[東京 22日 ロイター] - <15:13> 国債先物は続伸で引け、長期金利は横ばいの0.010% 国債先物中心限月3月限は前営業日比5銭高の152円13銭と、続伸して引けた。 10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.010%。 前日の海外市場で英国で感染が広がる新型コロナウイルスの変異種に警戒感が強まっ たリスクオフムードを引き継ぎ、きょうの相場は終日しっかりで推移した。流動性供給入 札(残存15.5年超39年未満)は無難な結果で、特に材料視されなかった。 みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリストは「欧州での新型コロナウイルスの変異 種の感染拡大懸念は、債券買い材料だ。それ以外は、きょうの流動性供給入札も無難、ま た来年度予算もきのう閣議決定されて主なイベントがなくなり、方向感が出づらかった。 例年そろそろ流動性の落ちてくる時期でもある」と指摘した。 現物債市場では、カレント債利回りは横ばいから低下。2年債は前営業日比0.5b p低下のマイナス0.140%、5年債は同変わらずのマイナス0.125%。ロングエ ンドの20年債は同0.5bp低下の0.380%、30年債は同0.5bp低下0.6 30%、40年債は同1.0bp低下の0.675%と、イールドカーブはややフラット 化した。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.020%と、 前営業日(マイナス0.022%)を上回る見通し。「引き続き地銀の資金調達ニーズが 強く、じりじりとだがレートは上昇基調にある」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ 月金利先物は強含み。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.143 -0.132 0.001 15:04 5年 -0.127 -0.119 0.001 15:08 10年 0.004 0.01 -0.001 15:05 20年 0.374 0.38 -0.01 15:10 30年 0.623 0.63 -0.005 15:12 40年 0.669 0.676 -0.01 15:03 <12:54> 流動性供給入札結果は無難、長期金利は横ばいの0.010% 財務省が午後0時35分に発表した流動性供給入札(残存15.5年超39年未満) の結果は、最大利回り格差が0.000%、平均利回り格差がマイナス0.002%。応 札倍率は2.64倍と前回(2.33倍)を上回った。 市場では「水準的にもおおむね実勢通りで、無難か、強いて言えばやや強めの結果と いう印象。ただ、市場反応は限定的」(国内証券)との声が出ている。 国債先物は引き続き小じっかり。先物中心限月3月限は前営業日比1銭高の152円 09銭近辺で推移。10年最長期国債利回り(長期金利)は同横ばいの0.010%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.142 -0.131 0.002 12:52 5年 -0.126 -0.119 0.001 12:52 10年 0.006 0.014 0.003 12:49 20年 0.384 0.39 0 12:52 30年 0.633 0.639 0.004 12:54 40年 0.682 0.692 0.006 12:53 <11:10> 前場の国債先物は小幅続伸、日銀の「点検」は見方分かれる 国債先物中心限月3月限は前営業日比4銭高の152円12銭と小幅続伸して午前の 取引を終えた。英国で感染が広がっている新型コロナウイルスの変異種に警戒感が強まっ ており、リスクオフ地合いが続いている。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わ らずの0.010%。 市場では「2021年度のカレンダーベース市中発行額が明らかになり、需給のもや もやが晴れてきた。日銀の『点検』がスティープ化要因になるとの見方もあるが、金利上 昇局面では投資家からの買いが強まりそうだ」(国内証券)との声が出ている。 日銀は、コロナの影響によって経済・物価への下押し圧力が長期間継続するとの見通 しを踏まえ、効果的・持続的な金融緩和を実施していくための点検を行う。黒田東彦総裁 は18日の会見で、現行の金融政策の枠組み自体を見直すことはないと明言したが、債券 市場では、その影響について見方が分かれている。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券のシニア債券ストラテジスト、稲留克俊氏は「 マーケットでは正常化に向けた第一歩との見方がある一方、追加緩和に向けた準備との見 方もある。その影響はまだ織り込めていない」と指摘している。 現物市場で新発債利回りは横ばい。5年債はマイナス0.125%。20年債は0. 385%、30年債は0.635%、40年債は0.685%と、いずれも前日比変わら ず。2年債は出合いがみられなかった。流動性供給入札後に超長期債に買いが入るか注目 されている。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.05─マイナス0.01%を中 心に取引された。「地銀、大手銀行ともに、じわりと1000分の1刻みで調達レートを 上げてきている」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は横ばい。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.142 -0.131 0.002 11:00 5年 -0.127 -0.119 0.001 10:37 10年 0.004 0.01 -0.001 10:58 20年 0.383 0.39 0 10:55 30年 0.629 0.635 0 10:59 40年 0.679 0.685 -0.001 10:55 <10:31> 財務省が流動性供給入札を通告、無難通過との見方 財務省は午前10時半、流動性供給入札を通告した。対象は残存期間15.5年超3 9年未満、発行予定額は5000億円程度。 市場では「2021年度の増発が見送られた20年債付近の銘柄を中心に需要を集め そうだ。不安は乏しい」(国内証券)との声が出ている。 国債先物は小幅高を維持。中心限月3月限は前営業日比5銭高の152円13銭近辺 で推移している。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.142 -0.132 0.001 10:28 5年 -0.131 -0.123 -0.003 10:10 10年 0.004 0.01 -0.001 10:27 20年 0.383 0.39 0 10:27 30年 0.628 0.635 0 10:31 40年 0.676 0.684 -0.002 10:20 <08:48> 国債先物は続伸で寄り付く、リスクオフムード継続 国債先物中心限月3月限は前営業日比4銭高の152円12銭と続伸して寄り付いた 。新型コロナウイルス変異種への警戒感が依然強いほか、国内の感染拡大と経済活動低下 への懸念も高まっている。「前日の米金利はいったん低下した後に戻ったが、リスクオフ ムードは残っている」(国内証券)という。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.144 -0.133 0 8:47 5年 -0.131 -0.122 -0.002 8:48 10年 0.005 0.013 0.002 8:45 20年 0.376 0.387 -0.003 8:46 30年 0.625 0.634 -0.001 8:46 40年 0.675 0.685 -0.001 8:48 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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