スペイン銀リベルバンクをジャンク等級に格下げ＝ムーディーズ

［マドリード　２５日　ロイター］　大手格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは、スペインの貯蓄銀行、リベルバンクの格付けを「Ｂａ２」から投機的（ジャンク）等級の「Ｂａ３」に引き下げた。スペインの銀行に対する広範な格付け見直しの一環で、同行の資金調達が一層困難となる可能性がある。

先月発表されたスペインの銀行システムへの健全性審査の結果、リベルバンクが１２億ユーロ（１５億６０００万ドル）の追加資本を必要としていることが分かっていた。

ムーディーズは２４日遅くに発表した声明で、格下げは「リベルバンクには資本増強を実施し再編プロセスを経る必要があり、資本増強には公的支援が必要になる可能性が高まったことを反映している」と説明した。

リベルバンクは、貯蓄銀行のイベルカハ、カハとの統合を予定していたが、先月実施された健全性審査の後、イベルカハは統合に参加しない意向を表明している。