[東京 2日 ロイター] - <15:10> 国債先物が小反発で引け、長期金利は0.045%に上昇 国債先物中心限月6月限は前営業日比4銭高の150円81銭と小反発して引けた。前週末の米国市場 が休場で、海外動向からの手掛かりに欠く中、朝方から期初の利益確定売りが出て上値の重い展開。ただ、 売りは限定的で、日経平均株価が引けにかけて弱含むと、買い戻しが入り小幅高となった。 現物市場は底堅い展開。朝方を中心に中短期や超長期などを中心に利益確定売りが出たが、売り一巡後 は買いが入った。市場では、「期初の売りが出ていたが、一方で4月は需給が引き締まるとの思惑から、買 い戻せなくなるリスクが意識されて、売りが続かなかった」(証券)との声が出ている。10年最長期国債 利回り(長期金利)は0.5bp高い0.045%。 日銀が朝方に発表した3月全国企業短期経済観測調査(短観)よると、大企業・製造業の業況判断DI (良い─悪い)はプラス24となり、前回の昨年12月調査から2ポイント悪化した。悪化は8四半期ぶり 。円高で先行きも慎重な見方が示され、景況感の頭打ち感を映す内容となったが、相場への影響は限られた 。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.06%台前半から半ばと、前週 末(マイナス0.068%)を上回る見通し。取引レンジはマイナス0.04─マイナス0.086%付近 と前週末と大きく変わっていないが、期末要因はく落で、資金調達意欲がやや強まった分、水準を押し上げ るとみられている。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。 TRADEWEB OFFER BID 前日 時 比 間 2 -0.14 -0.1 -0.0 14: 年 2 33 01 08 5 -0.11 -0.1 -0.0 15: 年 2 05 02 08 10 0.036 0.04 -0.0 15: 年 3 03 06 20 0.522 0.53 0 15: 年 02 30 0.734 0.74 0 15: 年 2 10 40 0.875 0.88 0.00 15: 年 6 5 07 <14:30> 3日に10年債入札、期初の買い期待で無難予想 3日に10年債入札が実施される。利率0.1%で、第350回債リオープン発行となる見通し。 10年350回債は2日の取引で、0.045─0.050%で推移している。朝方は期初特有の利益 確定売りが観測されたが売りは続かずに、あらためて需給の底堅さが意識されている。 入札時の10年債利回りは前月債の最高落札利回り(0.061%)を下回り、水準的な妙味に物足り なさが残っている。一方で、入札を取り巻く需給環境は追い風だ。発行予定額が2.2兆円と前月債から1 000億円の減額となる。また、円高・株安への警戒感がくすぶる中、日銀は3月30日に公表した「当面 の長期国債等の買入れの運営について」で、4月減額の可能性について示唆がなかったことで、市場に買い 安心感が出ている。 市場では、「国債発行減と買入額据え置きで、4月は需給環境が一段と引き締まる可能性がある。円高 ・株安懸念がある中で、投資家の目線は買い方向。期初の買いに期待し、在庫を確保するための業者主導の 応札に支えられ、無難に通過するのではないか」(国内証券)との見方が出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日 時 比 間 2 -0.14 -0.1 -0.0 14: 年 2 33 01 08 5 -0.11 -0.1 0 14: 年 1 03 19 10 0.04 0.04 0.00 14: 年 8 2 29 20 0.528 0.53 0.00 13: 年 5 5 18 30 0.738 0.74 0.00 14: 年 6 4 23 40 0.879 0.88 0.00 14: 年 9 8 24 <13:20> 国債先物が小幅安、日銀買入結果は需給底堅さを反映 国債先物が小幅安。中心限月6月限は150円70銭台半ばを中心に推移している。超長期を対象にし た日銀買い入れ結果は需給の底堅さを映す内容だったが、3日の10年債入札に備えた調整圧力に上値を重 くしている。 市場では、超長期の買い入れ結果について「新年度初日の相場は慎重ムードのスタートとなったが、相 場が高値圏にある中でも、日銀に売り急ぐ動きは見られなかった。