[東京 25日 ロイター] - <15:17> 国債先物は小幅続落、長期金利0.130%に上昇 長期国債先物は小幅続落で引けた。3連休明けで模様眺めから入った市場参加者が多くなったが、27 日に予定されている超長期を対象にした日銀オペでの「残存10年超25年以下」のオファー減額を警戒す る動きがみられた。一方で、長期を対象にしたオペが需給の引き締まりを意識させる結果になったため、買 い戻しも入った。 現物債市場では、超長期債利回りに強めの上昇圧力がかかった。日銀オペ減額への警戒に加え、翌日に 40年債入札を控えた調整がみられた。20年債利回りは昨年3月17日以来の高水準となる0.655% 、30年債利回りは一時昨年7月7日以来の0.910%、40年債利回りは一時昨年10月27日以来の 1.070%に上昇した。ただ、終盤にかけて、押し目買いがやや優勢になった。 日銀の黒田東彦総裁は25日午後、大阪市内で講演し「長期金利の変動幅拡大は、副作用の軽減を通じ て政策の持続性強化につながる」、「政策修正以降の株や為替は落ち着いている、私たちの意図は誤解なく 受け止められた」などと述べたが影響は限られた。 長期国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比3銭安の150円02銭。一時149円99銭 まで下落、中心限月ベースで8月3日以来となる150円割れとなった。10年最長期国債利回り(長期金 利)は前営業日比0.5bp上昇の0.130%。 短期金融市場では、無担保コール翌日物はマイナス0.040─マイナス0.080%を中心に取引さ れた。週末要因がはく落したが、前週末とほぼ同水準での取引になった。レポ(現金担保付債券貸借取引) GCT+1レートはマイナス0.111%とマイナス幅を縮小。ユーロ円TIBOR(東京銀行間取引金利 )3カ月物は0.050%と横ばい。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。国庫短期証券の買入は無難な範囲 に収まった。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.112 -0.103 -0.001 15:15 5年 -0.061 -0.054 0 15:00 10年 0.122 0.13 -0.001 15:15 20年 0.652 0.661 0.011 15:15 30年 0.901 0.911 0.018 15:15 40年 1.059 1.068 0.027 15:13 :10> 20年債利回り昨年3月以来の0.655%に上昇、オペ減額を警戒 超長期債利回りに上昇圧力がかかっている。20年債利回りは昨年3月17日以来の高水準となる0. 655%を付けており、30年債利回りは昨年7月12日以来の0.9%を目前にしている。27日に予定 されている超長期を対象にした日銀オペでの「残存10年超25年以下」のオファー減額を警戒する動きと の見方がある。 一方、国債先物は前引け水準でもみあっており、指標10年351回債は依然として出合いを付けてい ない。長期を対象にしたオペ結果は応札倍率が2倍を下回り、「需給は引き締まっているようだ。長期ゾー ンは終盤にかけて、買いが優勢になる可能性がある」(国内証券)という。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.112 -0.103 -0.001 13:00 5年 -0.061 -0.053 0.001 13:02 10年 0.123 0.131 0 12:47 20年 0.652 0.66 0.01 13:02 30年 0.901 0.912 0.019 13:06 40年 1.061 1.069 0.028 13:04 <11:43> 短国買い入れは無難な結果、応札倍率3倍台に低下 日銀が発表した国庫短期証券(TB)の買入結果は、案分利回り格差がプラス0.000%、平均落札 利回り格差がプラス0.002%となった。 買入予定額2500億円に対して、応札額は8342億円、落札額は2505億円。 市場では「利回り格差からみて無難な範囲に収まった。前回の応札倍率が4倍台と高く、日銀への売却 を急ぐ動きがあったが、今回は3倍台に低下したことから、ある程度の在庫整理が進んでいたもようだ」( 国内金融機関)との見方が聞かれた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.112 -0.103 -0.001 11:01 5年 -0.061 -0.053 0.001 11:00 10年 0.124 0.133 0.002 11:00 20年 0.647 0.656 0.006 11:01 30年 0.896 0.907 0.014 10:59 40年 1.054 1.064 0.023 11:01 <11:12> 国債先物が小幅続落で前引け、新発10年債は取引成立せず 国債先物中心限月12月限は前営業日比4銭安の150円01銭と小幅続落で午前の取引を終えた。朝 方は小幅高まで買われる場面があったが、前日の米債市場が下落したことに加えて、日銀買い入れに対する 不透明感から買いが続かずに軟化し、一時149円99銭まで下落、中心限月ベースで8月3日以来となる 150円割れとなった。 日銀は午前10時10分、「残存5年超10年以下」「物価連動債」を対象に国債買い入れを通告した 。