[東京 28日 ロイター] - <11:10> 前場の国債先物は小幅続落、リスクオフの動き強まらず 国債先物中心限月3月限は前営業日比4銭安の151円90銭と続落して午前の取引 を終えた。海外からの株安の流れが続いたが、マーケット全体にリスクオフは強まらず、 円債買いの動きは鈍かった。新発10年債は出合いがみられなかった。 市場では「株は自律的な調整にすぎない。FOMC(米連邦公開市場委員会)は予想 通りで材料にならない。景気回復期待が消えない限りは金利は低下しにくいだろう。日銀 も国債買い入れオペを絞っており、3月の点検への警戒感もある」(岡三証券の債券シニ ア・ストラテジスト、鈴木誠氏)との声が出ていた。 FOMCでは、政策金利を現行のゼロ%近辺に据え置くと同時に、国債などを買い入 れる量的緩和も現行水準を維持すると全会一致で決定した。新型コロナウイルス感染拡大 で引き起こされた景気後退から完全に回復するまで、こうした景気支援策を継続すると改 めて確約した。 現物市場で新発債利回りはまちまち。2年債は前日比0.5bp上昇のマイナス0. 130%、5年債は同変わらずのマイナス0.115%。20年債は同0.5bp上昇の 0.445%、30年債は同0.5bp上昇の0.650%となったものの、40年債は 同0.5bp低下の0.695%。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.05─マイナス0.005%を 中心に取引された。「地銀の強い調達意欲は変わらず、加重平均レートは高止まりとなり そうだ」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.127 0.005 10:33 5年 -0.116 -0.109 0.005 10:29 10年 0.034 0.041 0.006 10:14 20年 0.442 0.449 0.005 11:01 30年 0.643 0.651 0 11:00 40年 0.693 0.701 0 11:01 <10:30> 財務省が2年債入札を通告、無難通過との見方 財務省は午前10時半、2年利付国債入札を通告した。発行予定額は3兆円。利率0 .10%で、第421回債の新規発行となった。前日のWI(入札前取引)はマイナス0 .130%だった。 市場では「新型コロナオペの担保需要などが見込まれ、無難に通過しそうだ」(国内 証券)との見方が出ている。 国債先物は小幅安で推移。中心限月3月限は前営業日比5銭安の151円89銭近辺 で推移している。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.127 0.005 10:29 5年 -0.116 -0.109 0.005 10:29 10年 0.034 0.041 0.006 10:14 20年 0.443 0.449 0.005 10:29 30年 0.643 0.651 0 10:28 40年 0.693 0.701 0 10:07 <08:46> 国債先物は小反発で寄り付く、株安基調でしっかり 国債先物中心限月3月限は前営業日比1銭高の151円95銭と反発して寄り付いた 。海外市場からの株安基調が続く中、しっかりで始まっている。市場では「株価の調整が 長引けば、株式市場から債券市場への資金シフトが起きる可能性もある」(国内証券)と の声が出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.139 -0.13 0.002 8:41 5年 -0.119 -0.11 0.004 8:41 10年 0.031 0.039 0.004 8:45 20年 0.436 0.444 0 8:45 30年 0.646 0.654 0.003 8:45 40年 0.693 0.704 0.003 8:45 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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