[東京 30日 ロイター] - <15:10> 国債先物は反発で引け、日銀オペが支援材料 長期金利は横ばい 国債先物中心限月3月限は前営業日比13銭高の146円86銭と反発して取引を終 えた。日銀の幅広いオペが相場をサポートした。新発10年国債利回り(長期金利)は同 横ばいの0.475%。 きょうの国債先物は、小安く寄り付いたものの売り一巡後はプラスに切り返し、日銀 が幅広い年限ゾーン対象のオペをオファーしたことが支援材料となり、徐々に上げ幅を拡 大した。 みずほ証券の谷口玄マーケットアナリストは「10年債入札を控えて調整の動きが出 てもおかしくない状況だが、手掛かりが少ない中で日銀オペが効いて思いのほかしっかり 推移した」と指摘。ただ週内に10年債入札や米連邦公開市場委員会(FOMC)などの 重要イベントを控える中、「(きょうの買いは)そこまで強い方向感をもった動きにもみ えない」と述べた。 現物市場で10年物以外の新発債利回りはまちまち。5年債は前営業日比1.5ベー シスポイント(bp)低下の0.175%、20年債は同1.0bp上昇の1.380% 、30年債は同0.5bp上昇の1.570%。2年債と40年債はまだ出合いがみられ ていない。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介債券ストラテジストは「残存3─5 年のオペ結果がしっかりめだったことや明日の共通担保オペへの期待感から5年債がアウ トパフォームし、近いゾーンである先物や10年債にも波及した」と指摘。 このほか経済界や学識者で構成する「令和国民会議」(令和臨調)共同代表の佐々木 毅・元東京大学総長らが政府・日銀が2013年にまとめた共同声明(アコード)の見直 しを提言し、2%物価安定目標を長期目標と位置づけることなどを盛り込んだが[nL4N34F 12R]、「円債市場の反応は限定的」(鶴田氏)との声が聞かれた。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートは前営業日(マイナス0.0 14%)からほぼ横ばいの見通し。「週末要因は剥落したが、ビッドサイド調達意欲は引 き続きしっかりしている」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。 OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.015 -0.004 -0.004 15:11 5年 0.173 0.182 -0.014 15:09 10年 0.469 0.474 -0.006 15:07 20年 1.375 1.389 0.011 15:00 30年 1.582 1.599 0.032 15:09 40年 1.833 1.853 0.035 15:09 <12:50> 日銀オペ結果は概ね無難、国債先物は堅調継続 日銀が午前に実施した中長期・超長期ゾーン対象の国債買い入れオペについて、市場 では「概ね無難な結果だ」(国内証券)との見方が聞かれた。 国債先物は午後に入っても引き続きしっかり。中心限月3月限は前営業日比19銭高 の146円92銭付近で推移している。新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5ベ ーシスポイント(bp)低下の0.470%。 OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.014 -0.004 -0.004 12:45 5年 0.171 0.181 -0.015 12:48 10年 0.469 0.475 -0.005 12:39 20年 1.353 1.366 -0.012 12:50 30年 1.569 1.583 0.016 12:42 40年 1.816 1.833 0.015 12:50 <11:08> 前場の国債先物は反発、日銀の幅広いオペが相場を支援 国債先物中心限月3月限は前営業日比8銭高の146円81銭と反発して午前の取引 を終えた。幅広い年限ゾーン対象の日銀オペが相場をサポートした。長期金利の指標とな る新発10年国債はまだ売買が成立していない。 きょうの国債先物は、週末の夜間取引での下落や米金利上昇が重荷となり小安く寄り 付いたが、売り一巡後はプラス圏に浮上してもみ合う展開となった。日銀が午前の金融市 場調節で長期債対象の指し値オペと幅広い年限ゾーンの通常オペをオファーしたことが相 場を支援した。 岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは「今週は海外の材料ではFOMCの結 果を確認したい、国内材料的には日銀総裁人事を確認したいということで投資家は買うに 買えない状況だ。一方で下値は日銀の買いが支えているという構図で、上にも下にも大き くは動きづらい」と指摘した。 現物市場で新発債利回りは横ばいから低下。5年債は前営業日比0.5ベーシスポイ ント(bp)低下の0.185%、20年債は同2.0bp低下の1.350%、30年 債は同横ばいの1.565%。10年債のほか、2年債と40年債もまだ出合いがみられ ていない。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.015─マイナス0.010% を中心に取引された。「週末要因は剥落したが、前営業日から地合いは変わっていない。 加重平均レートも横ばい圏だろう」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は 閑散。 OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.015 -0.004 -0.004 11:01 5年 0.177 0.186 -0.01 11:01 10年 0.464 0.472 -0.008 11:01 20年 1.34 1.354 -0.024 11:01 30年 1.563 1.578 0.011 11:01 40年 1.808 1.824 0.006 11:00 <10:10> 日銀が国債買い入れオペ通告、指し値も 国債先物はプラス圏浮上 日銀は午前10時10分の金融調節で、国債の買い入れを通告した。対象は「残存期 間3年超5年以下」(買入予定額5000億円)、「同5年超10年以下」(同6750 億円)、「同10年超25年以下」(同4000億円)、「同25年超」(同2000億 円)、物価連動債(同600億円)。 1─3月予定で示されたレンジは、3─5年:5000億─6500億円、5─10 年:5750億─7750億円、10─25年:2000億─4000億円、25年超: 1000億─3000億円だった。 また日銀は、固定利回り入札方式による国債買い入れ(指し値オペ)も通告した。ス タートは1月31日。対象は10年債の358回債、カレントの367回・368回・3 69回債。買い入れ利回りは0.500%となる。 国債先物は小じっかり。中心限月3月限は前営業日比7銭高の146円80銭付近と 、朝方の下落を取り戻してプラス圏に浮上している。新発10年国債はまだ出合いがみら れていない。 OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.015 -0.004 -0.004 10:11 5年 0.175 0.185 -0.011 10:11 10年 0.465 0.473 -0.007 10:11 20年 1.349 1.367 -0.011 10:11 30年 1.555 1.576 0.009 10:10 40年 1.807 1.828 0.01 10:10 <08:45> 国債先物は続落で寄り付く、海外取引時間の債券安地合いが波及 国債先物中心限月3月限は、前営業日比4銭安の146円69銭と小幅続落して寄り 付いた。前週末の夜間取引での下落や米国市場で金利が上昇(価格は下落)した流れが相 場の重しとなり、きょうの国債先物もやや売り先行でスタートしている。 OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.012 0.001 0.001 8:45 5年 0.181 0.195 -0.001 8:45 10年 0.472 0.481 0.001 8:45 20年 1.363 1.381 0.003 8:45 30年 1.557 1.576 0.009 8:45 40年 1.801 1.822 0.004 8:45 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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