[東京 2日 ロイター] - <15:08> 国債先物は続伸で引け、長期金利0.040%に低下 米雇用統計に注目 国債先物中心限月9月限は前営業日比8銭高の151円92銭と続伸して取引を終えた。新発10年国 債利回り(長期金利)は同1.0bp低下の0.040%。 きょうの円債市場は、前日の夜間取引で国債先物が上昇、また米長期国債相場も底堅く推移した好地合 いが継続し、寄り付きから買い優勢でスタート。ただ買い一巡後は、日本時間の今晩に予定される6月の米 雇用統計の発表を控えて投資家の様子見姿勢が強まり、次第に上値が重くなった。 市場では、「今晩の米雇用統計で労働市場の回復度合いを見極めたいというムードが強く、きょうの相 場は買い一巡後は強含んでもみあう展開となった」(国内証券ストラテジスト)との声が出ていた。 現物市場でその他の新発債利回りはおおむね低下。20年債は前営業日比1.0bp低下の0.415 %、30年債も同1.0bp低下の0.665%、40年債は同1.5bp低下の0.735%。一方ショ ートエンドは、5年債が同横ばいのマイナス0.115%、2年債については出合いがみられていない。 このうち、超長期ゾーンについては「税収の上振れに関する報道を受けて国債増発懸念が後退し、底堅 さを取り戻している」(国内証券アナリスト)との指摘が聞かれた。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.027%と、前営業日(マイナ ス0.030%)からやや上昇する見通し。「積み期後半に入ったこと、また週末3日積みとなることから 、資金の取り手の調達ニーズが強かった」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は横ばい。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.121 -0.114 0.001 15:02 5年 -0.119 -0.115 -0.005 14:33 10年 0.039 0.045 -0.006 15:02 20年 0.409 0.415 -0.01 15:02 30年 0.663 0.668 -0.007 15:02 40年 0.734 0.74 -0.013 15:02 <13:05> 中期・超長期債対象の日銀オペ結果はやや弱め、国債先物はこじっかり 中期・超長期債対象の日銀の国債買い入れオペの結果について、「いずれもやや弱めの結果となった」 (国内証券)との声が聞かれ、「3ー5年については次回の5年債入札までに日銀オペが2回しかない中で 、前回の入札時点から金利水準も低下しており、応札が集まったことに違和感はない」(同)との見方が聞 かれる。オペ結果を受けた相場への影響はみられない。 国債先物は後場に入ってもこじっかりで推移。先物中心限月9月限は前営業日比4銭高の151円88 銭近辺で推移している。新発10年国債利回り(長期金利)は前日比0.5bp低下の0.045%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.12 -0.114 0.001 12:35 5年 -0.119 -0.115 -0.005 12:57 10年 0.039 0.045 -0.006 12:52 20年 0.414 0.419 -0.006 12:59 30年 0.663 0.668 -0.007 13:01 40年 0.734 0.741 -0.012 13:03 <12:41> 3カ月物TB入札結果は無難、レートは実需水準を反映 財務省が午後0時半に発表した新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果は、最高落札利回りがマ イナス0.0962%、平均落札利回りがマイナス0.0998%となった。前回(最高マイナス0.09 62%、平均マイナス0.0982%)からほぼ横ばいとなった。応募額は15兆4797億円、募入決定 額は4兆8866億2000万円だった。 市場では「おおむね無難な結果」(国内金融機関)との声が出ている。今回は償還が9月末越えになる ほか、来週の国庫短期短期証券の発行も大幅に減額されるなど買われる要素もあったが「レートは実需水準 で収まった。水準レートが安定してきたようだ」(同)という。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.12 -0.114 0.001 12:35 5年 -0.117 -0.112 -0.002 12:32 10年 0.045 0.048 0.009 11:01 20年 0.414 0.42 -0.005 12:30 30年 0.664 0.669 -0.006 12:32 40年 0.738 0.745 -0.008 12:33 <11:10> 前場の国債先物は小幅続伸、米雇用統計控え伸び悩む 国債先物中心限月9月限は前営業日比1銭高の151円85銭と続伸して午前の取引を終えた。前日の 順調な10年債入札で需給的な安心感が広がる中、買いが先行したが、6月米雇用統計を控え伸び悩んだ。 10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.045%。 6月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が70万人増、失業率は5.7%に低下 すると予想され ている。市場では「米国が雇用改善の方向にあるのはすでに織り込まれている。数値が予想外に悪化した方 がマーケットの反応は大きくなりそうだ」(国内証券)との見方が出ている。 現物市場で新発債利回りは超長期ゾーンがやや低下。20年債は取引未成立だったものの、30年債は 前日比0.5bp低下の0.670%、40年債は同0.5bp低下の0.745%となった。一方、2年 債は取引未成立、5年債は同変わらずのマイナス0.115%。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.055─マイナス0.015%を中心に取引され た。「レンジは横ばいだが、週末前の3日積みであり、若干レートを上げての調達もみられた」(国内金融 機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.12 -0.114 0.001 10:31 5年 -0.118 -0.115 -0.005 11:00 10年 0.045 0.048 -0.003 11:01 20年 0.419 0.425 0 10:58 30年 0.669 0.674 -0.001 10:50 40年 0.744 0.75 -0.003 10:59 <10:11> 日銀が中期・超長期債対象の国債買入オペ通告、国債先物は強含み 日銀は午前10時10分の金融調節で、国債の買い入れを通告した。対象は「残存期間1年超3年以下 」(買入予定額4500億円)、「同3年超5年以下」(同4500億円)、「同10年超25年以下」( 同1500億円)。 日銀は6月29日、長期国債買入れの四半期予定(21年7-9月)で、1回当たりオファー額を1─ 3年は4500億円(従来は4750億円)に、10─25年は1500億円(従来2000億円)に、そ れぞれ減額することを発表していた。 国債先物は強含みで推移。中心限月9月限は前営業日比4銭高の151円88銭付近で推移している。 新発10年国債利回り(長期金利)は同1.0bp低下の0.040%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.12 -0.114 0.001 10:07 5年 -0.12 -0.117 -0.007 10:10 10年 0.035 0.039 0.005 9:29 20年 0.412 0.419 -0.006 10:07 30年 0.665 0.672 -0.003 10:10 40年 0.74 0.748 -0.005 10:09 <08:46> 国債先物は続伸で寄り付く、需給面で買い安心感 国債先物中心限月9月限は、前営業日比13銭高の151円97銭と続伸して寄り付いた。前日の10 年債入札が順調な結果となり、需給面で安心感が広がる中、買いが先行している。ただ、今晩に6月米雇用 統計の発表を控え、市場では「買い一巡後は様子見になりそうだ」(国内証券)との見方が多い。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.124 -0.115 0 8:45 5年 -0.13 -0.122 -0.012 8:45 10年 0.034 0.04 -0.011 8:45 20年 0.408 0.416 -0.009 8:45 30年 0.659 0.667 -0.008 8:45 40年 0.735 0.744 -0.009 8:45 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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