[東京 23日 ロイター] - <15:10> 国債先物は小反落で引け、材料一巡 期末の個別フロー中心 国債先物中心限月6月限は前営業日比4銭安の151円26銭と反落して取引を終え た。新規の手掛かり不足で方向感に乏しく、3月期末に向けた個別のフローが中心となり 、前日終値を挟んでのもみあいとなった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わ らずの0.075%。 日銀点検を無難に通過したことで、3月期末に向けた売買が入りやすくなっている。 市場では「金利上昇が回避されたことで買い戻しが入っているほか、国債償還見合いの買 いや期末の残高調整の買いもみられる。一方、株式と合わせた益出し売りも出ている」( 国内証券のセールス担当者)との声が出ていた。 31日に発表される4月の日銀国債買い入れ予定が注目だが、「日銀が低金利環境を 維持することが重要としていることから、大幅な金利上昇をもたらすような修正はないの ではないか」と、岡三証券の債券シニア・ストラテジスト、鈴木誠氏は予想する。 ただ、米長期金利の再上昇に対しては依然として警戒感が強い。バイデン米政権のイ ンフラの再整備や気候変動および雇用対策における関連支出総額は最大で4兆ドルに上る 可能性がある。財源は増税の可能性もあるが、まだ不透明だ。 現物市場で新発債利回りは超長期ゾーンが低下。20年債は前日比1.5bp低下の 0.445%、30年債は同1.0bp低下の0.620%、40年債は同0.5bp低 下の0.670%。一方、2年債は同0.5bp上昇のマイナス0.140%、5年債は 同0.5bp上昇のマイナス0.095%と中期ゾーンは小幅金利上昇。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.013%と、 前営業日(マイナス0.014%)とほぼ変わらずの見通し。「地銀の強い調達意欲など に変化はないが、レート的にはやや落ち着いてきている」(国内金融機関)という。ユー ロ円3カ月金利先物は横ばい。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.147 -0.137 0.005 15:04 5年 -0.1 -0.093 0.003 15:05 10年 0.074 0.08 0 15:10 20年 0.44 0.447 -0.015 15:10 30年 0.615 0.624 -0.011 15:06 40年 0.663 0.672 -0.008 14:59 <13:01> 流動性供給入札の結果は無難、国債先物はもみあい 財務省が午後0時35分に発表した流動性供給入札(残存期間1年超5年以下)の結 果は、最大利回り格差がマイナス0.002%、平均利回り格差がマイナス0.003% となった。応札倍率は3.99倍と前回(4.78倍)を下回った。「無難な結果だった 。相場は期末に向けたフローが出ているだけで方向感は乏しい」(国内証券)という。 国債先物はもみあい。先物中心限月6月限は前営業日比2銭安の151円28銭近辺 で推移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.075%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.146 -0.137 0.005 12:56 5年 -0.1 -0.093 0.003 13:00 10年 0.073 0.08 0 13:00 20年 0.444 0.451 -0.011 12:59 30年 0.62 0.63 -0.005 13:01 40年 0.663 0.672 -0.008 12:53 <11:10> 前場の国債先物は小幅続伸、長期金利0.070%に低下 国債先物中心限月6月限は前営業日比3銭高の151円33銭と続伸して午前の取引 を終えた。前日の大幅高の反動で売りが先行したものの、売り込む手掛かりに欠けており 、前日終値付近でのもみあいとなった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5 bp低下の0.070%。 市場では「本日は特段の材料がないほか、3月期末の接近で参加者が少なくなってい る。日銀点検も実際のオペ運営を確かめる必要があるが、いったん材料出尽くしとなって いる」(国内証券)との声が出ている。 現物市場は閑散。新発債利回りはまちまちとなっている。5年債は前日比0.5bp 上昇のマイナス0.095%、20年債は同1.5bp低下の0.445%、2年債、3 0年債、40年債は出合いがみられなかった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.02─マイナス0.005%を 中心に取引された。「横ばい圏での推移となっている。資金の取り手、出し手ともに動き は乏しい」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.145 -0.134 0.008 10:55 5年 -0.102 -0.094 0.002 11:00 10年 0.068 0.075 -0.005 10:59 20年 0.44 0.448 -0.014 10:54 30年 0.617 0.626 -0.009 11:00 40年 0.663 0.672 -0.008 10:57 <10:31> 財務省が流動性供給入札を通告、波乱なしとの見方多い 財務省は午前10時半、流動性供給入札を通告した。対象は残存期間1年超5年以下 、発行予定額は4000億円程度。 市場では、「既発債の品薄感が強いゾーンで消化不安はない」(三菱UFJモルガン ・スタンレー証券の鶴田啓介債券ストラテジスト)など、波乱はないとの見方が多い。 国債先物は小幅安水準でもみあい。中心限月6月限は前営業日比2銭安の151円2 8銭近辺で推移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は変わらずの0.075 %。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.144 -0.133 0.009 10:29 5年 -0.1 -0.093 0.003 10:26 10年 0.071 0.079 -0.001 10:29 20年 0.446 0.454 -0.008 10:30 30年 0.624 0.633 -0.002 10:29 40年 0.666 0.676 -0.004 10:29 <08:47> 国債先物は小反落で寄り付く、前日に急上昇した反動 国債先物中心限月6月限は前営業日比4銭安の151円26銭と小反落して寄り付い た。前日の夜間取引で国債先物が小幅低下した一方、海外市場では米国債価格はおおむね 上昇、10年国債利回り(米長期金利)はやや低下した。相場への方向感の 示唆は乏しいが、前日に急上昇した反動もあり、ひとまず売り先行でスタートしている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.15 -0.137 0.005 8:47 5年 -0.103 -0.093 0.003 8:46 10年 0.073 0.082 0.002 8:47 20年 0.455 0.463 0.001 8:47 30年 0.626 0.637 0.002 8:47 40年 0.668 0.682 0.002 8:46 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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