[東京 27日 ロイター] - <15:09> 国債先物は小反発で引け、買いの勢い続かず 国債先物中心限月6月限は、前営業日比4銭高の149円95銭と小反発して取引を 終えた。朝方の小幅安からプラス圏へ浮上したが、買いの勢いは次第に失速した。新発1 0年国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.225%と小動きにとどまった。 この日の国債先物は、寄り付き直後に同11銭安の149.80円までいったん下落 した後、じりじりと買い戻される展開。後場寄りにかけて149.99円と同8銭高まで 切り返したが、買い一巡後はもみあいとなった。 前日の米債市場でも、予想を上回る経済指標でいったん金利は上昇したものの、7年 債入札が好調だったことなどから買い戻しが進んだ。市場では「金利上昇方向より、低下 方向の手掛かりに大きく反応する場面が少なくない。参加者の間で景気減速への懸念が強 まっているためだろう」(外銀)との声が出ていた。 現物市場でも新発債利回りは幅広く低下。2年債は前日比0.5bp低下のマイナス 0.070%、5年債は同変わらずのゼロ%、20年債は同2.0bp低下の0.730 %、30年債は同1.5bp低下の0.985%、40年債は同2.0bp低下の1.0 65%となった。 総務省がけさ発表した5月東京都区部消費者物価指数(コアCPI)は前年同月比1 .9%上昇と、事前予想の2.0%上昇を小幅に下回った。市場では「全国コアCPIは 当面2%近辺で推移するとの見方に変化はない」(国内証券)として、反応は限られた。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の取引レンジはマイナス0.045%─0.0 08%付近。「レンジ上限に近い取引が少し増えてきたが、中心はマイナス0.020% 前後で変わらない」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.074 -0.069 -0.005 14:29 5年 -0.005 0 -0.004 14:28 10年 0.224 0.23 -0.005 15:05 20年 0.728 0.735 -0.019 15:05 30年 0.983 0.99 -0.018 15:05 40年 1.06 1.066 -0.025 15:04 <12:37> 3カ月物TB入札結果は弱め、国債先物は強含み継続 財務省が午後0時半に発表した新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果は、最 高落札利回りがマイナス0.0982%、平均落札利回りがマイナス0.1050%。前 回(最高マイナス0.1162%、平均マイナス0.1210%)から上昇した。応募額 は12兆3537億円、募入決定額は4兆7713億5000万円だった。 市場では「やや弱かった。発行日や償還日が海外の休みに当たることから、手控えら れた可能性がある」(国内金融機関)との声が聞かれた。 後場に入っても国債先物は強含みの展開。中心限月6月限は前営業日比8銭高の14 9円99銭付近で推移している。新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下 の0.225%で前引けから変わらず。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.074 -0.069 -0.005 12:37 5年 -0.004 0.002 -0.002 12:37 10年 0.224 0.229 -0.006 12:33 20年 0.731 0.738 -0.016 12:37 30年 0.994 1.003 -0.005 12:37 40年 1.076 1.088 -0.003 12:37 <11:10> 前場の国債先物は反発、売り一巡後に切り返す 国債先物中心限月6月限は前営業日比6銭高の149円97銭と反発して午前の取引 を終えた。前日後場の値崩れの印象が強く売りが先行したが、株が伸び悩むと切り返した 。新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.225%。 日銀の黒田東彦総裁は26日の衆院予算委員会で、金融緩和政策の正常化に関し「簡 単でないのは認める」と述べた上で「金融市場の安定を確保した出口戦略は、十分可能と 思う」と発言した。 為替など一部の市場では円買い材料視され、円債市場の前日後場の値崩れの要因とみ る声もあったが、発言は午後4時付近になってからであり、午後1時過ぎからの円債軟化 の要因としては時間が合わない。 発言内容としても「これまでの発言と大きな違いはない」(国内証券)との見方が多 い。「世界経済のスローダウンや中国のロックダウンは長期化しそうだ。日銀が金融引き 締めに動かないのは理解できる」と、パインブリッジ・インベストメンツの債券運用部長 、松川忠氏は指摘する。 前日後場の円債軟化は、高値警戒感や40年債入札に伴う業者のポジション調整によ る売りとの見方が多い。前日の印象が強く、円債先物は売りが先行したが、売りが一巡す るとプラス圏に浮上した。 現物市場で新発債利回りは横ばいから低下。2年債は前日比0.5bp低下のマイナ ス0.070%、5年債は同変わらずのゼロ%。20年債は同1.0bp低下の0.74 0%、30年債は同変わらずの1.000%、40年債は出合いがみられなかった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.060─マイナス0.007% を中心に取引された。「週末だが、調達意欲が弱い」(国内金融機関)という。ユーロ円 3カ月金利先物は閑散。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.074 -0.068 -0.004 11:00 5年 -0.005 0 -0.004 10:59 10年 0.224 0.229 -0.006 10:53 20年 0.731 0.739 -0.015 11:01 30年 0.995 1.004 -0.004 10:58 40年 1.076 1.09 -0.001 11:01 <10:10> 日銀が指し値オペ通告、国債先物は小幅安水準でもみあい 日銀は午前10時10分、固定利回り入札方式による国債買い入れ(指し値オペ)を 通告した。スタートは5月30日。対象は10年債の364回、365回、366回。固 定利回り格差は0.020%。この結果、10年366回債の買入利回りは0.250% となる。 株が伸び悩む中、国債先物は小幅安水準でのもみあい展開となっている。中心限月6 月限は前営業日比3銭安の149円88銭付近で推移している。新発10年国債利回り( 長期金利)は同0.5bp上昇の0.235%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.07 -0.064 0 10:09 5年 0 0.004 0 10:10 10年 0.226 0.232 -0.003 10:10 20年 0.743 0.751 -0.003 10:09 30年 1.004 1.012 0.004 10:10 40年 1.086 1.099 0.008 10:10 <08:45> 国債先物は続落で寄り付く、前日後場の値崩れ印象残る 国債先物中心限月6月限は前営業日比10銭安の149円81銭と続落して寄り付い た。米小売り企業の業績見通しはまちまちで、米長期金利もほぼ横ばい。ただ、円債は「 前日後場の値崩れの印象が残っている」(国内証券)とされ、売りが先行している。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.067 -0.058 0.006 8:45 5年 0 0.008 0.004 8:45 10年 0.23 0.238 0.003 8:45 20年 0.749 0.769 0.015 8:45 30年 1 1.016 0.008 8:45 40年 1.082 1.101 0.01 8:45 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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