[東京 26日 ロイター] - <15:10> 国債先物は小反発で引け、様子見で薄商い 期末のフローも一巡 国債先物中心限月6月限は前営業日比2銭高の151円36銭と反発して取引を終え た。期末要因のフローが一巡する中、様子見気分が強くなっており、薄商いだった。10 年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.080%。 相場に動意が乏しくなっているのは、米長期金利が比較的落ち着いた動きになってい ることが一因だ。25日の米債市場では、7年債入札が低調で金利が上昇したが、同じく 低調な7年債入札で金利が急上昇した2月25日のような急激さはみられなかった。 26日の円債先物6月限の出来高は1万1348枚と前日の1万4442枚から減少 。現物債市場も一部の新発債で取引未成立になるなど閑散だ。「日銀点検後の買い戻しや 期末に向けたフローも一巡しつつある」(国内証券)という。 マーケットでは日銀の4月国債買い入れ予定(オペ紙)を見極めたいとのムードが強 いが、「日銀が急激な金利変動を望んでいるとは考えにくい。波乱なく通過しボラティリ ティーは徐々に低下するのではないか」(岡三証券の債券シニア・ストラテジスト、鈴木 誠氏)と予想する声もある。 現物市場で新発債利回りは長いゾーンが上昇。20年債は前日比変わらずの0.45 5%だったものの、30年債は同2.0bp上昇の0.650%、40年債は同2.5b p上昇の0.695%となった。5年債は同0.5bp低下のマイナス0.105%、2 年債は出合いがみられなかった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.014%と、 前営業日(マイナス0.015%)とほぼ変わらずの見通し。「週末だが動意は乏しく、 横ばい圏での動きが続いている」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は方 向感乏しい。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.142 -0.132 -0.003 15:02 5年 -0.106 -0.099 -0.005 15:08 10年 0.074 0.081 0 14:53 20年 0.453 0.46 0.005 15:07 30年 0.647 0.654 0.023 15:10 40年 0.685 0.695 0.018 15:08 <12:56> 日銀のオペ結果は無難、国債先物は小動き 日銀がきょう実施した中長期債・物価連動債対象の国債買い入れオペの結果について 、市場では「無難で相場への影響もみられない。マーケット全体に様子見気分が強くなっ ており、動意が乏しい」(国内証券)との見方が聞かれた。 国債先物は小動き。中心限月6月限は前営業日比2銭高の151円36銭近辺で推移 している。10年最長期国債利回り(長期金利)は0.075%と前場と変わらず。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.142 -0.132 -0.003 12:55 5年 -0.105 -0.098 -0.004 12:51 10年 0.074 0.081 0 12:55 20年 0.453 0.46 0.005 12:45 30年 0.638 0.647 0.016 12:44 40年 0.681 0.691 0.014 12:56 <12:36> 3カ月物TB入札結果は無難、落札利回りはやや上昇 財務省が午後0時半に発表した新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果は、最 高落札利回りがマイナス0.0930%、平均落札利回りがマイナス0.0990%とな った。利回りは前回(最高マイナス0.0986%、平均マイナス0.1009%)から やや上昇した。応募額は15兆7674億円、募入決定額は5兆4748億3000万円 だった。 市場では「前回よりは応募額が少なくレートもやや上昇したが、無難の範囲内」(国 内金融機関)との声が出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.141 -0.131 -0.002 12:36 5年 -0.105 -0.096 -0.002 12:36 10年 0.073 0.08 -0.001 12:36 20年 0.453 0.46 0.005 12:36 30年 0.635 0.645 0.014 12:36 40年 0.673 0.684 0.007 12:36 <11:08> 前場の国債先物は小反発、長期金利0.075% 年度末フロー中心で 閑散 国債先物中心限月6月限は前営業日終値比2銭高の151円36銭と小反発して午前 の取引を終えた。現物市場の10年物国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0. 075%。 円債市場は、前日の夜間取引で国債先物が小幅安、また米国市場でも低調な7年債入 札結果を受けて国債価格が概ね下落した流れを反映して売りがやや先行してスタートした が、売り一巡後は、日銀の国債買い入れオペに対する期待感も手伝ってプラス圏に切り返 した。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の債券ストラテジスト、鶴田啓介氏は「年度末 で取引閑散となる中、個別フローの影響が出やすくなっている印象。本日の日銀オペへの 期待感や、国内における新型コロナ感染再拡大の懸念と日銀による積極的なサポートも買 いやすさにつながっているようだ」との見方を示した。 現物市場で新発債利回りは閑散小動き。5年債は前営業日横ばいのマイナス0.10 0%、20年債も同変わらずの0.455%、30年債も同0.5bp上昇の0.635 %。2年債と40年債はまだ出合いがみられていない。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.025─マイナス0.005% を中心に取引された。「地合いは前日から変わらず、取り手は大手行と地銀で二極化しつ つ、調達ニーズはそれぞれしっかりしている。週末要因はそれほど顕著には出ておらず、 レートは横ばい圏の見込み」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄 。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.141 -0.132 -0.003 10:55 5年 -0.105 -0.098 -0.004 10:56 10年 0.073 0.081 0 11:00 20年 0.453 0.46 0.005 11:01 30年 0.635 0.644 0.013 11:01 40年 0.676 0.688 0.011 11:01 <10:11> 日銀が中長期国債・物価連動債買い入れを通告、金額は据え置き 日銀は午前10時10分の金融調節で、国債買い入れを通告した。対象は「残存期間 1年超3年以下」(オファー額は4000億円)、「同5年超10年以下」(同4200 億円)、および物価連動債(同300億円)で、いずれも金額は前回から据え置かれた。 国債先物は序盤の下げを取り戻し、プラス圏に浮上。中心限月6月限は前営業日比3 銭高の151円37銭付近で推移している。現物市場の新発10年債利回り(長期金利) は同0.5bp低下の0.075%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.14 -0.129 0 10:11 5年 -0.104 -0.097 -0.003 10:11 10年 0.071 0.077 -0.004 10:11 20年 0.448 0.455 0 10:11 30年 0.632 0.641 0.01 10:11 40年 0.673 0.685 0.008 10:11 <08:46> 国債先物は続落で寄り付く、入札不調で米債利回り上昇 国債先物中心限月6月限は前営業日比7銭安の151円27銭と続落して寄り付いた 。前日の夜間取引で先物が小幅安となったほか、米国市場でも7年債入札が不調となった ことを受けて国債価格が下落、利回りが概ね上昇した流れを反映し、きょうの日本市場は やや売り先行でスタートしている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.137 -0.125 0.004 8:44 5年 -0.098 -0.089 0.005 8:47 10年 0.081 0.089 0.008 8:46 20年 0.456 0.467 0.012 8:46 30年 0.63 0.641 0.01 8:47 40年 0.669 0.682 0.005 8:47 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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