[東京 2日 ロイター] - <11:15> 国債先物が小反落、長期金利0.040%に上昇 国債先物は小反落で午前の取引を終えた。序盤は日銀の現行緩和政策の長期化に対す る思惑から買いが先行した。中盤以降は前日の米債安や高値警戒感による戻り売りに押さ れた。 現物債市場では、広いゾーンで金利に上昇圧力がかかった。流動性供給(対象:残存 1年超5年以下)入札を控えた中期ゾーンに持ち高調整が入ったほか、長期ゾーンは先物 に連動する格好で弱含みとなった。入札は無難に通過するとの見方が多い。超長期ゾーン もポジション調整から軟化した。 日銀は午前10時25分オファー分の国債補完供給オペを見送った。 長期国債先物中心限月6月限の前引けは、前営業日比2銭安の150円86銭。10 年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比0.5bp上昇の0.040%。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.070─マイナス0.086% 付近を中心に取引された。資金調達意欲は限定的で中心レートは低下基調にある。 財務省が午後0時30分に発表する3カ月物国庫短期証券の入札結果で、最高落札利 回りはマイナス0.13%台前半になるとの見方がある。ユーロ円3カ月金利先物は小動 き。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.147 -0.137 0.001 11:00 5年 -0.119 -0.111 0.003 11:00 10年 0.034 0.041 0.002 10:59 20年 0.512 0.519 0.003 11:00 30年 0.716 0.725 0.001 11:00 40年 0.842 0.852 0.005 11:00 <10:45> 財務省が流動性供給入札を通告、T+1化後の初入札 財務省は午前10時半、流動性供給(対象:残存1年超5年以下)入札を通告した。 今回の発行予定額は前回から1000億円増額となり、発行日は7日になる。 入札は午前の取引で中期ゾーンに持ち高調整がみられていることから無難に通過する との見方が多い。 国債の決済期間短縮化(T+1化)スタート後、初の入札になる。市場では「前日に T+1化で実施された日銀国債買い入れオペを波乱なく通過していることから、T+1化 の入札への影響は限られるだろう。7日に中期を対象にしたオペが予定されているため、 需給が引き締まりやすい」(国内証券)との指摘がある。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.147 -0.138 0 10:29 5年 -0.117 -0.109 0.005 10:40 10年 0.034 0.041 0.002 10:33 20年 0.513 0.52 0.004 10:41 30年 0.717 0.725 0.001 10:32 40年 0.844 0.854 0.007 10:43 <08:56> 国債先物が続伸で寄り付く、日銀緩和政策長期化への思惑買い誘う 国債先物中心限月6月限は前営業日比1銭高の150円89銭と小幅続伸して取引が 始まった。前日の米債安や高値警戒感から売りが先行するとみられていたが、「想定以上 に強い。日銀による現行の緩和政策が長期化するとの思惑が引き続き買いを誘っている」 (国内証券)という。 ただ、流動性供給(対象:残存1年超5年以下)入札を控えているため、ポジション を調整する動きもあり、上値は重いとの指摘がある。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.147 -0.139 0 8:47 5年 -0.122 -0.114 0 8:48 10年 0.03 0.038 0 8:48 20年 0.504 0.514 0 8:48 30年 0.709 0.72 0 8:46 40年 0.834 0.845 0 8:48 日本相互証券の日中画面 トレードウェブの日中画面 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (