[東京 28日 ロイター] - <15:05> 国債先物は続落で引け、中期ゾーンの軟調続く 国債先物中心限月12月限は前営業日比19銭安の153円90銭と続落して取引を 終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.0bp上昇のマイナス0.140 %。日銀の追加緩和観測後退とあすの2年債入札を控えて、中期ゾーンを中心に軟調な展 開となった。 本日の中長期対象の日銀オペはオファー額が据え置きとなり、結果も強かったとの評 価が多いが、中期債ゾーンの金利は、新発2年債が前日比2.0bp上昇のマイナス0. 220%、新発5年債が同1.5bp上昇のマイナス0.255%となった。 「商いも薄く、大口のフローが入ると動きやすい相場だ。オペ結果を受けて後場寄り は買い戻しが入ったが、弱含みの米債先物を背景に再び売りが強まった。中期ゾーンは緩 和観測後退と入札を控えて特に弱い」(国内証券)という。 米中通商協議の進展に期待が高まる中、米10年国債金利が東京時間中に1.81% 台まで上昇。株高・円安も小幅ながら進んでおり、円債には逆風の環境だった。 中期債の主な買い手の1つである海外勢の買いが鈍ってきた可能性があることも、重 しとなっている。財務省公表の週次対内証券投資では「中長期債」という長期債を含んだ カテゴリーだが、海外投資家の買い越しペースは、10月第2・3週と、それまでの平均 4000億円から、1000億円台にダウンしている。 一方、超長期ゾーンは底堅い動き。新発20年債は同0.5bp上昇の0.250% 。新発30年債は同0.5bp上昇の0.395%となったが、一時は同変わらずの水準 を付けた。新発40年債は取引が成立しなかった。市場では「日銀の緩和観測後退で、ス ティープ化策への懸念も後退している。中期債を売って超長期債を買うトレードが出てい るのではないか」(別の国内証券)との見方が聞かれた。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.016%と、 前営業日(マイナス0.014%)をやや下回る見通し。「前週末に比べると、レートは やや低下したが、調達意欲は依然として強い」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月 金利先物は弱含み。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.224 -0.213 0.019 15:05 5年 -0.256 -0.249 0.015 15:02 10年 -0.141 -0.131 0.014 15:04 20年 0.244 0.254 0.008 15:05 30年 0.388 0.399 0.008 15:02 40年 0.419 0.428 0.012 15:03 <12:52> 日銀オペ結果は強い、国債先物は軟調継続 中期・長期債対象の日銀の国債買い入れオペの結果について、「強かった」(国内証 券)との声が出ている。「オペ結果が強く、後場寄り後、先物に買い戻しが入ったが、米 債先物が弱く再び重くなっている」(同)という。 国債先物は軟調継続。先物中心限月12月限は前営業日比21銭安の153円88銭 近辺で推移している。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.225 -0.213 0.019 12:49 5年 -0.254 -0.247 0.017 12:54 10年 -0.137 -0.127 0.018 12:53 20年 0.248 0.259 0.013 12:52 30年 0.393 0.404 0.013 12:53 40年 0.424 0.434 0.018 12:53 <11:13> 前場の国債先物は続落、長期金利は-0.135%に上昇 国債先物中心限月12月限は前営業日比19銭安の153円90銭と続落して午前 の取引を終えた。日銀の追加緩和観測の後退を背景に中期ゾーンが弱含んだことにつれて 、先物も売り圧力が強まった。10年最長期国債利回り(長期金利)は前日比1.5bp 上昇のマイナス0.135%。 現物市場では、新発5年債は前営業日比2.0bp上昇のマイナス0.250%。 新発2年債は同1.5bp上昇のマイナス0.225%。超長期ゾーンも弱含み。新発4 0年債は出合いなし。 市場では「日米の金融政策決定会合を控えて、調整地合いが強まっている」(国内 証券)との声も聞かれた。 日銀は午前に、中長期債・物価連動債買入を通告。買入予定額はいずれも据え置か れた。市場では「オペ結果が強めの内容だったとしても、翌29日に2年債入札が控えて いることから、中期ゾーンは売り圧力が強まる可能性がある」(別の国内証券)との声が 聞かれた。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.010─マイナス0.020 %を中心に取引された。「金融機関による資金調達の動きが徐々に落ち着きだしてきた」 (国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は弱含み。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.228 -0.216 0.016 11:01 5年 -0.256 -0.249 0.015 10:53 10年 -0.141 -0.131 0.014 11:01 20年 0.248 0.258 0.012 11:01 30年 0.393 0.403 0.012 10:59 40年 0.423 0.434 0.018 10:58 <10:11> 日銀が中長期債・物価連動債買入を通告、金額は据え置き 日銀は午前10時10分の金融調節で、国債買い入れを通告した。対象は「残存1年 超3年以下」(買入予定額は4200億円)、「同3年超5年以下」(同3400億円) 、「同5年超10年以下」(同3500億円)、物価連動債(250億円)と金額は前回 からいずれも据え置かれた。 国債先物は軟調に推移。中心限月12月限は前営業日比17銭安の153円92銭で 推移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.0bp上昇のマイナス0. 140%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.228 -0.217 0.015 9:57 5年 -0.256 -0.249 0.015 10:01 10年 -0.14 -0.131 0.014 10:06 20年 0.248 0.257 0.011 10:10 30年 0.39 0.402 0.011 10:10 40年 0.42 0.432 0.016 10:11 <09:00> 国債先物は続落で寄り付く、前週末の米債安が重し 国債先物中心限月12月限は前営業日比16銭安の153円93銭と続落で寄り付い た。前週末の米債安の流れを引き継ぎ、売りが先行で始まった。10年最長期国債利回り (長期金利)は前営業日1.0bp上昇のマイナス0.140%。 中国商務省は26日、劉鶴副首相が25日夜に米国の通商協定についてライトハイザ ー通商代表部(USTR)代表およびムニューシン財務長官と電話協議を行い、両国がい くつかの部分について実務的な調整が完了したと発表した。 市場では「米中通商協議を巡っては依然不透明感が強く、楽観視はできない状況。今 週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を見極めるまでは、大き く動きづらいだろう」(国内証券)との声が聞かれた。 TRADEWEB OFFER BID 前日 時間 比 2年 -0.233 -0.222 0.01 8:54 5年 -0.261 -0.254 0.01 8:57 10年 -0.145 -0.134 0.011 9:01 20年 0.247 0.258 0.012 8:58 30年 0.392 0.403 0.012 9:00 40年 0.422 0.434 0.018 9:00 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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