[東京 1日 ロイター] - <15:10> 国債先物は続落で引け、長期金利0.060%と10カ月ぶり水準に上昇 国債先物中心限月3月限は前営業日比6銭安の151円76銭と続落して取引を終え た。現物の新発10年物国債利回り(長期金利)は同1.0bp上昇の0.060%と、 昨年3月23日以来10カ月ぶりの高水準をつけた。 きょうは入札やオペといった国内需給イベントはない日だったが、前週末の欧米市場 で債券安となった流れに加えて、先月29日に日銀が公表した1月の金融政策決定会合の 「主な意見」に長期金利の変動幅拡大を示唆する発言が複数あったことや、2月分の長期 国債買い入れ予定(オペ紙)で中期債のオファー額予告レンジが減額されたことが相場の 重荷となった。 現物市場で新発債利回りは総じて上昇。2年債は前営業日比0.5bp上昇のマイナ ス0.125%、5年債も同0.5bp上昇のマイナス0.110%、超長期債では20 年債が同1.5bp上昇の0.470%、2019年1月21日以来2年ぶり高水準を再 び更新した。30年債も同1.0bp上昇の0.665%、40年債は同0.5bp上昇 の0.710%だった。 みずほ証券の三原正義マーケットアナリストは「総じて売り優勢だが、まず中短期ゾ ーンは週末のオペ紙変更の影響が大きい。特に1─3年の(オファー額)レンジが引き下 げされたことはサプライズだったため、中短期債の重しとなった」と指摘。 一方、長期・超長期ゾーンについては「10年債入札を明日に控えていることや、日 銀の『主な意見』での長期金利操作の変動幅見直しを示唆する発言が、引き続き相場の上 値を抑えている」(三原氏)という。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.016%と、 前営業日(マイナス0.012%)からやや低下する見通し。「地銀の調達意欲は引き続 き強いが、週末要因が剥落した分、レートは小幅に低下した」(国内金融機関)という。 ユーロ円3カ月金利先物は横ばい。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.13 -0.119 0.006 15:02 5年 -0.112 -0.105 0.004 15:03 10年 0.054 0.061 0.01 15:03 20年 0.463 0.47 0.014 15:02 30年 0.663 0.669 0.008 15:02 40年 0.708 0.716 0.006 14:19 <11:10> 前場の国債先物は続落、下げ渋りの展開 長期金利は0.055% 国債先物中心限月3月限は前営業日比7銭安の151円75銭と続落して午前の取引 を終えた。日本株が反発するなど、海外からのリスクオフムードが一服する中、弱含みの 展開となったが、日銀の2月国債買い入れ予定(オペ紙)への反応も限定的で、下げ渋っ た。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇の0.055%。 現物市場で新発債利回りは小幅に上昇。5年債は前日比0.5bp上昇のマイナス0 .110%。20年債は同0.5bp上昇の0.460%、30年債は同0.5bp上昇 の0.660%、40年債は同0.5bp上昇の0.710%。2年債は出合いが見られ なかった。 5年債から40年債までいずれも0.5bpと、小幅でパラレルな金利上昇となった ことで、市場では「オペ紙で中短期債レンジが引き下げられたことで3月の日銀点検を警 戒したスティープ化の動きが強まったわけではなさそうだ。目先の需給的な動きであれば 、金利上昇は限定的」(国内証券)との見方が聞かれた。 今週の国債入札は2日に10年債、4日に30年債が予定されている。 「前週末の米金利上昇は四半期の米国債発行計画を控えた警戒感で、FRBの緩和縮 小懸念による株式と債券の同時売りではないとみている。日本は3月の日銀点検への警戒 感から金利は下がりにくいが、強い上昇圧力がかかっているわけではない」と野村証券の チーフ金利ストラテジスト、中島武信氏は指摘する。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.035─マイナス0.005% を中心に取引された。「週末要因が剥落したが、引き続き地銀の調達が強い」(国内金融 機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は横ばい。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.13 -0.119 0.006 11:00 5年 -0.111 -0.104 0.005 11:00 10年 0.053 0.061 0.01 11:01 20年 0.458 0.466 0.01 10:54 30年 0.657 0.665 0.004 11:01 40年 0.707 0.716 0.006 11:00 <09:50> 国債先物は下げ渋り、新発20年債金利は2年ぶり水準 国債先物は下げ渋り。中心限月3月限は前営業日比7銭安の151円75銭付近で推 移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇の0.055%。 新発20年債金利が19年1月以来となる0.46%に上昇した。 市場では「10年から超長期ゾーンにかけての金利上昇はパラレルに動いており、3 月の日銀点検を警戒したスティープ化の動きではなさそうだ。目先の需給的な動きであれ ば、金利上昇は限定的」(国内証券)との声が出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.129 -0.122 0.003 9:47 5年 -0.111 -0.104 0.005 9:34 10年 0.054 0.061 0.01 9:49 20年 0.458 0.465 0.009 9:45 30年 0.657 0.665 0.004 9:45 40年 0.704 0.713 0.003 9:49 <08:48> 国債先物は続落で寄り付く、押し目買い入るか注目 国債先物中心限月3月限は前営業日比11銭安の151円71銭と続落して寄り付い た。前週末の米金利上昇に加え、日銀の2月国債買い入れ予定(オペ紙)で中短期債のオ ファーレンジが引き下げられ、3月の「点検」に向けて長期金利操作の変動許容幅拡大な どに対する警戒感が増していることから、売りが先行している。 一方、市場では「米金利は上昇したとはいえ終盤は伸び悩んだ。円債も売り一巡後に 押し目買いが入るか注目される」(国内銀行)との声が出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.125 -0.118 0.007 8:48 5年 -0.109 -0.101 0.008 8:47 10年 0.054 0.06 0.009 8:48 20年 0.46 0.471 0.015 8:47 30年 0.658 0.669 0.008 8:48 40年 0.709 0.72 0.01 8:46 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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