[東京 5日 ロイター] - <15:08> 国債先物は大幅反発で引け、長期金利は0.010%に低下 国債先物中心限月3月限は前営業日比15銭高の152円03銭と大幅反発して取引を終えた。新発1 0年物国債利回り(長期金利)は同1.0bp低下の0.010%。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が首都圏1都3県を念頭に緊急事態宣言の再発令の検討を 開始したことで国内景気の下振れ懸念が広がったことに加えて、株式相場も下落するなか、投資家の安全資 産需要が高まった。 週内の発令が見込まれる緊急事態宣言については、バークレイズ証券の海老原慎司チーフ債券ストラテ ジストが「前回と異なり限定的・集中的に行われる見通しで、財政支援策も大規模なものは想定しにくい。 また財源は今年度補正予算で確保されている約4.5兆円の予備費の活用が優先されるとみられ、追加の国 債増発の議論は高まりにくい」と指摘する通り、すぐに国債の追加発行につながらないとの見方も債券買い 材料となった。 米国時間のきょう、米ジョージア州で上院選の決選投票を控えていること、また国内では明日に10年 利付国債入札が予定されていることから様子見気分も強く、買い一巡後は横ばい推移となった。 現物市場では新発債利回りは総じて低下。2年債は前営業日比0.5bp低下のマイナス0.130% 、5年債は同1.0bp低下のマイナス0.120%、20年債は同1.0bp低下の0.390%、30 年債は同1.0bp低下の0.640%、40年債は同0.5bp低下の0.690%だった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.017%と、前営業日(マイナ ス0.018%)からほぼ横ばいの見通し。「参加者の顔ぶれも地合いも変わらず、引き続き地銀の資金調 達意欲の強い状況が続いている」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.126 -0.004 14:38 5年 -0.126 -0.118 -0.014 15:06 10年 0.004 0.011 -0.01 15:06 20年 0.388 0.395 -0.007 15:06 30年 0.633 0.641 -0.01 15:05 40年 0.683 0.691 -0.01 15:01 <12:59> 中長期債対象の日銀オペは1─3年が弱め、市場は特段反応せず 日銀が本日実施した中長期債(残存1─3年、3─5年、5─10年)対象の買い入れオペについて、 市場では、「1─3年は若干弱いが、あとは無難な結果で、市場は特段反応していない」(国内証券)との 見方が出ている。 国債先物は後場に入っても引き続きしっかり。中心限月3月限は前営業日比14銭高の152円02銭 近辺で推移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.0bp低下の0.010%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.126 -0.004 12:39 5年 -0.121 -0.113 -0.009 8:46 10年 0.008 0.015 -0.006 12:58 20年 0.388 0.396 -0.006 12:48 30年 0.638 0.644 -0.007 12:59 40年 0.685 0.693 -0.008 12:58 <12:37> 3カ月物TB入札結果はやや甘め、入札多い週で一部手控えも 財務省が午後0時半に発表した新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果は、最高落札利回りがマ イナス0.0820%、平均落札利回りがマイナス0.0861%となった。前回は最高マイナス0.08 93%、平均マイナス0.0942%だった。応募額は16兆9654億1000万円、募入決定額は5兆 9400億4000万円だった。 市場では「レートは上昇しており、やや甘めの結果だ。今週は短国入札が3度も予定されているため、 今日については手控える向きもいたようだ」(国内金融機関)との指摘が出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.136 -0.126 -0.004 12:33 5年 -0.121 -0.113 -0.009 8:46 10年 0.009 0.015 -0.006 12:32 20年 0.393 0.4 -0.002 12:35 30年 0.638 0.645 -0.006 12:37 40年 0.688 0.695 -0.006 12:37 <11:10> 前場の国債先物は反発、新型コロナ警戒のリスク回避モード 国債先物中心限月3月限は前営業日比11銭高の151円99銭と反発して午前の取引を終えた。新型 コロナウイルス感染拡大などを背景にリスク回避モードとなった。ただ、あすの10年債入札を控え様子見 気分も強い。新発10年債は取引未成立だった。 一方、政府が検討している緊急事態宣言については、円債市場への影響は大きくないとの見方が多い。 みずほ証券のチーフ債券ストラテジスト、丹治倫敦氏は「昨年春よりも経済活動の制限は限定的となり そうだ。日銀の利下げ観測も強まらないだろう。一方、財政出動が大規模にならなければ、国債増発懸念も 強まらない。金利に大きな影響は出ないのではないか」と話している。 現物市場は閑散。新発2年債は前日比0.5bp低下のマイナス0.130%、新発30年債は同1. 0bp低下の0.640%。5年債、20年債、40年債の新発債は出会いが見られなかった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.04─マイナス0.01%を中心に取引された。 「レンジは横ばいだが、地銀がやや取引レートを低下させている」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ 月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.125 -0.003 10:43 5年 -0.121 -0.113 -0.009 8:46 10年 0.008 0.015 -0.006 10:59 20年 0.389 0.396 -0.006 11:00 30年 0.638 0.645 -0.006 10:43 40年 0.687 0.696 -0.005 11:00 <10:11> 日銀が中長期債の買入を通告、1─3年は4500億円に減額 日銀は午前10時10分の金融調節で、国債買い入れを通告した。対象は「残存期間1年超3年以下」 (オファー額は4500億円)、「同3年超5年以下」(同4200億円)、「同5年超10年以下」(同 4200億円)となった。 1─3年のオファー額は前回の5000億円から500億円引き下げられたが、前月28日に発表され た今月の買い入れ予定(オペ紙)で、1回当たりのオファー額レンジが3000─6000億円に引き下げ られており、市場予想通り、レンジ中央値でのオファーとなった。 市場では「このゾーンは需給がタイトであるため、レンジが引き下げられたのだろう。減額されても影 響はない」(国内証券)との見方が多い。 国債先物は堅調継続。中心限月3月限は前営業日比11銭高の151円99銭付近で取引されている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.135 -0.123 -0.001 10:09 5年 -0.121 -0.113 -0.009 8:46 10年 0.009 0.015 -0.006 9:48 20年 0.388 0.396 -0.006 10:08 30年 0.638 0.645 -0.006 9:33 40年 0.683 0.694 -0.007 10:10 <08:47> 国債先物は反発で寄り付く、上値は限定的との見方も 国債先物中心限月3月限は前営業日比9銭高の151円97銭と反発して寄り付いた。米ジョージア州 の上院選決選投票を控えた警戒感や、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてリスク選好ムードが後退した 米国市場の流れが継続している。 一方、市場では「ひとまず買い先行となりそうだが、今週は10年債と30年債の入札を控えており、 上値は限定的」(国内銀行)との声も出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.134 -0.124 -0.002 8:45 5年 -0.121 -0.113 -0.009 8:46 10年 0.009 0.016 -0.005 8:46 20年 0.389 0.398 -0.004 8:46 30年 0.636 0.645 -0.006 8:45 40年 0.683 0.693 -0.008 8:46 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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