[東京 24日 ロイター] - <15:10> 国債先物は5日ぶり反落で引け、長期金利は0.010%に小幅上昇 国債先物中心限月3月限は前営業日比16銭安の151円98銭と5日ぶりに反落し て取引を終えた。新型コロナウイルス変異種への警戒感が一服し、ややリスクオン地合い となった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇の0.010%。 市場では「材料的な変化はほとんどないが、リスクオンとリスクオフが日々変わる方 向感に乏しい相場だ。海外勢の多くはクリスマス休暇に入っているようだが、月末・四半 期末・年末の12月末が近づき、ポジション調整の動きが出ている可能性がある」(国内 証券)との見方が聞かれた。 本日実施された2年債入札は順調。前回に比べ、応札倍率が上昇し、テール(落札価 格の平均と最低の開き)が縮小した。市場では「利回り水準が直近レンジの上限であった ため、買いにくさがなかったようだ」(別の国内証券)との声が出ていた。 現物市場で新発債利回りは上昇。入札が順調だった2年債は前日比変わらずのマイナ ス0.140%だったものの、5年債は同1.0bp上昇のマイナス0.120%。20 年債は同1.0bp上昇の0.385%、30年債は同1.0bp上昇の0.620%、 40年債は同1.0bp上昇の0.665%となった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.020%と、 前営業日(マイナス0.019%)とほぼ変わらずの見通し。「地銀、大手銀行の調達姿 勢はともに大きな変化がなくレンジは横ばい」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月 金利先物は弱含みの展開。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.142 -0.132 0 15:02 5年 -0.121 -0.113 0.01 15:04 10年 0.009 0.016 0.01 15:04 20年 0.379 0.387 0.007 15:05 30年 0.619 0.626 0.011 15:01 40年 0.659 0.669 0.012 15:07 <12:45> 2年債入札結果は順調、国債先物は軟調継続 財務省が午後0時35分に発表した2年利付国債の入札結果は、最低落札価格が10 0円45銭5厘(最高落札利回り:マイナス0.127%)となった。平均落札価格は1 00円45銭8厘(平均落札利回り:マイナス0.129%)で、落札価格の平均と最低 の開き(テール)は3厘と前回の1銭1厘から縮小した。応札倍率は4.18倍で前回( 3.21倍)を上回った。 市場では「順調だった。利回り水準が直近レンジの上限であったため、買いにくさが なかったようだ」(国内証券)との声が出ている。 国債先物は軟調継続。中心限月3月限は前営業日比11銭安の152円03銭近辺で 推移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇の0.010% 、カレント2年債は同変わらずのマイナス0.140%と前場から横ばい。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.142 -0.132 0 12:37 5年 -0.127 -0.118 0.005 12:43 10年 0.009 0.015 0.009 12:43 20年 0.378 0.386 0.006 12:37 30年 0.618 0.626 0.011 12:42 40年 0.659 0.672 0.015 12:42 <11:11> 前場の国債先物は反落、長期金利は0.010%に上昇 国債先物中心限月3月限は前営業日比12銭安の152円02銭と反落して午前の取 引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇の0.010%。 英国と欧州連合(EU)の通商協定が合意間近との報道などがきっかけとなり、前日 の欧米市場で国債価格が下落、金利が上昇した流れを引き継ぎ、円債市場も序盤から軟調 な展開となった。 財務省はきょう午前、2年利付国債入札(発行予定額3兆円)を通告。みずほ証券の 松崎涼祐マーケットアナリストが「年末が近づき市場参加者が減少するなか、3兆円の発 行を消化できるかという点で不安がないわけではないが、水準とレラティブバリューの両 面で一定の妙味を見いだせることから、無難な入札結果を予想する」との見方を示すなど 、市場では波乱を見込む声は聞かれない。 現物市場でカレント債利回りはおおむね上昇。2年債は前営業日比横ばいのマイナス 0.140%、5年債は同1.0bp上昇のマイナス0.120%、20年債は同1.0 bp上昇の0.385%、30年債は同1.5bp上昇の0.625%、40年債は同1 .0bp上昇の0.665%だった。 りそなホールディングスの梶田伸介チーフストラテジストは「基本的には、ブレグジ ットを巡る通商交渉のニュースなどで海外市場で金利が上昇した流れを引き継ぎ、金利が 総じて上昇している。国内では2年債入札があり、結果に対する懸念は少ないものの、需 給イベントとして市場で意識されている」と指摘した。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.035─マイナス0.012% を中心に取引された。「年末に向けて地銀、大手行ともにやや資金調達意欲を強めており 、レートは上昇基調」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は弱含み。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.142 -0.13 0.002 11:00 5年 -0.126 -0.118 0.005 10:54 10年 0.009 0.017 0.011 11:00 20年 0.379 0.387 0.007 10:59 30年 0.621 0.629 0.014 11:01 40年 0.662 0.673 0.016 11:00 <10:30> 財務省が2年債入札を通告、市場では無難な結果を予想する声 財務省は午前10時半、2年利付国債入札を通告した。発行予定額は3兆円。利率0 .10%で、第420回債の新規発行となった。前日のWI(入札前取引)はマイナス0 .130%だった。 市場では、「WI引け値が前回入札時を上回り、また直近半年のレンジの上半分に位 置していることもあり、金利水準の面から不安は乏しい。2年ゾーンは日銀買入れの下支 えと担保需要によって良好な需給環境が続いており、入札は無難な結果となるだろう」( SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト)との指摘があった。 国債先物は軟調継続。中心限月3月限は前営業日比11銭安の152円03銭近辺で 推移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇の0.010% 。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.142 -0.131 0.001 10:20 5年 -0.126 -0.118 0.005 10:30 10年 0.008 0.015 0.009 10:30 20年 0.379 0.386 0.006 10:27 30年 0.618 0.626 0.011 10:30 40年 0.66 0.673 0.016 10:30 <09:04> 国債先物は反落で寄り付く、欧米債券安の流れを反映 国債先物中心限月3月限は前営業日比8銭安の152円06銭と反落して寄り付いた 。前日の海外市場で英国と欧州連合(EU)の通商協定が合意間近との報道などをきっか けに欧米ともに国債価格が下落した流れを引き継ぎ、売り優勢のスタートとなっている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.143 -0.132 0 9:02 5年 -0.126 -0.119 0.004 9:02 10年 0.004 0.011 0.005 9:04 20年 0.378 0.386 0.006 8:53 30年 0.613 0.62 0.005 9:04 40年 0.655 0.669 0.012 9:04 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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