[1日 ロイター] - 米携帯電話第3位のTモバイルUSTMUS.Oが1日公表した第1・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。月ごとの後払いプラン(ポストペイド)契約者数が増えた。
株価は引け後の時間外取引で2%上昇した。
売上高は104億6000万ドルと、96億1000万ドルから増え、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想平均の103億5000万ドルを上回った。
純利益は6億7100万ドル(1株当たり0.78ドル)で、前年同期の6億9800万ドル(同0.80ドル)から減少した。アナリスト予想は同0.71ドル。
第1・四半期の携帯電話契約者は61万7000人の純増。純増数は前年同期の79万8000人を下回った。
Tモバイルは純増数が前年同期を下回ったことについて、サムスン電子005930.KSのスマートフォン「ギャラクシーS9」の発表が第1・四半期の後半だったことが一因だと説明した。
一方で、アップルAAPL.Oの腕時計型端末「アップルウオッチ」などの接続機器がポストペイド契約者の純増を後押ししたと指摘。Tモバイル幹部は決算発表の会見でアップルウオッチは「サプライズヒットだった」と語った。
ドイツテレコムDTEGn.DE傘下のTモバイルとソフトバンクグループ9984.T子会社の米携帯電話4位スプリントS.Nは先月29日、合併で合意したと発表。
新会社の最高経営責任者(CEO)に就く予定のTモバイルのレジャーCEOは決算発表後の会見で、米証券取引委員会(SEC)と会合を持ったことを明らかにし、「非常にうまくいった」と語った。また、合併を巡る当局の審査手続きを尊重するとも述べた。
*内容を追加しました。
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