[東京 26日 ロイター] - <12:52> 40年債入札は強い結果、市場は好感 超長期債は値を戻す 財務省が午後0時35分に発表した40年利付国債の入札結果は、最高落札利回りが 1.345%(発行価格は89円43銭)、応札倍率は2.70倍で前回(2.42倍) から上昇した。 市場では「強い結果だった。超長期ゾーンの金利がポジティブに反応している」(国 内証券)との声が聞かれた。 国債先物は後場に入っても引き続き小じっかり。中心限月9月限は前営業日比4銭高 の150円15銭近辺。 現物市場の新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5ベーシスポイント(bp) 上昇の0.205%で、前引けの水準から変わらず。カレント40年債(15回)利回り は同1.0bp低下の1.400%と、前引けの大幅上昇から方向転換し、大きく値を戻 した。 日銀が発表した国庫短期証券(TB)買い入れの結果は、全取り利回り格差が0.0 26%、平均落札利回り格差が0.026%となった。応札額は7380億円、落札額は 1000億円。応札倍率は7.38倍と前回(6.74倍)から上昇した。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.076 -0.069 0.005 9:58 5年 -0.005 0 0 12:46 10年 0.2 0.204 0.003 12:48 20年 0.846 0.859 0.014 12:53 30年 1.2 1.214 0.01 12:53 40年 1.391 1.402 0.003 12:52 <11:08> 前場の国債先物は小幅続伸、長期金利は0.205%に小幅上昇 国債先物中心限月9月限は、夜間取引の底堅さが継続し前営業日比2銭高の150円 12銭と4営業日続伸して午前の取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同 0.5ベーシスポイント(bp)上昇の0.205%。 きょうの国債先物は、寄り付きから小じっかりの展開となった。前日の米長期金利が 反発したにもかかわらず、夜間取引の円債先物は底堅さを維持して上昇した流れが継続し た。 現物市場の新発国債利回りは超長期ゾーンが大幅上昇。5年債は前営業日比0.5b p上昇のゼロ%、20年債は同2.0bp上昇の0.870%、30年債は同4.0bp 上昇の1.250%、カレント40年債(15回)は同3.0bp上昇の1.440%。 2年債はまだ出合いがみられていない。 日銀は午前10時10分に10年債のカレント3銘柄とチーペスト銘柄を0.25% で無制限に買い入れる指し値オペをオファーした。 午前10時半には、財務省が40年債入札(発行予定額7000億円程度)を通告。 市場ではポジティブ・ネガティブ両方の材料を指摘する声があるが、前場での調整も手伝 い大きな波乱があるとまでは見込まれていない。 みずほ証券の谷口玄マーケットアナリストは「入札を無難以上に通過することができ れば、超長期ゾーン中心に金利低下圧力が強まる可能性もある」との見方を示す。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.015%─マイナス0.007 %を中心に取引された。「調達サイドのニーズは引き続き強い。加重平均レートは前日か ら横ばい圏となりそうだ」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。 TRADEWEB OFFER BID 前日 時間 比 2年 -0.076 -0.069 0.005 9:58 5年 -0.005 0.001 0.001 11:01 10年 0.204 0.21 0.009 11:01 20年 0.868 0.876 0.031 11:01 30年 1.243 1.252 0.048 10:51 40年 1.436 1.448 0.049 11:01 <10:31> 財務省が40年債入札通告、市場は「強弱材料が拮抗」との見方 財務省は午前10時半、40年利付国債入札を通告した。発行予定額は7000億円 程度。15回債のリオープン発行で、表面利率は1.000%。入札は利回り競争入札に よるダッチ方式となる。 SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジストは「6月中旬以降では40年債が最も アンダーパフォームしている。足もとでグローバルに金利低下圧力が強まっていることは サポート材料だが、ここまでのロングエンド軟化の背景には生保需要の軟化があった可能 性もあり、今回入札にはまだ不透明感が残る」と指摘。ポジティブ材料とネガティブ材料 の両方がある中で「生保のロングエンド需要を確かめる入札になるだろう」と予想する。 国債先物は引き続き小じっかり。中心限月9月限は前営業日比5銭高の150円15 銭付近で推移している。新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5ベーシスポイント (bp)上昇の0.205%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.076 -0.069 0.005 9:58 5年 -0.003 0.002 0.002 10:31 10年 0.204 0.209 0.008 10:31 20年 0.869 0.876 0.031 10:31 30年 1.242 1.25 0.046 10:24 40年 1.434 1.446 0.047 10:31 <10:10> 日銀が指し値オペ通告、国債先物は強含み継続 長期金利0.200% 日銀は午前10時10分、固定利回り入札方式による国債買い入れ(指し値オペ)を 通告した。スタートは7月27日。対象は10年債の356回と365回、366回、3 67回債。固定利回り格差の結果、10年356回債と367回債の買い入れ利回りは0 .250%となる。 国債先物は引き続き強含み。中心限月9月限は前営業日比9銭高の150円19銭付 近で推移している。新発10年国債利回り(長期金利)は同横ばいの0.200%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.076 -0.069 0.005 9:58 5年 -0.005 0.001 0.001 10:05 10年 0.2 0.204 0.003 10:09 20年 0.873 0.88 0.035 10:08 30年 1.242 1.25 0.046 10:07 40年 1.434 1.445 0.046 10:10 <08:45> 国債先物は続伸で寄り付く、買い一巡後は様子見か 国債先物中心限月9月限は、前営業日比5銭高の150円15銭と続伸して寄り付い た。景気後退懸念を背景に買いが先行している。ただ「買い一巡後は米連邦公開市場委員 会(FOMC)の結果待ちのムードが強まる」(国内銀行)との見方が多い。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.081 -0.074 0 8:45 5年 -0.005 0 0 8:45 10年 0.194 0.199 -0.002 8:45 20年 0.858 0.866 0.021 8:43 30年 1.221 1.231 0.027 8:45 40年 1.415 1.428 0.029 8:45 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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