買入予定額は前回から据え置きとなったが、27日の中期・超長期を対象に予定されている買い入れで減 額観測がくすぶっていることに加えて、28日に公表される10月分の国債買入方針で減額の可能性が示唆 されるとの警戒感がくすぶり、短期筋の売りにおされた。 現物市場は閑散取引となったが、あすに40年債入札を控える超長期ゾーンを中心に利回りが上昇。2 0年債利回りは同0.5bp高い0.650%と17年4月5日以来、30年債利回りは同1bp高い0. 895%と17年10月19日以来、40年債利回りは同1.5bp高い1.055%と17年10月31 日以来の水準を付けた。新発10年351回債は取引が成立しなかった。 午前の短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.04─マイナス0.08%を中心に取引さ れた。週末要因がはく落したが、前週末とほぼ同水準での取引。加重平均レートも前週末(マイナス0.0 63%)並みで推移しているもよう。ユーロ円3カ月金利先物は軟調。 日銀は午前、国庫短期証券の買い入れ2500億円を通告した。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.112 -0.103 -0.001 11:01 5年 -0.061 -0.053 0.001 11:00 10年 0.124 0.133 0.002 11:00 20年 0.647 0.656 0.006 11:01 30年 0.896 0.907 0.014 10:59 40年 1.054 1.064 0.023 11:01 <10:47> 国債先物が150円割れ、日銀減額懸念や40年債入札警戒で 国債先物が軟調。中心限月12月限は一時前営業日比6銭安の149円99銭と中心限月ベースで8月 3日以来となる150円割れとなった。 日銀は午前10時10分に通告した「残存5年超10年以下」の国債買い入れでオファー額を据え置い たが、早ければ27日に予定されている超長期対象の買い入れで再び減額されるとの思惑がくすぶっている ほか、あすの40年債入札を控え、短期筋や海外勢からの売りが出ている。 市場では「27日に減額がない場合でも、月末に公表される10月買入方針で減額の可能性が示唆され るとの見方が出ている。当面は、日銀の減額ペースをにらみながら、不安定な相場展開が続くのではないか 」(国内金融機関)との声が出ている。 現物超長期ゾーンも利回りが上昇。20年債利回りは同0.5bp高い0.650%と17年4月5日 以来、30年債利回りは同1bp高い0.895%と17年10月19日以来、40年債利回りは同1.5 bp高い1.055%と17年10月31日以来の水準を付けた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.112 -0.103 -0.001 10:46 5年 -0.061 -0.053 0.001 10:39 10年 0.123 0.131 0 10:28 20年 0.647 0.656 0.006 10:45 30年 0.896 0.907 0.014 10:41 40年 1.054 1.063 0.022 10:45 <10:11> 日銀が長期・物価連動の国債買入を通告、金額は据え置き 日銀は午前10時10分、国債買い入れを通告した。対象は「残存5年超10年以下」(買入予定額4 500億円)、「物価連動債」(買入予定額250億円)。 買入予定額はいずれも前回から据え置かれた。 国債先物は日銀通告に目立った反応を見せていない。中心限月12月限は小幅安水準で推移している。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.112 -0.103 -0.001 8:45 5年 -0.061 -0.054 0 9:22 10年 0.123 0.131 0 10:10 20年 0.642 0.651 0.001 9:41 30年 0.889 0.899 0.006 10:10 40年 1.045 1.054 0.013 10:10 <08:58> 国債先物が小幅安、今週の米FOMCや40年債入札控え様子見 国債先物中心限月12月限は前営業日比横ばいの150円05銭で寄り付いた。その後は一時150円 03銭に下落するなど、小幅安水準で推移している。 日銀が前週末に実施した国債買い入れで想定外ともいえる減額に踏み切ったことを受けて、相場は一時 不安定化したが、「前週末午後の金利上昇局面で超長期などに押し目買いが観測されたこともあり、朝方は 底堅い展開。25─26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や26日の40年債入札、25日の日米貿 易協議といったイベントを控えて、様子見ムードが広がっている」(証券)という。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.112 -0.103 -0.001 8:45 5年 -0.061 -0.054 0 8:47 10年 0.123 0.13 -0.001 8:49 20年 0.642 0.651 0.001 8:51 30年 0.885 0.896 0.003 8:52 40年 1.035 1.047 0.006 8:50 日本相互証券の日中画面 トレードウェブの日中画面 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (