[東京 23日 ロイター] - <15:15> 国債先物は反発で引け、長期金利は横ばいの0.050% 国債先物中心限月9月限は前営業日比3銭高の151円68銭となり、反発して引けた。前日の米金利 の小幅な低下を反映して朝方は買いが先行したものの、その後は小動きとなった。10年最長期国債利回り (長期金利)は前日から横ばいの0.050%。 SMBC日興証券・金融経済調査部の奥村任ストラテジストは、前々週(6月7ー11日)は海外勢に よる先物買いが相当膨らんでおり、前週もその流れで買いが続いていたのではないかと指摘。その上で「さ らに買いを膨らませるというよりは、反対のポジションを閉じるような動きが出てきやすいタイミングとみ られ、先物の上値は重い」との見方を示した。 短中長期債対象の日銀国債買い入れオペ結果については、残存1年超3年以下はやや弱め、残存5年超 10年以下については無難と受け止められた。相場への影響は限定的だった。 現物市場では、超長期ゾーンの金利が低下。「金利先高感が見通しづらい状況の中、追加的な買いが入 ったとみられる」(国内証券)との声が聞かれた。 新発20年債は前日比0.5bp低下の0.425%。新発30年債は同0.5bp低下の0.665 %。新発40年債は同1.0bp低下の0.730%。 新発2年債が前日と変わらずのマイナス0.115%。新発5年債は同横ばいのマイナス0.100% 。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.028と、前営業日(マイナス 0.029%)をやや上回る見通し。「引き続き地銀を中心に資金調達の動きがみられ、レートはほぼ横ば いで推移した」(国内金融機関)。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。 <12:47> 日銀オペ結果、1─3年はやや弱い・5─10年は無難 日銀がきょう実施した短中長期債対象の国債買い入れオペについて、市場では「1─3年はやや弱かっ たが、前日の5年債入札がやや不調だった影響とはみていない。5─10年は無難で、相場への影響は限定 的」(国内証券)との声が聞かれた。 <11:10> 前場の国債先物は小反発、長期金利横ばい 米債市場に落ち着き戻る 国債先物中心限月9月限は前営業日比2銭高の151円67銭と小反発して午前の取引を終えた。現物 市場の新発10年国債利回り(長期金利)は同横ばいの0.050%。 前日は、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が下院特別小委員会での証言でややハト派的な姿 勢をあらためて示したことから、米国債相場が上昇(利回りは低下)、夜間取引の円債先物も連れ高して取 引を終了した。 きょうの円債市場は、こうした海外時間の堅調地合いを引き継ぎ、買い先行でスタート。買い一巡後は やや強含んでもみあう相場展開となった。 また日銀は午前10時10分に短・中長期ゾーン対象の国債買い入れオペを通告。前日実施された5年 債入札が弱い結果となったこともあり、無難通過すれば相場のサポート要因と期待される。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「FRB議長やニュー ヨーク連銀総裁の発言を聞いて、米国債市場もようやく週末以降の混乱から落ち着いてきた」として、円債 市場の関心は明日の20年利付国債入札に移ったと指摘。 その上で、「今のところ入札前の調整の動きは出ていないようだが、超長期ゾーンはこの後、明日の入 札を意識して上値が重くなる可能性がある」との見方を示した。 現物市場で新発債利回りは横ばいから低下。2年債は前営業日比横ばいのマイナス0.115%、5年 債も同変わらずのマイナス0.100%。ロングエンドは、20年債が同0.5bp低下の0.425%、 30年債も同0.5bp低下の0.665%、40年債は同1.0bp低下の0.730%をつけている。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.05─マイナス0.01%を中心に取引された。 「大手行、地銀ともに調達ニーズは引き続き底堅い。加重平均レートは若干切り上がりそうだ」(国内金融 機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.115 -0.109 0.005 11:01 5年 -0.1 -0.095 0 11:01 10年 0.05 0.054 0.001 10:17 20年 0.424 0.43 0 11:01 30年 0.66 0.665 -0.005 10:51 40年 0.725 0.734 -0.006 11:01 <10:11> 日銀が短中長期対象の国債買入オペ通告、国債先物は小じっかり 日銀は午前10時10分の金融調節で、国債の買い入れを通告した。対象は「残存期間1年以下」(買 入予定額1500億円)、「同1年超3年以下」(同4750億円)、「同5年超10年以下」(同450 0億円)。 国債先物は米長期金利低下の流れを引き継ぎ小じっかりの展開が続いている。中心限月9月限は前営業 日比3銭高の151円68銭付近で推移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0 .050%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.115 -0.109 0.005 10:04 5年 -0.099 -0.095 0 9:54 10年 0.045 0.049 -0.004 8:53 20年 0.424 0.429 -0.001 10:00 30年 0.659 0.665 -0.005 10:10 40年 0.724 0.73 -0.01 9:54 <08:45> 国債先物は反発で寄り付く、海外時間の債券高地合いが継続 国債先物中心限月9月限は前営業日比7銭高の151円72銭と反発して寄り付いた。前日は米連邦準 備理事会(FRB)のパウエル議長が下院特別小委員会で証言を行い、「インフレ懸念のみに基づいた性急 な利上げは実施しない」などとややハト派的な姿勢をあらためて示した。これを受けて米国市 場では国債相場が上昇(利回りは低下)、夜間取引の円債先物もそれに連れ高して引けている。きょうの国 債先物は、こうした海外取引時間の堅調地合いを引き継ぎ、買い先行でスタートしている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.12 -0.111 0.003 8:45 5年 -0.101 -0.096 -0.001 8:45 10年 0.044 0.049 -0.004 8:45 20年 0.42 0.429 -0.001 8:45 30年 0.66 0.669 -0.001 8:45 40年 0.729 0.739 -0.001 8:45 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」