[東京 5日 ロイター] - <15:10> 国債先物は小幅続伸で引け、動意低下で現物債は横ばい 国債先物中心限月6月限は前営業日比4銭高の151円05銭と続伸して取引を終え た。様子見気分が強く動意が乏しい展開となった。10年最長期国債利回り(長期金利) は同変わらずの0.115%。新発債の利回りは横ばい。 3月米雇用統計は強かったが、2日は欧州が休場、米国では株式市場や商品市場が休 場で、債券市場も半日取引だった。内容を十分に織り込めていない可能性もあり、「本日 の海外市場がどう動くのか見極めたい」(国内銀行)との声が出ている。 一方、auじぶん銀行のチーフエコノミスト、山下周氏は「米景気回復は市場のコンセ ンサス。3月米雇用統計は強かったが、回復の初期段階における上振れも想定内だ。この 強い数字が継続するのでなければ、米利上げ観測などに大きな変化はみられないだろう」 と指摘する。 現物市場は閑散で新発債利回りは横ばい。2年債は前日比変わらずのマイナス0.1 25%、5年債は同変わらずのマイナス0.085%、20年債も同変わらずの0.49 0%、30年債も同変わらずの0.695%。40年債は出合いがみられなかった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.010%と、 前営業日(マイナス0.012%)をやや上回る見通し。「週末要因が剥落したが、強い 調達地合いは変わらなかった」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は強含 み。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.118 0 12:33 5年 -0.088 -0.08 0.004 15:07 10年 0.114 0.119 0.002 14:32 20年 0.487 0.495 0.004 15:02 30年 0.69 0.698 0.002 15:07 40年 0.738 0.747 0.001 15:04 <12:50> 日銀の短中期債オペ結果は無難、国債先物はしっかり継続 日銀がきょう実施した短中期債対象の国債買い入れオペの結果について、市場では「 総じて無難な内容だった。減額の影響はほぼみられない。強い3月米雇用統計を受けて本 日の米国市場がどう動くのかを見極めたい」(国内銀行)との見方が聞かれた。 国債先物は小幅高継続。中心限月6月限は前営業日比6銭高の151円07銭近辺で 推移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は0.115%と前場と変わらず。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.118 0 12:33 5年 -0.086 -0.079 0.005 12:36 10年 0.114 0.119 0.002 12:49 20年 0.488 0.495 0.004 12:30 30年 0.692 0.7 0.004 12:35 40年 0.737 0.747 0.001 12:50 <11:09> 前場の国債先物は小幅続伸、序盤の下げ取り戻す 長期金利0.115 % 国債先物中心限月6月限は前営業日比4銭高の151円05銭と小幅続伸して午前の 取引を終えた。現物市場の新発10年国債利回り(長期金利)は同横ばいの0.115% 。 前営業日は夜間取引で国債先物が下落、また米国市場でも市場予想を上回る強い雇用 統計を受けて国債価格は総じて下落、10年物国債利回り(米長期金利)が 再び1.7%台と金利が上昇した地合いを引き継ぎ、きょうの国債先物は小反落してスタ ート。売り一巡後は切り返して小幅ながらプラス圏に浮上し、おおむね横ばい圏でもみあ う展開となった。 野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジストは「先週末の米雇用統計は市場予想を 大幅に上回る結果だったが、国債先物(JGB)は夜間取引であまり反応せず、再び動意 薄の様相を呈し始めているようだ。国債先物は引き続き米債対比で強めだが、年度初めで あり投資家が急いで買う動きも出にくい」と指摘する。 日銀はきょう午前の金融調節で、「残存期間1年以下」、「同1年超3年以下」、「 同3年超5年以下」対象の国債買い入れを通告。日銀は前月末に発表した4月分の国債買 い入れ予定から、レンジ形式ではなく特定の買い入れ金額を示す方針に切り替えており、 本日のオファー金額は同発表に沿って増額された。 これについて野村の中島氏は、「日銀は今後、月中の金額変更は原則行わず、JGB の価格変動を市場に委ねることで価格の変動性を高めようとしているのだろう。しかし、 少なくとも月中はオペの金額変更というイベントが発生しなくなるため、むしろJGB相 場が一段と動かなくなる可能性もある」との見方を示した。 現物市場の新発債利回りは小動き。2年債は前営業日比横ばいのマイナス0.125 %、5年債も同変わらずのマイナス0.085%、20年債も同横ばいの0.490%。 30年債、40年債はまだ出合いがみられていない。 本日の海外市場は、欧州がイースターマンデー、アジアでもイースターや清明節の祝 日のため休場するマーケットが多く、前営業日に続いて商いは膨らみづらい見込み。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.015─マイナス0.002% を中心に取引された。「積み期後半に入り、ビッドサイドの資金調達の動きが活発化して いる。レポ、コールともレートは切り上がりそうだ」(国内金融機関)という。ユーロ円 3カ月金利先物は強含み。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.117 0.001 11:00 5年 -0.091 -0.083 0.001 10:59 10年 0.113 0.118 0.001 11:01 20年 0.483 0.491 0 10:59 30年 0.69 0.698 0.002 11:01 40年 0.734 0.746 0 11:00 <10:13> 日銀が短中期国債の買い入れを通告、「オペ紙」の予告通り増額 日銀は午前10時10分の金融調節で、国債買い入れを通告した。対象は「残存期間 1年以下」(オファー額は1500億円)、「同1年超3年以下」(同4750億円)、 「同3年超5年以下」(同4500億円)で、いずれも日銀の事前予告通りに金額が前回 から増額された。 日銀は前月末に発表した4月分の「長期国債買入れの月間予定」(通称「オペ紙」) から、レンジ形式ではなく特定の買い入れ金額を示す方針に切り替えており、本日のオフ ァー金額はその発表に沿ったもの。 序盤の国債先物は、朝方の下げを取り戻してプラス圏に浮上している。中心限月6月 限は前営業日比4銭高の151円05銭付近で取引されている。現物市場の新発10年債 利回り(長期金利)は同横ばいの0.115%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.117 0.001 10:05 5年 -0.09 -0.083 0.001 10:05 10年 0.114 0.119 0.002 10:05 20年 0.485 0.493 0.002 10:14 30年 0.689 0.698 0.002 10:14 40年 0.733 0.744 -0.002 10:14 <08:46> 国債先物は反落で寄り付く、米雇用統計受けた海外の債券安反映 国債先物中心限月6月限は前営業日比4銭安の150円97銭と小反落して寄り付い た。前週末は夜間取引で国債先物が下落、また米国市場でも市場予想を上回る強い雇用統 計を受けて国債価格は総じて下落、10年物国債利回り(米長期金利)が再 び1.7%台と金利が上昇した地合いを引き継ぎ、売り先行でスタートしている。[nL4N2 LV1NZ] TRADEWEB OFFER BID 前日 時間 比 2年 -0.128 -0.117 0.001 8:46 5年 -0.086 -0.079 0.005 8:46 10年 0.115 0.124 0.007 8:46 20年 0.485 0.496 0.005 8:46 30年 0.69 0.7 0.004 8:46 40年 0.735 0.749 0.003 8:46 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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