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東京株式市場は急反発、欧州緩和観測で幅広い買い
2015年10月23日 / 06:32 / 2年後

東京株式市場は急反発、欧州緩和観測で幅広い買い

[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は急反発。一時479円高となり、取引時間中には8月31日以来となる1万8900円台を回復する場面があった。

 10月23日、東京株式市場は急反発、欧州緩和観測で幅広い買いが入った。写真は東証の内部の様子、2012年6月に撮影(2015年 ロイター/Yuriko Nakao)

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が12月の追加緩和の可能性を示唆したことを受け、前日の欧米株が上昇。東京市場でも投資家心理が強気に傾き、金融株や不動産株などを中心に幅広く買われた。もっとも上昇幅の割には商いが盛り上がらず、市場では先行きに慎重な見方も出ている。

ドラギ総裁は22日のECB理事会後の会見で、新たな金融緩和手段を検討しており、12月の理事会で発表する可能性があると表明。インフレ押し上げに向け、中銀預金金利の追加引き下げにも言及した。欧米株が上昇したほか、為替が一時1ドル120円90銭台とドル高/円安に進んだことも支援材料となり、東京市場は序盤から買い優勢の展開となった。

来週末に日銀金融政策決定会合を控え、「海外勢を中心に緩和期待が高まっている」(国内証券)といい、不動産や証券、保険など金融緩和の恩恵を受けやすい銘柄が上昇した。一方、「麻生財務相の発言もあり、国内勢の追加緩和に対する見方は冷ややか。上げ幅に比べ商いが盛り上がっていないことも買いの乏しさを感じる」(松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)との声も出ていた。

麻生太郎財務相は23日の閣議後会見で、30日に開催予定の日銀金融政策決定会合での追加緩和の必要性について、2%の物価目標達成に金融政策だけでできることには限りがあると述べ、慎重な見方を示した。

個別銘柄では、カルビー(2229.T) が大幅続伸。2015年4─9月期の連結営業利益で最高益を確保したとの一部報道が材料視された。国内では穀物やドライフルーツを混ぜたシリアル「フルグラ」が引き続き好調で、米国や韓国など海外事業も伸び、4─9月期の連結営業利益は130億円前後と前年同期に比べ1割強増えたもようと伝わった。

半面、 第一実業(8059.T)が年初来安値を更新。22日、2016年3月期連結業績予想の下方修正を発表し、嫌気された。大手化学会社向けの蒸留設備や大手製紙会社向けの薬品回収用設備等の大口案件の納期が遅延したほか、PC関連機器やスマートフォンの需要減少によりエレクトロニクス業界向けの電子部品実装関連設備等の大口売上が減少したという。

東証1部騰落数は、値上がり1575銘柄に対し、値下がりが247銘柄、変わらずが80銘柄だった。

日経平均.N225

終値      18825.3 +389.43

寄り付き    18762.65

安値/高値   18746.61─18915.64

TOPIX.TOPX

終値       1547.84 +29.62

寄り付き     1545.32

安値/高値    1544.14─1553.69

東証出来高(万株) 212785

東証売買代金(億円) 25642.54

杉山容俊

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