[ベルリン 20日 ロイター] ドイツのメルケル首相は20日、ユーロの対ドル相場について、1.30─1.40ドルという水準は歴史的にみてノーマルと指摘した。さらに、政府は自国通貨の為替相場に積極的に影響を与えるような措置を講じるべきでない、との考えも示した。
メルケル首相は、政府経済諮問委員会の設立50周年記念イベントで「為替相場めぐる積極的な政策を支持しない」と述べた。加えて、9月の20カ国・地域(G20)首脳会議では、自由で市場が決定する為替相場という方針をG20各国が堅持しているかどうか確認する方針を示した。
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