[東京 26日 ロイター] - <11:35> 日銀の短国買入結果は甘め、3カ月物中心に落札との見方 日銀が発表した国庫短期証券(TB)の買い入れ結果は、案分利回り格差が0.00 1%、平均落札利回り格差は0.003%となった。応札額は6兆2017億円、落札額 は2兆0006億円となった。応札倍率は3.10倍と前回(3.41倍)からやや低下 した。 市場では「応札も多く、若干甘めの結果だと言える。3カ月物あたりの重めの銘柄を 処理したい向きがいたのではないか」(国内金融機関)との指摘が聞かれた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.145 -0.134 -0.001 10:40 5年 -0.127 -0.119 -0.002 11:00 10年 0.027 0.035 -0.001 11:01 20年 0.432 0.439 -0.007 10:59 30年 0.645 0.653 -0.003 11:01 40年 0.695 0.703 -0.001 11:02 <11:10> 前場の国債先物は続伸、12月日銀議事要旨には反応薄 国債先物中心限月3月限は前営業日比8銭高の151円96銭と続伸して午前の取引 を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.030%。新 型コロナウイルスの感染拡大やロックダウン(都市封鎖)への警戒感から米金利が低下し た流れが継続。12月の日銀議事要旨への反応は乏しかった。 日銀は26日、昨年12月17─18日に開催した金融政策決定会合の議事要旨を公 表した。同会合では、3月の決定会合をめどに政策点検を行うことを決めており、議事要 旨の中に点検の具体策に関するヒントがないか注目されていたが、特段材料視されなかっ た。 「具体策に関する新たなヒントは特になかった。新型コロナ次第で経済の見通しは変 わる。緩和政策の持続化・柔軟化が目的だが、3月まで時間もあり、現時点で具体策を想 定するのは難しい」と、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のシニア・マーケットエコ ノミスト、六車治美氏は指摘する。 現物市場で新発債利回りは横ばいから低下。2年債は前日比変わらずのマイナス0. 140%、5年債は同0.5bp低下のマイナス0.125%。20年債は同1.0bp 低下の0.435%、30年債は同0.5bp低下の0.650%、40年債は同変わら ずの0.700%だった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.045─マイナス0.004% を中心に取引された。「大手銀行と地銀の二極化は変わらず、じわりと加重平均レートは 上昇を続けそうだ」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.145 -0.134 -0.001 10:40 5年 -0.127 -0.119 -0.002 11:00 10年 0.027 0.035 -0.001 11:01 20年 0.432 0.439 -0.007 10:59 30年 0.645 0.653 -0.003 11:01 40年 0.695 0.703 -0.001 11:02 <10:31> 財務省が40年債入札を通告、無難通過との見方 財務省は午前10時半、40年債入札を通告した。発行予定額は5000億円程度。 利率0.50%で、第13回債のリオープン発行。入札は利回り競争入札によるダッチ方 式となる。 市場では「日銀の『金融緩和の点検』を巡る先行き不透明感は積極的な応札の手控え 要因につながるが、利回り水準が今年度の高値付近まで調整したことで押し目買い需要が 見込める点はポジティブ。生保中心に一定数の需要を集めて、無難に通過すると予想する 」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の債券ストラテジスト、鶴田啓介氏)との見方 が出ている。 国債先物は引き続き堅調。中心限月3月限は前営業日比8銭高の151円96銭近辺 で推移している。 現物市場の新発10年債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.030%、4 0年債カレントは同0.5bp低下の0.695%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.147 -0.138 -0.005 10:29 5年 -0.126 -0.119 -0.002 10:22 10年 0.028 0.035 -0.001 10:22 20年 0.432 0.439 -0.007 10:31 30年 0.644 0.651 -0.005 10:05 40年 0.693 0.701 -0.003 10:22 <08:52> 国債先物は続伸で寄り付く、海外時間の堅調地合い引き継ぐ 国債先物中心限月3月限は前営業日比10銭高の151円98銭と続伸して寄り付い た。 前日の米国市場では、新型コロナウイルス感染拡大やロックダウンの長期化による経 済への影響を巡る懸念を背景に、投資家のリスク選好度が低下。国債相場は堅調推移し、 10年、20年、30年債利回りがいずれも3週間ぶり水準に低下した。 この流れを引き継ぎ、本日の円債相場は買い先行でスタートしている。新発10年物 国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.030%。 りそなホールディングスの梶田伸介チーフストラテジストは、「米国市場の堅調さを 反映している。このあと仮に40年債入札が多少弱めになったとしても、全体的にきょう は終日底堅く推移するのではないか」との見方を示した。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.146 -0.135 -0.002 8:43 5年 -0.128 -0.12 -0.003 8:46 10年 0.028 0.034 -0.002 8:50 20年 0.433 0.441 -0.005 8:52 30年 0.646 0.654 -0.002 8:52 40年 0.693 0.701 -0.003 8:51 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」