[東京 4日 ロイター] - <15:09> 国債先物は反発で引け、強含みもみ合い 長期金利0.170%に低下 国債先物中心限月9月限は前営業日比12銭高の150円62銭と反発して取引を終 えた。米金利低下を受けて買い先行で始まったが、日中は手掛かり難でもみ合い。新発1 0年国債利回り(長期金利)は同1.5ベーシスポイント(bp)低下の0.170%。 きょうの国債先物は、前日の米国市場で長期金利が低下した債券高地合いを反映して 朝から小じっかりで推移した。物価連動国債入札は順調だったが全体相場への影響は限定 的で、徐々に手掛かり材料難からもみ合い商状となった。市場では「早くも米雇用統計待 ちといった雰囲気」(岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト)との声も聞かれた。 現物市場では10年物以外の新発国債利回りも総じて低下。2年債は前営業日比0. 5bp低下のマイナス0.095%、5年債は同1.0bp低下のマイナス0.030% 、20年債は同2.0bp低下の0.825%、30年債は同2.5bp低下の1.18 0%、40年債も同2.5bp低下の1.325%。 みずほ証券の鈴木優理恵マーケットアナリストは「きょうは手掛かり材料が乏しく、 投資家には動きづらさがあるようだ。海外では明日の米雇用統計、国内では生保勢の需要 を見極める試金石として来週の30年利付国債入札に注目している」と述べた。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートはマイナス0.010%と前 営業日(マイナス0.009%)から若干低下する見通し。「資金の出し手が一定の一方 、取り手の調達ニーズが引き続き強く、前日から構図はあまり変わっていない」(国内金 融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.1 -0.092 -0.011 15:02 5年 -0.03 -0.026 -0.006 15:05 10年 0.168 0.175 -0.014 15:02 20年 0.824 0.832 -0.014 15:09 30年 1.178 1.19 -0.021 15:10 40年 1.32 1.334 -0.024 15:07 <12:52> 物価連動債入札は強い結果、市場は反応薄 先物は強含みもみ合い 財務省が午後0時35分に発表した10年物価連動国債(表面利率0.005%)の 入札結果で、最低落札価格は107円35銭(最高落札利回りはマイナス0.7080% )となった。応札倍率は3.32倍と前回(3.62倍)から低下した。 市場では「強い結果だった。ただ、市場ではもともと弱い結果を見込む向きはなく、 物価連動国債ということもあり、名目債市場への影響は限定的」(国内証券)との声が出 ている。 国債先物は後場に入っても強含みもみ合いが継続。中心限月9月限は前営業日比4銭 高の150円54銭で推移している。現物市場の新発10年国債はまだ出合いがみられて いない。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.095 -0.089 -0.008 12:32 5年 -0.03 -0.024 -0.004 12:34 10年 0.179 0.185 -0.004 12:50 20年 0.829 0.836 -0.01 12:52 30年 1.184 1.195 -0.016 12:52 40年 1.327 1.337 -0.021 12:51 <11:07> 前場の国債先物は反発、材料待ちで様子見ムード 国債先物中心限月9月限は前営業日比7銭高の150円57銭と反発して午前の取引 を終えた。米長期金利の低下で買いが先行したが、様子見ムードが強まり、徐々に伸び悩 んだ。新発10年国債は出合いがみられなかった。 市場では「景気減速懸念が市場のテーマであり、米金利は上がりにくい。しかし、低 下余地も大きくない。7月米雇用統計やジャクソンホールなどの新規の材料待ちだ」(岡 三証券の債券シニア・ストラテジスト、鈴木誠氏)との声が出ている。 7月の米ISM非製造業指数は56.7と、予想に反し前月の55.3から4カ月ぶ りに上昇に転じた。ただ、市場では「昨年11月をピークとした低下傾向に変わりはな い 。資材調達に要する時間は引き続き長くなっており、方向性は一段の減速とみるべき 」(外資系証券)との指摘が聞かれた。 現物市場で新発債利回りは超長期債が低下。20年債は前日比1.5bp低下の0. 830%、30年債は同1.5bp低下の1.190%、40年債は同1.5bp低下の 1.335%。2年債と5年債は出合いがみられなかった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.010─マイナス0.007% を中心に取引された。「都銀を中心とした強い調達が続いている」(国内金融機関)とい う。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.099 -0.09 -0.009 11:01 5年 -0.03 -0.025 -0.005 10:06 10年 0.176 0.184 -0.005 11:01 20年 0.828 0.836 -0.01 11:01 30年 1.183 1.192 -0.019 11:00 40年 1.327 1.339 -0.019 11:00 <10:30> 財務省が物価連動債入札を通告、無難通過の見方 財務省は午前10時半、10年物価連動国債入札を通告した。利率0.005%で、 27回債のリオープン発行。発行予定額は前回から500億円増額され2500億円。 先行きの物価動向やブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)に対する見方は分か れているが、市場では「財務省の買い入れ消却や日銀の買い入れによる需給の下支えがあ り、消化に不安はない」(国内証券)との声が出ている。 株高基調の中、国債先物は伸び悩み。中心限月9月限は前営業日比8銭高の150円 58銭近辺で推移している。10年最長期国債はまだ出合いがみられていない。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.098 -0.09 -0.009 9:50 5年 -0.03 -0.025 -0.005 10:06 10年 0.179 0.184 -0.005 10:25 20年 0.83 0.839 -0.007 10:21 30年 1.188 1.196 -0.015 10:30 40年 1.334 1.346 -0.012 10:30 <10:10> 日銀が指し値オペ通告、国債先物はしっかり 日銀は午前10時10分、固定利回り入札方式による国債買い入れ(指し値オペ)を 通告した。スタートは8月5日。対象は10年債の356回と365回、366回、36 7回債。固定利回り格差の結果、10年356回債と367回債の買い入れ利回りは0. 250%となる。 国債先物はしっかり。中心限月9月限は前営業日比10銭高の150円60銭付近で 推移している。10年最長期国債はまだ出合いがみられていない。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.098 -0.09 -0.009 9:50 5年 -0.03 -0.025 -0.005 10:06 10年 0.174 0.18 -0.009 9:43 20年 0.83 0.839 -0.007 10:10 30年 1.183 1.191 -0.02 9:56 40年 1.329 1.341 -0.017 10:11 <08:46> 国債先物は反発で寄り付く、米景気後退の懸念根強く 国債先物中心限月9月限は、前営業日比7銭高の150円57銭と反発して寄り付い た。7月の米ISM非製造業指数は市場予想を上回ったが、「米金融引き締めが景気後退 を招くとの見方が強まった」(国内証券)とされ、米長期金利は低下。円債も買いが先行 している。 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は3日、40年来の高水準にある米国のイン フレ率を目標の2%に戻すために、連邦準備理事会(FRB)は断固として利上げを実施 していくと述べた。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.099 -0.088 -0.007 8:46 5年 -0.03 -0.022 -0.002 8:46 10年 0.176 0.184 -0.005 8:46 20年 0.833 0.844 -0.002 8:46 30年 1.191 1.206 -0.005 8:46 40年 1.337 1.354 -0.004 8:46 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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