[東京 8日 ロイター] - <15:07> 国債先物は続伸で引け、長期金利0.075% 30年債入札は無難通過 国債(JGB)先物中心限月6月限は前営業日比8銭高の151円62銭と続伸して 取引を終えた。現物市場の新発10年債利回り(長期金利)は同横ばいの0.075%。 国債先物は前日の夜間取引で横ばい圏、また海外市場の米独国債価格も小動きで方向 感の出にくい環境だったが、きょうのJGB先物相場は、朝から強含みもみあいの展開と なった。財務省がこの日実施した30年利付国債入札は無難な結果となり、先物は午後の 取引で上げ幅をやや拡大した。 現物市場では、超長期ゾーンの国債利回りが低下した。新発2年債は前営業日比横ば いのマイナス0.125%だった一方、ロングエンドは新発20年債が同1.5bp低下 の0.440%。30年カレント債(70回債)は同1.0bp低下の0.680%、新 発40年債は同0.5bp低下の0.720%。新発5年債は出合いがみられなかった。 りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジストは、「米国では きょうから国債入札が続くほか、今週は5月CPI(消費者物価指数)の発表、また来週 にFOMC(米連邦市場公開委員会)と重要イベントが多く予定されており、JGB市場 もなかなか積極的には動きづらい状況だ」と指摘する。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.029─マイ ナス0.030%と、前営業日(マイナス0.032%)から小幅に上昇する見通し。「 積み期後半に入って一部の大手行の資金調達ニーズが強まっている」(国内金融機関)と いう。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.118 0.005 14:59 5年 -0.105 -0.1 0 15:02 10年 0.07 0.074 -0.005 14:59 20年 0.439 0.445 -0.01 15:02 30年 0.676 0.682 -0.008 15:06 40年 0.714 0.721 -0.009 15:04 <12:55> 30年債入札結果は無難、新発30年債は0.690%に水準戻る 財務省が午後0時35分に発表した30年利付国債の入札結果は、最低落札価格が1 00円05銭(最高落札利回り0.697%)となった。平均落札価格は100円15銭 (平均落札利回り0.693%)で、落札価格の平均と最低の開き(テール)は10銭と 、前回(11銭)から縮小した。応札倍率は3.39倍で前回(3.12)から上昇した 。 市場では「事前予想対比でみると無難な結果。節目水準である0.7%手前では一定 の需要が集まったことが確認された」(国内証券)との声が聞かれた。入札結果を受けて 、新発30年債利回りは0.690%と前日と横ばいの水準に戻った。 国債先物は小幅高で推移。中心限月6月限は前営業日比4銭高の151円58銭近辺 で推移している。市場では「米雇用統計以降に米金利のボラティリティーが低下しており 、円債も膠着感が強くなっている」(SMBC日興証券の金融経済調査部、奥村任ストラ テジスト)との見方が聞かれる。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.126 -0.118 0.005 12:30 5年 -0.104 -0.1 0 12:44 10年 0.075 0.079 0 12:44 20年 0.446 0.453 -0.002 12:46 30年 0.685 0.69 0 12:52 40年 0.725 0.735 0.005 12:52 <11:36> 日銀の短国買入結果は弱い、3カ月物中心に在庫処分の動き 日銀が発表した国庫短期証券(TB)の買い入れ結果は、案分利回り格差が0.00 7%。平均落札利回り格差が0.007%となった。応札額は3兆7545億円、落札額 は1兆5000億円。応札倍率は2.50倍と前回(4.60倍)から低下した。 市場では「金融機関の資金調達意欲の動きが強まっており、きのう午後からレポレー トが上昇している。オファー額が1兆5000億円と市場予想よりも大きくなったものの 、案分利回りを踏まえると弱い結果。3カ月物中心に売却する動きが出たようだ」(国内 金融機関)との声が聞かれた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.118 0.005 9:37 5年 -0.104 -0.1 0 9:23 10年 0.075 0.078 -0.001 10:59 20年 0.449 0.455 0 10:24 30年 0.69 0.695 0.005 11:01 40年 0.729 0.736 0.006 11:00 <11:10> 前場の国債先物は続伸、新発10年債は取引未成立 国債先物中心限月6月限は前営業日比2銭高の151円56銭と続伸して午前の取引 を終えた。海外材料が乏しい中、前日終値付近でのもみあいとなった。新発10年債の出 会いはみられなかった。 円債市場のこう着感について、「相場は動かないと市場参加者が思ってしまっている ことで、実際に動かなくなるという自己実現的な面がある。米金利がこの先動いたときに 、円債がどの程度の感応度を見せるのか注目される」と、みずほ証券のチーフ債券ストラ テジスト、丹治倫敦氏は話している。 現物市場で新発債利回りは横ばいから上昇。2年債は前日比変わらずのマイナス0. 125%、20年債は同変わらずの0.455%、40年債は同1.0bp上昇の0.7 35%。5年債は出会いがみられなかった。 本日入札のある30年債はカレント債が同0.5bp上昇の0.695%となった。 市場では「金利カーブ上、割安感があるので入札はテールが流れることはないだろう」( 国内証券)との予想が聞かれた。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.050─マイナス0.015% を中心に取引された。「地銀の調達意欲が強まってきた」(国内金融機関)という。ユー ロ円3カ月金利先物は閑散。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.118 0.005 9:37 5年 -0.104 -0.1 0 9:23 10年 0.075 0.078 -0.001 10:59 20年 0.449 0.455 0 10:24 30年 0.69 0.695 0.005 11:01 40年 0.729 0.736 0.006 11:00 <10:31> 財務省が30年債入札を通告、無難通過との見方 財務省は午前10時半、30年債入札を通告した。利率0.7%で、第70回債のリ オープン発行となった。発行予定額は9000億円。 足元の新発30年債は前日と横ばいの0.690%。入札前取引(WI)は前日時点 で0.690%だった。 市場では「節目である0.70%近くまで水準調整が進んだことが入札のサポート要 因だ」(国内証券)との声や「カーブ上で割安感があることから無難に消化する」(別の 国内証券)との見方が出ている。 国債先物は小幅高で推移。中心限月6月限は前営業日比3銭高の151円57銭近辺 で推移している。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.118 0.005 9:37 5年 -0.104 -0.1 0 9:23 10年 0.075 0.078 -0.001 10:25 20年 0.449 0.455 0 10:24 30年 0.689 0.694 0.004 9:54 40年 0.728 0.735 0.005 10:30 <08:46> 国債先物は小幅続伸で寄り付く、海外材料乏しく小動き 国債先物中心限月6月限は前営業日1銭高の151円55銭と続伸して寄り付いた。 7日の米金利はほぼ横ばいで、海外の材料に乏しい中、前日終値付近でのもみあいスター トとなっている。 本日の30年債入札について、市場では「相対的な割安感があり、無難に通過しそう だ。結果が低調であっても押し目買いが予想されるため、相場が崩れる要因にはならない 」(国内証券)との見方が聞かれた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.131 -0.122 0.001 8:43 5年 -0.104 -0.1 0 8:46 10年 0.074 0.079 0 8:46 20年 0.45 0.457 0.002 8:45 30年 0.685 0.693 0.003 8:46 40年 0.722 0.732 0.002 8:46 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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