[東京 17日 ロイター] - <15:09> 国債先物は大幅安で引け、長期金利11カ月ぶり0.095%に上昇 国債先物中心限月3月限は前営業日比28銭安の151円23銭で取引を終えた。経 済正常化に向けた期待感を背景にしたリスクオンムードが継続する中、米長期金利が一段 と上昇し、きょうの円債市場は終日、売りが優勢の展開となった。 新発10年物国債利回り(長期金利)は同2.0bp上昇し、昨年3月19日以来1 1カ月ぶり高水準となる0.095%をつけた。 米10年物国債利回りも、きょうのアジア取引時間に11カ月ぶり高水 準となる1.333%をつける場面があった。景気回復期待、国債増発懸念、インフレ懸 念、そしてそれに伴う米国の早期利上げの思惑が、米金利上昇に寄与しているとの指摘が 聞かれる。 野村証券の高田将成クロスアセット・ストラテジストは、「目下の米債売りは、リフ レトレードに乗り遅れた後発組が一時的に主導している可能性が高い。一方、先発組であ る足早の投機勢は米債ショートの利食い目線にある」と分析。その上で「『グローバル景 気が米中貿易戦争以前の状態を取り戻す』との見立てがコンセンサス化しない限り、当座 は米10年債利回り1.3%台ではマクロヘッジファンドやCTAの売り疲れ感が台頭し やすい」との見方を示した。 現物市場で新発債利回りは総じて上昇した。2年債は前営業日比1.0bp上昇のマ イナス0.120%、5年債は同2.0bp上昇のマイナス0.080%。一方ロングエ ンドは、20年債は同1.5bp上昇の0.490%、30年債も同1.0bp上昇の0 .685%、40年債は同1.0bp上昇の0.725%だった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.022%と、 前営業日(マイナス0.021%)からわずかに低下する見通し。「積み期序盤で大手行 の調達意欲が落ち着いていることに加え、前日あった地銀の極端なビッドがなかった。た だしレートは低下と言えるほどではなく、あくまでも横ばい」(国内金融機関)という。 ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.126 -0.117 0.006 15:04 5年 -0.085 -0.078 0.017 15:02 10年 0.093 0.1 0.02 14:59 20年 0.489 0.496 0.021 15:01 30年 0.679 0.686 0.011 15:03 40年 0.72 0.729 0.011 15:09 <11:10> 前場の国債先物は大幅下落、10年債金利は11カ月ぶり0.090% 国債先物中心限月3月限は前営業日比19銭安の151円32銭と大幅下落して午前 の取引を終えた。米金利上昇圧力が高まる中、売りが強まった。10年最長期国債利回り (長期金利)は同1.5bp上昇の0.090%と2020年3月19日以来の水準に上 昇した。 米10年債利回りは17日のアジア時間に一時1.333%と、約1年 ぶりの水準に上昇した。景気回復期待、国債増発懸念、インフレ懸念、そしてそれに伴う 米早期利上げの思惑が米長期金利を押し上げている。 市場では「米国では、ワクチン接種の拡大と、それに伴う景気回復への期待が強まっ ている。今はまだ不透明なワクチン接種拡大とコロナ感染者数減少の相関性が明らかにな ってくれば、リスクオン地合いが一段と強まる可能性がある」(パインブリッジ・インベ ストメンツの債券運用部長、松川忠氏)との見方が聞かれる。 現物市場で新発債利回りは上昇。20年債は前日比1.0bp上昇の0.485%。 30年債は同0.5bp上昇の0.680%と19年1月23日以来、40年債は同1. 0bp上昇の0.725%と19年1月31日以来のレベルを付けた。5年債は同1.5 bp上昇のマイナス0.085%と20年11月4日以来の水準。2年債は出会いが見ら れなかった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.055─マイナス0.005% を中心に取引された。「前日から横ばい圏の動きだ。今積み期序盤は様子見ムードが強い 」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.117 0.006 11:02 5年 -0.09 -0.083 0.012 10:59 10年 0.088 0.095 0.015 10:59 20年 0.484 0.491 0.016 11:00 30年 0.679 0.687 0.012 11:00 40年 0.719 0.727 0.009 10:47 <09:34> 10年債金利が0.090%に上昇、11カ月ぶり 超長期金利も上昇 現物市場で金利が上昇している。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5b p上昇の0.090%と2020年3月19日以来の水準に上昇。新発30年債は同0. 5bp上昇の0.680%と19年1月23日以来、新発40年債は同1.0bp上昇の 0.725%と19年1月31日以来のレベルを付けた。 米10年債利回りが約1年ぶりに1.3%台に上昇するなど、海外からの金利上昇圧 力が高まる中、日本の債券にも売りが強まっている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.117 0.006 9:22 5年 -0.091 -0.084 0.011 9:28 10年 0.084 0.091 0.011 9:27 20年 0.479 0.486 0.011 9:26 30年 0.678 0.684 0.009 9:27 40年 0.719 0.727 0.009 9:27 <08:46> 国債先物は下落で寄り付く、米金利上昇で売り先行 国債先物中心限月3月限は前営業日比16銭安の151円35銭と下落して寄り付い た。米10年債利回りが約1年ぶりに1.3%台に上昇するなど、海外からの金利上昇圧 力が高まる中、売りが先行している。 市場では「景気回復期待、国債増発懸念、インフレ懸念、そしてそれに伴う米早期利 上げの思惑が米長期金利を押し上げている。金利水準的にはそれなりのレベルになってき ているが、何かきっかけがないと押し目買いが入りにくい状況だ」(りそなホールディン グスのチーフストラテジスト、梶田伸介氏)との声が出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.117 0.006 8:46 5年 -0.09 -0.084 0.011 8:46 10年 0.083 0.09 0.01 8:45 20年 0.48 0.487 0.012 8:46 30年 0.677 0.685 0.01 8:46 40年 0.717 0.728 0.01 8:46 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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