、クリントン政権とオバマ政権で行政管理予算局(OMB)局長を務めた。昨年には連邦債務上限引き上げをめぐって難航した協議の合意に尽力し、危機回避に貢献した。

後任候補:アースキン・ボウルズ

クリントン元大統領の首席補佐官。オバマ大統領が2010年に設置した財政赤字削減に向けた超党派委員会で共和党のアラン・シンプソン元上院議員とともに計画を取りまとめた。1ドルの歳入増につき3ドルの歳出削減を求める両氏の計画は、債務削減の目安として今でも引き合いに出されている。

ボウルズ氏は投資会社カルーセル・キャピタルの共同創業者。

後任候補:シェリル・サンドバーグ

米フェイスブックの最高執行責任者(COO)。クリントン政権時には財務省に務めていたほか、グーグルのオンラインセールス・オペレーション部門のバイスプレジデントを務めた経験を持つ。

<国防長官:レオン・パネッタ>

オバマ政権では、まず中央情報局(CIA)長官を、その後国防長官を務めた。退任後はカリフォルニア州の自宅に戻ることを望んでいるが、来年1月に始まる国防費の自動削減問題とアフガニスタンからの米軍撤退計画にまず対応したいとしており、政権2期目以降も数カ月ポストに留まる可能性がある。

後任候補:チャック・ヘーゲル元上院議員(共和党)

現在はジョージタウン大学(ワシントンDC)教授で、企業数社の取締役も務める。ベトナム戦争で勲章を授与された退役軍人で、2期務めた上院議員時代には上院外交委員会のメンバーだった。

後任候補:アシュトン・カーター国防副長官

元ハーバード大学教授。国防総省で国防次官補(安全保障政策担当)、国防次官(調達・技術・兵站担当)を歴任。

後任候補:ミシェル・フロノイ元国防次官

ワシントンDCにあるシンクタンク、新アメリカ安全保障センター(CNAS)の共同創設者。第1期オバマ政権の政権移行チームの中心メンバーで、2009─12年に国防次官(政策担当)を務めた。

後任候補:ジョン・ケリー上院議員(上記参照)

後任候補:ジャック・リード上院議員(民主党)

3期目を務めるロードアイランド州選出の上院議員で上院軍事員会のメンバー。陸軍特殊部隊出身。

<司法長官:エリック・ホルダー>

2013年まで留任する可能性があるが、考えを明らかにしていない。クリントン政権で司法副長官を務め、2009年にオバマ大統領から司法長官に指名された。長官は米・メキシコ国境での銃密売摘発作戦が失敗したことで、共和党から激しく非難された。

1人が司法長官を4年以上務めることはまれ。

後任候補:ジェー・ジョンソン国防総省法律顧問

元検事で、国家安全保障の主要人物。12月31日付で国防総省法律顧問を退くと表明している。

後任候補:ジャネット・ナポリターノ国土安全保障長官

2009年に起きたアルカイダ関連組織による航空機爆破未遂事件について「システムは稼働した」と発言し、批判を浴びた。元アリゾナ州知事。それ以前には同州の司法長官を務めた。

その他の後任候補:デバル・パトリック・マサチューセッツ州知事、ニューヨーク州南部地区のプリート・バララ連邦検事、パトリック・フィッツジェラルド元イリノイ州北部地区連邦検事

<商務長官:レベッカ・ブランク副長官が代行>

ジョン・ブライソン長官が就任から1年足らずで健康問題を理由に辞任したため、6月から長官職を代行。ブランク氏はエコノミストで、ゲーリー・ロック元商務長官が駐中国大使に就任した後の2011─12年にも長官を代行した。

