[東京 5日 ロイター] - <15:10> 国債先物は8日続落で引け、超長期金利は低下継続 国債先物中心限月3月限は前営業日比3銭安の151円64銭と8日続落して取引を 終えた。自律反発的に買いが先行したが、米金利上昇への警戒感などから、上値が徐々に 重くなった。一方、超長期金利は低下が継続した。10年最長期国債利回り(長期金利) は同変わらずの0.055%。 円債先物は前日まで2019年10月以来の7日続落。下落を主導したとみられてい る海外勢のポジションは「ほぼフラットになった」(国内証券)との見方も出ているが、 本日も先物の買いは弱かった。一方、超長期金利は低下継続と、現物と先物で方向感の異 なる動きが続いている。 市場では「3月期末が近づいており、需給的な変動要因があるため、先物と現物の動 きが連動しない場合もあるが、基調的には米金利上昇と3月の日銀点検への警戒感で上値 が重い。ただ、投資家は押し目を買う姿勢をみせており、下値も限定的だろう」(岡三証 券の債券シニア・ストラテジスト、鈴木誠氏)との指摘が聞かれた。 現物市場で新発債利回りは超長期ゾーンを中心に低下。5年債は前日比変わらずのマ イナス0.110%。20年債は同0.5bp低下の0.445%、30年債は同0.5 bp低下の0.650%、40年債は同0.5bp低下の0.695%。2年債は出会い がみられなかった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.011%と、 前営業日から横ばいの見通し。「地合いは引き続き強く週末要因もあったが、加重平均レ ートとしては上限に近付いている」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は 動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.136 -0.127 -0.004 15:02 5年 -0.111 -0.103 0.014 15:10 10年 0.05 0.056 0.02 15:02 20年 0.439 0.446 0 14:57 30年 0.644 0.651 -0.005 14:58 40年 0.688 0.696 -0.008 15:00 <12:52> 日銀オペ結果は無難、国債先物は弱含み 日銀がきょう実施した短期・中期・超長期債対象の国債買い入れオペの結果について 、市場では「総じて無難だったが、やはり米金利上昇への懸念が強く、相場全体は上値が 重くなっている」(国内証券)との見方が聞かれた。 国債先物は弱含み。中心限月3月限は前営業日比1銭高の151円68銭近辺で推移 している。10年最長期国債利回り(長期金利)は0.050%で前場と変わらず。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.127 -0.004 12:51 5年 -0.114 -0.106 0.011 12:51 10年 0.045 0.052 0.016 12:53 20年 0.439 0.446 0 12:52 30年 0.644 0.651 -0.005 12:36 40年 0.689 0.696 -0.008 12:53 <12:38> 3カ月物TB入札結果はしっかり、落札利回りが低下 財務省が午後0時半に発表した新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果は、最 高落札利回りがマイナス0.0912%、平均落札利回りがマイナス0.0942%とな った。利回りは前回(最高マイナス0.0875%、平均マイナス0.0919%)から 低下した。応募額は20兆7760億円、募入決定額は5兆5637億2000万円だっ た。 市場では「しっかりだった。前回の入札ではやや流れたが、その後、ショートカバー が入った流れを引き継いだ」(国内金融機関)との指摘が出ていた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.127 -0.004 12:38 5年 -0.114 -0.106 0.011 12:30 10年 0.045 0.052 0.016 12:37 20年 0.444 0.451 0.005 12:38 30年 0.644 0.651 -0.005 12:36 40年 0.689 0.697 -0.007 12:38 <11:07> 前場の国債先物は8日ぶり小反発、長期金利は0.050%に低下 国債(JGB)先物中心限月3月限は前営業日比2銭高の151円69銭と、小幅な がら8営業日ぶりに反発して午前の取引を終えた。長期金利の指標となる現物の新発10 年国債利回りは、同0.5bp低下の0.050%。 前日の米国市場では長期国債価格がほぼ横ばい圏で取引を終えて方向感の示唆は乏し かったが、国債先物が前日の夜間取引で若干上昇したことを手掛かりに、きょうの円債市 場はやや買い先行でスタート。 その後、アジア時間序盤の取引で米国10年債利回りが1.13%台前 半まで低下し、これもJGB相場の追い風となった。 また、日銀は午前10時10分、短期・中長期・超長期債対象の3本の国債買い入れ を通告。いずれの年限区分とも金額は前回から据え置かれ、無難に通過すれば相場のサポ ート材料になると期待されている。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは「前日 まで7日続落しており、さすがに押し目買いが入りやすい頃合いだった。アジア時間の取 引で米金利が低下しており、JGB相場にはポジティブ材料となった。日銀のオペについ ては、特に落札結果に波乱がない限りは相場のサポート要因となる」との見方を示した。 現物市場で新発債利回りは横ばいから小幅低下。5年債は前営業日比変わらずのマイ ナス0.110%、20年債は同0.5bp低下の0.445%、30年債も同0.5b p低下の0.650%、40年債も同0.5bp低下し0.695%。2年債はまだ出合 いが見られていない。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.024─マイナス0.003% を中心に取引された。「週末3日積みということで一部の取り手が調達意欲を強めており 、加重平均レートは若干上昇する見込み」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利 先物は横ばい。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.127 -0.004 11:00 5年 -0.115 -0.108 0.009 11:01 10年 0.044 0.051 0.015 11:00 20年 0.443 0.45 0.004 11:01 30年 0.644 0.652 -0.004 11:00 40年 0.689 0.697 -0.007 10:59 <10:11> 日銀が短・中長・超長期債の買入を通告、金額は据え置き 日銀は午前10時10分の金融調節で、3本の国債買い入れを通告した。対象は「残 存期間1年以下」(オファー額は1000億円)、「同5年超10年以下」(同4200 億円)、「同10年超25年以下」(同1200億円)。いずれの年限区分とも、金額は 前回から据え置かれた。 国債先物は引き続き強含み。中心限月3月限は前営業日比3銭高の151円70銭付 近で取引されている。一方現物市場では、長期金利の指標となる新発10年物利回りは0 .5bp低下の0.050%をつけている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.128 -0.005 10:10 5年 -0.115 -0.109 0.008 10:08 10年 0.045 0.052 0.016 10:10 20年 0.444 0.45 0.004 10:10 30年 0.648 0.654 -0.002 10:10 40年 0.689 0.696 -0.008 10:10 <08:47> 国債先物は小反発で寄り付く、夜間取引の地合い引き継ぎやや買い 先行 国債先物中心限月3月限は前営業日比2銭高の151円69銭と小反発して寄り付い た。米国市場では長期国債価格が小幅に下落するなど海外取引時間からの示唆は乏しいな か、前日の夜間取引で国債先物がわずかに上昇したこともあり、きょうの円債市場はやや 買い先行でスタートしている。 日中には、日銀が「残存期間5─10年」と「同10─25年」を対象にした国債買 い入れオペを実施予定。市場では「日銀の買い入れも相場のサポート要因」(国内証券) との声が出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.126 -0.003 8:41 5年 -0.114 -0.106 0.011 8:46 10年 0.049 0.055 0.019 8:45 20年 0.445 0.453 0.007 8:45 30年 0.648 0.659 0.003 8:46 40年 0.69 0.702 -0.002 8:47 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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