[東京 9日 ロイター] - <11:05> 前場の国債先物は反発、長期金利は-0.265%に低下 国債先物中心限月9月限は前日比15銭高の155円07銭と反発して、午前の取引を終えた。10年 最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp低下のマイナス0.265%。前週末の8月米雇用統計やパ ウエルFRB(米連邦準備理事会)議長発言は新たな材料とはならなかったものの、米国債反発の流れを引 き継ぎ、押し目買いの動きが強まった。 市場では「前週末は黒田総裁の発言で超長期債が売られたが、オペの回数を減らせば日銀のメッセージ を伝える機会が少なくなるほか、買い入れ金利に下限を設定すれば、新たな目標金利を設定したと受け止め られかねない。中期的なフラットニングの流れは止められないだろう」(国内証券)との声が出ている。 現物市場では超長期ゾーンを中心に金利が上昇。新発20年債利回りが前営業日比1.5bp低下の0 .085%。新発30年債は同変わらずの0.200%。新発40年債利回りが同変わらずの0.225% となっている。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.045─マイナス0.085%を中心に取引され た。「オファーがしっかり出ていてレートは低下気味」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物 は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.321 -0.311 -0.014 11:00 5年 -0.355 -0.347 -0.014 11:00 10年 -0.269 -0.262 -0.018 11:01 20年 0.082 0.092 -0.012 11:00 30年 0.191 0.199 -0.001 10:59 40年 0.216 0.228 0.005 11:01 <10:31> 財務省が流動性供給入札を通告、国債先物はしっかりで推移 財務省は午前10時半、流動性供給入札を通告した。対象は残存1年超5年未満。発行予定額は400 0億円程度。市場では「マイナス金利深掘りへの思惑もあり、中期ゾーンの需給に不安はない」(国内証券 )との声が出ている。 国債先物はしっかりで推移している。中心限月9月限は前日比13銭高の155円05銭で推移してい る。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp低下のマイナス0.265% TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.32 -0.31 -0.013 10:30 5年 -0.354 -0.345 -0.012 10:32 10年 -0.269 -0.261 -0.017 10:30 20年 0.084 0.093 -0.011 10:32 30年 0.193 0.2 0 10:32 40年 0.219 0.228 0.005 10:32 <08:50> 国債先物は反発で寄り付く、地合い弱く伸び悩み 国債先物中心限月9月限は、前営業日比6銭高の154円98銭と反発で寄り付いた。前週末の米債反 発の流れを引き継いで買いが先行した。ただ、調整地合いは続いており伸び悩み。 黒田東彦日銀総裁は6日付の日経新聞のインタビューで、20─30年などの超長期債利回りについて 「ちょっと下がり過ぎ」と指摘した。この発言について、市場では「政策の枠組みを見直すと示唆してい るわけではなく、改めてみると新味はない。『口先介入』だけで金利低下トレンドが変わるとは考えにくい 」(国内証券)との声が出ている。 TRADEWEB 5 OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.318 -0.308 -0.011 8:49 5年 -0.345 -0.337 -0.004 8:50 10年 -0.254 -0.246 -0.002 8:49 20年 0.097 0.108 0.004 8:49 30年 0.203 0.211 0.011 8:49 40年 0.227 0.235 0.012 8:49 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (