[東京 1日 ロイター] - 東京都は1日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開き、この中で専門家は新規陽性者の増加率が3週連続で上昇しており、「感染が再拡大していると考えられる」との見解を示した。人流の増加がとまらず、感染力の強いデルタ株の影響を踏まえると、急激な感染拡大が危惧されるとした。
会議では最近の感染状況について、中年・若年層の比率が高まっていることが報告された。緊急事態宣言解除後10日間の主要繁華街の滞留人口が夜間で21.5%、昼間で5.1%増加したことから、専門家は、これ以上の人流増加を早期に食い止める必要があると指摘した。
会議には、6月30日に退院した小池百合子知事がリモートで参加し、感染拡大防止などを訴えた。
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