後任候補:スティーブ・ケースAOLAOL.N共同創業者

オバマ大統領の諮問機関「雇用・競争力会議」のメンバー。投資会社レボリューションの責任者。

後任候補:ダニエル・ドクトロフ氏。ブルームバーグ最高経営責任者(CEO)。元ニューヨーク副市長。

後任候補:ロナルド・カーク米通商代表部(USTR)代表

USTR代表を4年務めた後は故郷のダラスに戻りたいと表明しているが、大統領から商務長官職の提示があれば政府にとどまる可能性がある。

後任候補:ジェフリー・ザイエンツOMB局長代理

元経営コンサルタント。オバマ大統領が商務省と米通商代表部の再編統合を目指す場合に一翼を担う可能性がある。

<国土安全保障長官:ジャネット・ナポリターノ>

ホルダー司法長官が退任した場合の後任候補とされる一人(上記参照)だが、ナポリターノ氏は退任の意向を表明していない。

<大統領首席補佐官:ジェイコブ・ルー>

ガイトナー米財務長官の有力な後任候補として名前が挙がっている。

後任候補:バレリー・ジャレット

オバマ大統領の友人で大統領上級顧問。両氏が知り合ったのは、ジャレット氏が1991年、シカゴ市長のスタッフとして、当時大統領のフィアンセだったミシェル・ロビンソン氏を採用したことがきっかけ。

後任候補:ロン・クライン

バイデン副大統領とゴア元副大統領の首席補佐官を務めた。2011年に政権を離れ、米AOLのスティーブ・ケース元会長とともに仕事。

後任候補:トム・ダシュル

サウスダコタ州選出の元上院議員で、2001─03年の上院院内総務。ヘルスケア政策の専門家で、オバマ大統領がイリノイ州選出の上院議員だった当事、メンター的存在だった。09年にはオバマ大統領の保健福祉長官に使命されたが、過去の納税漏れが発覚したことから辞退した。

<行政管理予算局長官:ジェフリー・ジエンツ副局長が代行>

2009年に行政管理予算局副局長に就任した。1月から局長代理。

後任候補:ダグラス・エルメンドルフ議会予算局局長

エコノミスト。2009年から現職。米連邦準備理事会(FRB)のほか、大統領経済諮問委員会(CEA)、米財務省で職務経験がある。

後任候補:ジーン・スパーリング

現在の国家経済会議(NEC)委員長。クリントン元大統領の下でも同職を務めた。現職に就く前は、財務省のカウンセラーで、財政問題や雇用創出、その他の国内政策について、政策アドバイスを行っていた。

後任候補:ジェイソン・ファーマン

現在の国家経済会議(NEC)副委員長。クリントン政権では大統領経済諮問委員会(CEA)および国家経済会議のエコノミストだった。

<米通商代表部(USTR)代表・ロナルド・カーク>

辞任の意向を表明済み。商務長官など閣僚級ポストがオファーされる可能性もあるが、民間への転出や出身地テキサス州の公職に関心とも。

後任候補:マイケル・フロマン

オバマ大統領の国際経済担当首席顧問。大統領とはハーバードロースクールの同級生。カーク代表の後任として早くから名が挙がっていた。

後任候補:デメトリオス・マランティス

アジア・アフリカ担当の米通商代表部(USTR)次席代表。ボーカス上院財政委員長の国際貿易担当の首席カウンセラーを務めた経験も。

後任候補:マイケル・パンク

米国の世界貿易機関(WTO)大使。1991年から1992年までボーカス氏の国際貿易担当カウンセラーを務めた。その後、国際経済担当のディレクターとして、クリントン政権でホワイトハウス入りした。

後任候補:ラエル・ブレイナード

現職は、国際問題担当の米財務次官。中国との通商・為替交渉や、20カ国・地域(G20)との幅広い経済協議に、深く関与している。

<国連大使:スーザン・ライス>

(上記参照)

後任候補:アンソニー・ブリンケン

ジョー・バイデン副大統領の安全保障担当補佐官。上院外交委員会の民主党スタッフ・ディレクターを務めた。国連大使は閣僚ポストではないが注目される。

<中央情報局(CIA)長官:マイク・モレル副長官が代行>

ペトレイアス長官が11月に不倫問題で辞任して以来、代行を務めている。このまま長官に昇格する可能性も。CIAのキャリア職員として、局内から高い尊敬を集めている。ただ、リビアの米領事館襲撃事件を議員に説明した際に失態を犯したことが、マイナスになる可能性も。

後任候補:チャック・ヘーゲル元上院議員(共和党)

(上記参照)

後任候補:ホワイトハウスのテロ対策顧問、ジョン・ブレナン

20年以上CIAに奉職。アルカイダなど武装組織への対策で功績。

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