[東京 17日 ロイター] - <13:00> 20年債入札結果は無難、国債先物はプラス圏浮上 米金利低下も拍 車 財務省が午後0時35分に発表した20年利付国債入札の結果は、最低落札価格が9 5円85銭(最高落札利回り0.739%)、平均落札価格は95円91銭(平均落札利 回り0.736%)だった。落札価格の平均と最低の開き(テール)は6銭と前回(6銭 )から変わらず。応札倍率は3.39倍と前回(3.18倍)から上昇した。 市場では「特別強くはない無難な結果だが、前場は入札への警戒感から随分値が崩れ ていたこともあり、想定ほど悪くないとの受け止めから買い材料視されたようだ」(国内 証券)との指摘が聞かれた。 同入札結果を受けて国債先物はプラス圏に浮上。その後、ウクライナ関連のニュース で米10年国債利回り(長期金利)が1.9%台に低下したことも追い風と なり、円債先物中心限月3月限は前営業日比14銭高の150円04銭近辺で推移してい る。 また現物市場の新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.210 %と、前引け水準から利回りが低下。20年債利回りは同2.0bp上昇の0.720% で、前引けからは上昇幅を縮めた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.024 -0.019 0.001 13:00 5年 0.044 0.051 0.001 13:00 10年 0.21 0.214 -0.001 13:00 20年 0.714 0.722 0.021 13:00 30年 0.96 0.967 0.032 13:00 40年 0.99 1.001 0.031 13:00 <12:35> 1年物TB入札は弱い結果、2年債利回りの上昇などが影響 財務省が午後0時30分に発表した1年物国庫短期証券(TB)の入札結果で、最高 落札利回りはマイナス0.491%、平均落札利回りはマイナス0.0551%となり、 前回(最高マイナス0.0879%、平均マイナス0.0909%)を上回った。応札倍 率は2.73倍と、前回(3.18倍)から低下した。 市場では「弱い結果。2年債利回りが上昇していることや、日銀の短国買入のオファ ーが限定的で1年物を売却する機会が乏しいことが背景となり、札が流れた」(国内金融 機関)との声が聞かれた。 TRADEWEB OFFER BID 前日 時間 比 2年 -0.022 -0.014 0.006 12:35 5年 0.054 0.06 0.01 12:35 10年 0.214 0.22 0.005 12:35 20年 0.724 0.734 0.033 12:35 30年 0.973 0.981 0.046 12:35 40年 1.015 1.024 0.054 12:35 <11:10> 前場の国債先物は続落、超長期金利が軒並み急上昇 国債先物中心限月3月限は前営業日比9銭安の149円81銭と続落して午前の取引 を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇の0.220%。きょ うの20年債入札への警戒感から超長期債への売りが一段と強まった。 現物市場でカレント20年債(178回債)は前日比4.5bp上昇の0.745% と、2016年2月18日以来の高水準、新発30年債は同6.0bp上昇の0.990 %と16年2月22日以来の高水準、新発40年債は同6.0bp上昇の1.030%と 18年11月13日以来の高水準を付けた。 市場では「低調な応札が予想され、投資家の目線が見えず不安感が強まっている。決 算にらみの売りが出る一方、急激な金利上昇によるリスク許容度の低下で買いの手も引い てしまった。日銀が臨時オペなどに動くか注目される」(国内証券の債券セールス担当) との声が出ている。 16日に公表された1月25─26日のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨 は「懸念されていたほどタカ派ではなかった」(三菱UFJモルガン・スタンレー証のシ ニア債券ストラテジスト、 稲留克俊氏)との受け止めが多かったほか、ウクライナを巡 る地政学リスクも高まったが、買い戻しの動きは鈍かった。 新発2年債は前日比0.5bp上昇のマイナス0.020%、新発5年債は同1.0 bp上昇の0.060%。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.045─マイナス0.008% を中心に取引された。「積み期序盤から強い調達ニーズがみられている」(国内金融機関 )という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.02 -0.014 0.006 11:01 5年 0.054 0.06 0.01 11:00 10年 0.22 0.224 0.009 11:01 20年 0.739 0.745 0.044 10:58 30年 0.989 0.995 0.06 11:00 40年 1.025 1.034 0.064 11:01 <10:31> 財務省が20年債入札を通告、超長期金利は一段と上昇 財務省は午前10時30分、20年利付国債入札を通告した。179回債のリオープ ン発行で表面利率は0.50%。発行予定額は1兆2000億円。 投資家のリスク許容度が低下する中、低調な入札になるとの予想もあり、超長期金利 が軒並み上昇している。市場では「利回りが高いから買いましょうと顧客にも勧めにくく なってきた」(国内証券も債券セールス担当)との声が聞かれた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.02 -0.015 0.005 10:15 5年 0.054 0.06 0.01 10:30 10年 0.217 0.223 0.008 10:30 20年 0.74 0.748 0.047 10:30 30年 0.986 0.993 0.058 10:30 40年 1.024 1.031 0.061 10:30 <10:15> 超長期金利の上昇止まらず、40年債は1.0%超え 現物市場で超長期金利の上昇が止まらない。カレント20年債(178回債)は前日 比3.0bp上昇の0.730%と、2017年2月3日以来の高水準、新発30年債は 同3.5bp上昇の0.965%と16年2月24日以来の高水準、新発40年債は同4 .0bp上昇の1.010%と18年11月15日以来の高水準を付けた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.02 -0.015 0.005 10:15 5年 0.052 0.058 0.008 10:15 10年 0.21 0.215 0 10:12 20年 0.729 0.734 0.033 10:15 30年 0.971 0.977 0.042 10:15 40年 1.011 1.018 0.048 10:15 <08:49> 国債先物は続落で寄り付く、根強い金利上昇懸念 国債先物中心限月3月限は前営業日比2銭安の149円88銭と続落して寄り付いた 。1月25─26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、警戒されていたほ どタカ派ではなかったとの受け止めが多いが、好調な経済指標などから金利上昇懸念は根 強く、上値が重いスタートとなっている。 1月の米小売売上高(季節調整済み)は前月比3.8%増となった。自動車販売など が急増する中、前月の落ち込みからプラスに転じ、市場予想の2%増を上回った。[nL4N2 UR3C3] TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.026 -0.019 0.001 8:47 5年 0.046 0.055 0.005 8:47 10年 0.21 0.215 0 8:46 20年 0.702 0.711 0.01 8:46 30年 0.932 0.94 0.005 8:46 40年 0.969 0.98 0.01 8:47 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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