落札利回りは新発債のオファーサイドで 決まり、しっかりとの評価」(証券)との声が出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日 時 比 間 2 -0.14 -0.1 -0.0 13: 年 1 33 01 20 5 -0.10 -0.1 0.00 13: 年 7 3 19 10 0.041 0.04 0.00 13: 年 8 2 16 20 0.528 0.53 0.00 13: 年 5 5 18 30 0.742 0.75 0.00 13: 年 8 01 40 0.881 0.88 0.00 13: 年 9 8 19 <11:12> 国債先物が小幅続落、長期金利0.050%に上昇 国債先物は小幅続落して午前の取引を終えた。前週末の米債市場が休場のため、模様眺めとなる市場参 加者が多くなった。寄り付きは小高く始まったが、日経平均株価が強含みとなったことから次第に売りが優 勢となった。期初の益出しもみられた。 現物債は金利に上昇圧力がかかった。翌日に10年債入札を控えているため、長期ゾーンが調整地合い となった。超長期を対象に日銀オペが市場想定通りに通告されたが、超長期ゾーンは5日の流動性供給(対 象:残存15.5年超39年未満)入札が意識されポジションを調整する動きが優勢になった。 日銀が2日発表した3月全国企業短期経済観測調査(短観)では、改善が続いてきた企業の景況感が頭 打ちとなった。みずほ証券・チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏は、円高という大きな環境変化が あることに加え、個人消費の停滞継続という中で、DIが改善してきた勢いが途切れた格好と指摘した。た だ、マーケットへの影響は限られた。 長期国債先物中心限月6月限の前引けは、前営業日比3銭安の150円74銭。10年最長期国債利回 り(長期金利)は前営業日比1bp上昇の0.050%と3月9日以来の高水準を付けた。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.050─マイナス0.085%付近を中心に取引 された。新年度入りとなったが、資金を取り上がる雰囲気はなく、中心レートは前週末とほぼ同水準となっ ている。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.138 -0.128 0.004 11:00 5年 -0.107 -0.099 0.004 10:56 10年 0.04 0.048 0.002 10:59 20年 0.531 0.539 0.009 11:00 30年 0.741 0.75 0.008 11:00 40年 0.881 0.89 0.009 11:00 <10:16> 日銀が超長期・物価連動債の国債買入を通告、金額は据え置き 日銀は午前10時10分、国債買い入れを通告した。対象は「残存10年超25年以下」(買入予定額 1900億円)、「残存25年超」(同700億円)、「物価連動債」(同250億円)。 買入予定額はいずれも前回から据え置かれた。 国債先物中心限月6月限は底堅く推移している。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.128 0.004 9:59 5年 -0.107 -0.1 0.003 10:10 10年 0.041 0.048 0.002 10:08 20年 0.527 0.534 0.004 10:10 30年 0.737 0.745 0.003 10:10 40年 0.878 0.888 0.007 10:08 <08:48> 国債先物は小反発で寄り付く、模様眺めから入る 国債先物中心限月6月限は、前営業日比1銭高の150円78銭と小反発して寄り付いた。前週末の米 債市場が休場のため、「模様眺めから入った市場参加者が多いようだ。中盤以降は超長期を対象にした日銀 の国債買い入れオペへの期待が下値を支える一方で、翌日に10年債入札を控えた調整がみられることで、 売買が拮抗する可能性がある」(国内証券)との見方がある。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.145 -0.134 0 8:45 5年 -0.112 -0.104 0 8:46 10年 0.036 0.045 0 8:45 20年 0.52 0.529 0 8:45 30年 0.73 0.74 0 8:45 40年 0.871 0.883 0.002 8:45 日本相互証券の日中画面 トレードウェブの日中画面 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (