[東京 11日 ロイター] - <11:10> 前場の国債先物は大幅続伸、長期金利は5カ月ぶり低水準の0.025% 国債先物の中心限月9月限は前営業日比27銭高の151円97銭と大幅続伸して午 前の取引を終えた。現物市場の新発10年国債利回り(長期金利)は同2.0bp低下の 0.025%で、1月15日以来約5カ月ぶりの低水準。 国債先物は夜間取引で大幅高し、また海外市場でも米国債価格が総じて上昇(金利は 低下)したことが追い風となり、きょうの円債相場は寄り付きから買い優勢の展開となっ た。 野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジストは、けさの金利低下の背景には2つの の要因があると指摘。前日の米国市場で長期金利が低下したグローバルな債券高地合いの 継続に加えて、現物市場の商いが細る中で海外投機勢の買いによる先物価格上昇に連動し やすい状況があるという。 現物市場では、その他の新発国債利回りもおおむね低下。2年債は前営業日比横ばい のマイナス0.130%、5年債が同1.0bp低下のマイナス0.125%、ロングエ ンドは20年債が同2.0bp低下の0.400%、30年債も同2.0bp低下の0. 640%。40年債はまだ出合いがみられていない。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.035─マイナス0.001% を中心に取引された。「週末要因が加わり、地銀や大手銀行の資金調達ニーズが強くなっ ている」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.131 -0.123 0 10:27 5年 -0.128 -0.124 -0.009 11:01 10年 0.02 0.024 -0.025 11:00 20年 0.398 0.405 -0.018 11:01 30年 0.639 0.644 -0.015 11:00 40年 0.69 0.702 -0.006 11:01 <08:50> 国債先物は続伸で寄り付く、9月限に事実上の限月交代 国債先物9月限の出来高が6月限を上回っており、事実上の限月交代となった。午前 8時50分時点で、6月限は前営業日比11銭高の152円00銭、9月限は同13銭高 の151円83銭で推移している。 国債先物は夜間取引で大幅高となり、また海外市場でも米国債価格が総じて上昇(金 利は低下)したことも追い風となり、買い先行でスタートしている。 現物市場の新発10年債利回り(長期金利)はこの時間はまだ出合いがないが、前日 の取引では1月29日以来の水準となる0.045%に低下した。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.132 -0.123 0 8:46 5年 -0.124 -0.116 -0.001 8:51 10年 0.035 0.039 -0.01 8:50 20年 0.411 0.418 -0.005 8:50 30年 0.651 0.66 0.001 8:51 40年 0.692 0.704 -0.004 8:50 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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