[東京 20日 ロイター] - <11:18> 国債先物が小反落、長期金利0.040%に上昇 国債先物は小反落で午前の取引を終えた。祝日の前日で積極的にポジションを傾けづらいほか、米連邦 公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする市場参加者が増えた。 現物債市場では、流動性供給(対象:残存5年超15.5年以下)を前にした持ち高調整がみられた。 入札はショートカバー需要で無難に通過するとみられている。 木原稔財務副大臣は19日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開幕した20カ国・地域(G20)財 務相・中央銀行総裁会議の初日の討議終了後に記者団の取材に応じ、「保護主義的な内向き政策は世界経済 全体の縮小につながり、どの国の利益にもならない」と会議の場で説明したことを明らかにした。積極的に 材料視されるまでには至らなかった。 長期国債先物中心限月6月限の前引けは、前営業日比4銭安の150円85銭。10年最長期国債利回 り(長期金利)は前営業日比0.5bp上昇の0.040%。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.035─マイナス0.080%付近を中心に取引 された。中心レートはやや上昇している。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。 日銀は7日物の米ドル資金供給オペをオファーした。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.16 -0.151 0 11:01 5年 -0.116 -0.108 0.002 10:24 10年 0.034 0.041 0.001 10:24 20年 0.532 0.54 0.004 11:01 30年 0.747 0.755 0 11:00 40年 0.889 0.898 0.001 11:00 <10:56> 流動性供給入札、ショートカバー需要で無難予想 入札が通告された流動性供給(対象:残存5年超15.5年以下)は無難な結果に収まるとみられてい る。 市場では「現物市場は売買が盛り上がりを欠いているが、長期ゾーンに限れば入札を控えた微調整がみ られており、(入札は)ショートカバー需要で波乱なく通過しそうだ。残存7年近辺から長期ゾーンを中心 に応札されるのではないか」(国内証券)との見方がある。前回3.80倍だった応札倍率が引き続き3倍 台後半の水準を維持できるかが注目されている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.159 -0.15 -0 10:38 5年 -0.116 -0.108 0.002 10:24 10年 0.034 0.041 0.001 10:24 20年 0.532 0.54 0.004 10:51 30年 0.749 0.757 0 10:51 40年 0.889 0.898 0.001 10:51 <08:54> 国債先物が小反落、狭いレンジでの取引を想定 国債先物中心限月6月限は、前営業日比1銭安の150円88銭と小反落して寄り付いた。祝日の前日 で積極的にポジションを傾けづらいほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする市 場参加者が多いとの指摘がある。「前日の米債市場が小動きだったことも影響して、きょうは狭いレンジで の取引になりそうだ」(国内証券)という。 3月ロイター短観(400社ベース)では、景況感を示すDIが製造業でプラス28と前月から1ポイ ント低下、高水準ながらも2カ月連続で悪化方向。非製造業は2ポイント上昇し、過去2番目の水準となっ た。ただ、市場への影響は限られている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.156 -0.149 0 8:48 5年 -0.117 -0.109 0.001 8:48 10年 0.033 0.041 0.001 8:45 20年 0.53 0.539 0.003 8:45 30年 0.747 0.756 0 8:48 40年 0.89 0.898 0.001 8:47 日本相互証券の日中画面 トレードウェブの日中画面 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (