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五輪取材ノート:記者は現場に行かなければならないか

コロナ禍で発達したものの1つはオンラインの活用だろう。会議や飲み会をオンラインでやることは今や普通になった。写真は記者席から見た東京五輪開会式。モニターも設置されている。7月23日、東京の国立競技場で撮影(2021年 ロイター/Nobuhiro Kubo)

[東京 24日 ロイター] - コロナ禍で発達したものの1つはオンラインの活用だろう。会議や飲み会をオンラインでやることは今や普通になった。

五輪の取材も感染防止のためもあり、記者会見がオンライン中継されるなど、昔とはかなり違ってきている。試合はテレビで見られるので、現場に行かなくても一応の記事は書くことができるようになった。このため記者が現場会場に行かない方が感染対策のために良いという意見もある。

ただ、現場に行かなければ分からないこともある。例えば大会組織委員会が説明するように、開会式会場に本当に観客は入っていないのか。視覚的には画面を通してある程度分かるが、閑散としたスタジアムの空気や音はその場にいないと感じることができない。

関係者は950人だけなのか、確かめるには現場を見て話を聞くしかない。会場周辺が人でごった返しているというのも、どれぐらい密なのかはその場に駆けつけて初めて分かることだ。

観客が会場に入れなくなった今大会。現場に入ることを許された記者が伝えなければならないことは何か、伝えることができるのは何か、ということが改めて問われている。

(伊賀大記)

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