[東京 29日 ロイター] - <15:09> 国債先物は反発で引け、長期金利0.055% 入札こなしてオペ紙待 ち 国債先物中心限月9月限は前営業日比4銭高の151円69銭となり、小反発して引 けた。新発10年国債利回り(長期金利)は同横ばいの0.055%。 きょうの円債市場は、前日の海外市場で債券が反発した流れを引き継ぎ、寄り付きか ら終日、買い優勢の展開となった。また財務省が本日実施した2年債入札は「予想通り、 良好な結果」(国内証券)だったが、相場の反応は限られた。 日銀はこのあと午後5時に7月分の「長期国債買入れの月間予定」(通称「オペ紙」 )を発表する。市場では、全年限の買入額と回数が据え置かれると予想する向きが多い。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「序 盤は海外時間の堅調地合いを引き継ぎ、またその後2年債入札も予想通りの好結果となり 、きょうの相場は1日を通じて底堅く推移した。ただ夕方のオペ紙を一応確認したい様子 見ムードもあり、それが動意の乏しさにつながった」との見方を示した。 現物市場でカレント債利回りは小動き。2年債(425回債)は前日比横ばいのマイ ナス0.115%、5年債も同変わらずのマイナス0.100%。ロングエンドは20年 債が同0.5bp上昇の0.435%、30年債は同横ばいの0.685%、40年債は 同0.5bp上昇の0.760%だった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.029─マイ ナス0.030%と、前営業日(マイナス0.030%)から横ばいの見通し。「市場参 加者の顔ぶれも地合いも前日から変わらない」(国内金融機関)。ユーロ円3カ月金利先 物は強含み。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.12 -0.114 -0.005 15:02 5年 -0.104 -0.1 -0.005 15:02 10年 0.051 0.055 -0.003 15:03 20年 0.429 0.435 0.001 15:03 30年 0.68 0.685 0 15:02 40年 0.754 0.76 0.002 15:01 <12:47> 2年債入札結果は良好、相場は特段反応せず 財務省が午後0時35分に発表した2年利付国債の入札結果は、最低落札価格が10 0円24銭0厘(最高落札利回り:マイナス0.114%)となった。平均落札価格は1 00円24銭3厘(平均落札利回り:マイナス0.116%)で、落札価格の平均と最低 の開き(テール)は3厘と前回の2厘から若干拡大した。応札倍率は4.29倍で前回( 3.97倍)を上回った。 市場では「最低落札価格が市場予想を上回ったほか、応札倍率もまずまずの水準で、 良好な入札結果と言える。ただ事前予想通りの好結果ということで、市場は特段反応して いない」(国内証券)との声が聞かれた。 国債先物は引き続き強含み。中心限月9月限は前営業日比8銭高の151円73銭近 辺で推移している。 現物市場の新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.050%、 カレント2年債は同横ばいのマイナス0.115%で、いずれも前引け水準から変わらず 。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.12 -0.114 -0.005 12:35 5年 -0.104 -0.1 -0.005 8:53 10年 0.048 0.052 -0.006 12:45 20年 0.429 0.434 0 12:44 30年 0.679 0.684 -0.001 12:41 40年 0.748 0.756 -0.002 12:47 <11:35> 日銀の短国買入結果は弱め、1年物を中心に売却との見方 日銀が発表した国庫短期証券(TB)の買い入れ結果は、案分利回り格差が0.00 4%。平均落札利回り格差が0.004%となった。応札額は4兆2489億円、落札額 は1兆2501億円。応札倍率は3.40倍と前回(3.96倍)から低下した。 市場では「弱めの結果。今回のオファー額が1兆2500億円と、市場予想(500 0億円)を大きく上回ったのは、一部の市場参加者が特定の在庫を抱えていたことに対応 したのではないか。前回オペに引き続き、1年物を中心に売却されたとみている」(国内 金融機関)との声が聞かれた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.119 -0.114 -0.005 10:56 5年 -0.104 -0.1 -0.005 8:53 10年 0.05 0.054 -0.004 10:40 20年 0.429 0.434 0 10:53 30年 0.679 0.684 -0.001 10:48 40年 0.748 0.756 -0.002 10:44 <11:09> 前場の国債先物は反発、長期金利は0.050%に低下 国債先物中心限月9月限は前営業日比7銭高の151円72銭と反発して午前の取引 を終えた。前日の米金利の低下を反映し、強含みで推移した。新発10年国債利回り(長 期金利)は前日比0.5bp低下の0.050%。 現物市場では超長期ゾーンの上値が重かった。市場では「30年債と40年債は相対 的な割安感や水準面から、国内勢の買いは入っている。ただ、購入量は以前と比べるとや や少なくなってきており、利回りがフラットニングするような動きは見受けられない」( 国内証券債券セールス担当)との声が聞かれた。 新発20年債は前日と同水準の0.430%。新発30年債は同0.5bp低下の0 .680%。新発5年債は同変わらずのマイナス0.100%。 カレントの2年債は前日から横ばいのマイナス0.115%。2年債入札については 、キャッシュつぶしニーズや海外勢の需要に支えられ、無難に消化するとの見方が優勢と なっている。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.05─マイナス0.01%を中 心に取引された。「地銀の調達ニーズが弱まってきており、加重平均レートは横ばい圏内 となりそうだ」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.119 -0.114 -0.005 10:56 5年 -0.104 -0.1 -0.005 8:53 10年 0.05 0.054 -0.004 10:40 20年 0.429 0.434 0 10:53 30年 0.679 0.684 -0.001 10:48 40年 0.748 0.756 -0.002 10:44 <10:31> 財務省が2年債入札通告、無難通過との見方 財務省は午前10時半、2年債入札を通告した。第426回債の新規発行。利率は0 .005%、発行予定額は3兆円。 入札前取引(WI)での前日引け値はマイナス0.115%と、2月の入札以来の高 水準となっている。市場では「都銀や海外勢の需要に支えられ、無難に通過するだろう」 (国内証券)との声が聞かれた。 国債先物は強含みで推移。中心限月9月限は前営業日比6銭高の151円71銭近辺 で推移している。新発10年国債利回り(長期金利)は前日比0.5bp低下の0.05 0%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.12 -0.114 -0.005 10:18 5年 -0.104 -0.1 -0.005 8:53 10年 0.05 0.054 -0.004 10:20 20年 0.426 0.433 -0.001 10:29 30年 0.676 0.683 -0.002 10:31 40年 0.75 0.757 -0.001 10:27 <09:02> 国債先物は反発で寄り付く、前日の米債高の流れを引き継ぐ 国債先物中心限月9月限は、前営業日比8銭高の151円73銭と反発して寄り付い た。前日の米金利の低下を反映し、買いが先行して始まった。 市場では「米債市場では月末の買いが入ったが、円債市場では補正予算に絡む国債増 発への懸念から30年債や40年債は徐々に甘くなってきているほか、7月1日に10年 債入札も控えており、積極的に上値を追う動きは乏しいのではないか」(国内証券)との 声が聞かれる。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.12 -0.114 -0.005 9:01 5年 -0.104 -0.1 -0.005 8:53 10年 0.05 0.054 -0.004 9:01 20年 0.421 0.428 -0.006 8:50 30年 0.673 0.682 -0.003 9:02 40年 0.744 0.754 -0.004 9:02 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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