[東京 17日 ロイター] - <11:07> 前場の国債先物は反落、銀行不安くすぶり下げ渋る 国債先物中心限月6月限は前営業日比36銭安の148円08銭と反落して午前の取 引を終えた。欧米の銀行を巡る不安がいったん後退し売りが先行したが、不安感はくすぶ り売り一巡後は下げ渋った。新発10年債はまだ出合いがみられていない。 JPモルガン・チェースやシティグループなど複数の米大手銀行は16 日、中堅銀行であるファースト・リパブリック・バンク救済の一環として合計3 00億ドルの預金を預け入れると声明で発表。前日の米金利は低下した。 ただ、「いったんリスク回避は後退したが、世界金融危機の経験からまだどこかに『 爆弾』があるのではないかと市場は警戒している」(野村証券のチーフ金利ストラテジス ト、中島武信氏)との声もあり、円債も売り一巡後は徐々に下げ幅を縮小した。 現物市場で新発債利回りはまちまち。2年債は前日比0.5bp低下のマイナス0. 080%、5年債は同1.0bp上昇の0.115%。20年債は同1.0bp上昇の1 .050%、30年債は同0.5bp上昇の1.270%、40年債は出合いがみられな かった。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.030─マイナス0.005% を中心に取引された。「今積み期の高いマクロ基準比率と週末要因で調達が強まった」( 国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.081 -0.074 -0.005 11:00 5年 0.108 0.115 0.008 11:01 10年 0.29 0.302 0.014 11:00 20年 1.036 1.052 -0.005 11:01 30年 1.259 1.278 0.003 11:01 40年 1.484 1.512 0.011 11:01 <10:10> 日銀が指し値オペ通告、国債先物は軟調 日銀は午前10時10分、固定利回り入札方式による国債買い入れ(指し値オペ)を 通告した。スタートは3月20日。対象は10年債の358と359回債、カレントの3 67回・368回・369回債。買い入れ利回りは0.500%となる。 リスク回避傾向の一服で国債先物は軟調。中心限月6月限は前営業日比48銭安の1 47円96銭付近で推移している。新発10年債はまだ出合いがみられていない。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.08 -0.074 -0.005 10:10 5年 0.114 0.119 0.012 10:11 10年 0.299 0.31 0.022 10:12 20年 1.056 1.07 0.013 10:11 30年 1.277 1.292 0.017 10:11 40年 1.506 1.525 0.024 10:12 <08:45> 国債先物は大幅反落で寄り付く、リスク回避後退で買い先行 国債先物中心限月6月限は、前営業日比48銭安の147円96銭と反落して寄り付 いた。スイスの金融大手クレディ・スイスと米中堅銀行ファースト・リパブリッ ク・バンクに対する支援を受け、投資家のリスク回避姿勢が後退。米金利が上昇 する中、円債も売りが先行している。 ただ、市場では「銀行を巡る警戒感が完全に晴れたわけではない。金利上昇余地は限 定的だろう」(国内銀行)との声も出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.073 -0.064 0.005 8:46 5年 0.113 0.121 0.014 8:45 10年 0.295 0.307 0.019 8:46 20年 1.064 1.081 0.024 8:46 30年 1.283 1.301 0.026 8:46 40年 1.513 1.536 0.035 8:46 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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