[東京 22日 ロイター] - <15:05> 国債先物は続伸で引け、国債増発への警戒感薄い 国債先物中心限月9月限は前営業日比4銭高の153円60銭と小幅続伸して取引を 終えた。前週末の米債市場は大幅な利下げ観測が後退するなか下落したものの、週明けの 市場は良好な需給などを背景に落ち着いた取引となった。参院選の結果を受け、補正予算 編成の見方が強まったが、国債増発への警戒感は薄い。 参院選で与党は改選過半数を超えたが、改憲勢力では3分の2を上回れなかった。こ のため市場では「改憲を進めるためには、経済にも目配りを続けなければならない。補正 予算編成の可能性が大きくなった」(国内証券)との見方が強まっている。 円債市場にとっては、補正予算編成による国債増発が懸念されるが、需給的な不安感 は乏しい。いわゆる前倒し債が、2018年度ですでに過去最大の52.5兆円に積み上 がっており、補正予算編成となっても、まずはこの前倒し債の消化が優先される可能性が 大きいためだ。 大和証券・金融市場調査部チーフ・ストラテジストの谷栄一郎氏は、前倒し債を温存 し国債増発がある場合でも、日銀の国債買い入れが増える形で相殺される可能性が高いと 指摘。「もし国債増発懸念で金利が上昇すれば、押し目買いのチャンスになりそうだ」と の見方を示している。 10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日横ばいのマイナス0.140%。新 発30年債と40年債は金利がやや上昇したが、新発20年債は横ばいだった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートは、マイナス0.063%と なる見通しで前営業日(マイナス0.064%)とほぼ同じ水準。「ビッドがしっかり入 っている」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物の期先は弱含み。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.205 -0.199 0 15:06 5年 -0.236 -0.229 -0.002 15:03 10年 -0.143 -0.136 -0.002 15:07 20年 0.227 0.233 -0.001 15:07 30年 0.373 0.379 0.002 15:06 40年 0.408 0.414 0.004 15:01 <14:03> 国債先物は小じっかり、注目高まるECB理事会 国債先物は小じっかり。中心限月9月限は前営業日比3銭高の153円59銭で推移 している。週明けの市場で、金利低下方向の材料が特段出たわけではないが、24─25 日の欧州中央銀行(ECB)理事会を注目する声もある。 ECB理事会では早期の金融緩和を示唆するとの見方が多い。ロイターが実施したエ コノミスト調査では、ECBがそのガイダンス自体を緩和バイアスに修正した上で、9月 に中銀預金金利をマイナス0.50%に引き下げるとの予想が全体の3分の2を占めた。 市場では「9月の利下げに向けて地ならしをするというのが市場のコンセンサスだ。 その程度であれば、相場に織り込まれていると言えるが、その翌週にはFOMCもある。 連続する金利低下イベントとして認識される可能性もありそうだ」(国内銀行)との声が 出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.205 -0.199 0 13:44 5年 -0.236 -0.229 -0.002 13:56 10年 -0.142 -0.135 -0.001 14:01 20年 0.228 0.234 0 13:22 30年 0.373 0.379 0.002 14:03 40年 0.409 0.416 0.006 13:51 <12:59> 国債先物は小幅高で推移、中長期対象の日銀オペが無難 国債先物は後場に入っても小幅高水準での小動きが継続。中心限月9月限は前営業日 比4銭高の153円60銭近辺で推移している。日銀による中期・長期を対象とした国債 買い入れオペの結果が無難だったほか、昼にかけて米長期金利がやや低下、日本株もマイ ナス圏での推移と、ポジティブな外部環境となっている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.205 -0.199 0 12:42 5年 -0.236 -0.229 -0.002 12:55 10年 -0.141 -0.134 0 12:59 20年 0.228 0.235 0.001 12:56 30年 0.373 0.379 0.002 12:53 40年 0.408 0.414 0.004 12:59 <11:13> 国債先物が小幅続伸で前引け、長期金利は横ばいの-0.140% 国債先物中心限月9月限は前営業日比3銭高の153円59銭と小幅続伸して午前 の取引を終えた。中期・長期対象の日銀による国債買い入れオペのオファー額が前回から 据え置かれたことが需給面での下支え要因となり、強含みで推移した。10年最長期国債 利回り(長期金利)は前日と横ばいのマイナス0.140%。 市場では「今週は40年債入札と2年債入札の供給のみで、次回の中期・長期債対象 の日銀オペも31日まで予定されておらず、需給的な良さが意識されているようだ」(国 内証券)と指摘。また、「先週まで欧米債の金利が下がる局面でも、円債の金利は下げ渋 っていた。ここ数週間でみる場合、欧米債対比で相対的な割安感も生じており、(円債の )買い戻しが入ってもおかしくない」(同)と述べた。 現物市場では、新発40年債は前日比1.0bp高い0.415%。翌23日の4 0年債入札を控えて、調整の動きが入っている。新発20年債は前日比と横ばいの0.2 30%。新発2年債と新発30年債は出合いなし。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.030─マイナス0.070% を中心に取引された。金融機関による資金調達の動きが引き続きしっかりとみられる。加 重平均レートは前営業日(マイナス0.064%)からほぼ横ばいの見通し。ユーロ円3 カ月金利先物は小動き。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.21 -0.203 -0.004 11:01 5年 -0.237 -0.23 -0.003 11:02 10年 -0.143 -0.135 -0.001 11:01 20年 0.228 0.234 0 11:00 30年 0.373 0.379 0.002 11:01 40年 0.408 0.414 0.004 10:53 <10:12> 日銀が中期・長期債買入を通告、金額は据え置き 日銀は午前10時10分の金融調節で、国債買い入れを通告した。対象は「残存1年 超3年以下」(買入予定額3800億円)、「残存3年超5年以下」(買入予定額380 0億円)、「残存5年超10年以下」(同4800億円)、物価連動債(同250億円) で、買入予定額は前回から据え置かれた。 国債先物は朝方から強含みに推移。先物中心限月9月限は153円60銭(前日比4 銭高)近辺で推移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比と横ばい のマイナス0.140%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.21 -0.204 -0.005 9:00 5年 -0.237 -0.23 -0.003 10:10 10年 -0.142 -0.136 -0.002 10:11 20年 0.228 0.234 0 10:10 30年 0.372 0.379 0.002 10:10 40年 0.408 0.414 0.004 10:03 <09:04> 国債先物は小幅続伸で寄り付く、参院選は材料視されず 国債先物中心限月9月限は、前営業日比1銭高の153円57銭と小幅続伸で寄り付 いた。きょう予定されている中期・長期を対象にした国債買入れオペが需給面での下支え となり、小じっかりで推移している。 第25回参院選については、与党の自民、公明両党が改選過半数の63議席を上回り 、政権基盤を維持した。一方、憲法改正に前向きな自民、公明、維新などの勢力は、非改 選と合わせ改憲の発議に必要な全議席の3分の2を下回った。市場では「ほぼ予想通りの 結果となり、足元の相場への影響はないだろう」(国内証券)との声が聞かれた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.21 -0.204 -0.005 9:00 5年 -0.237 -0.23 -0.003 9:03 10年 -0.145 -0.137 -0.003 9:04 20年 0.227 0.233 -0.001 9:01 30年 0.368 0.374 -0.003 9:02 40年 0.401 0.409 -0.001 8:56 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (