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来週のドル/円は下値への警戒必要、株安なら円買いも

[東京 1日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円はレンジ継続を基本線としつつ、下方向への警戒も必要とされる。米国の早期追加利上げ観測が後退し、米国サイドからのドル買い要因に期待できなくなっている。一方、株価が予想以上に下げるなど悪い流れが続いた場合は、リスク回避の円買いが強まりそうだという。

 4月1日、来週の外為市場で、ドル/円はレンジ継続を基本線としつつ、下方向への警戒も必要とされる。写真は都内で2009年11月撮影(2016年 ロイター/Yuriko Nakao)

予想レンジはドル111.00―114.00円、ユーロ1.1200―1.1500ドル。

先週は複数の米連邦準備理事会(FRB)高官からタカ派的な発言が相次いだ。米国の早期利上げ期待がにわかに高まったが、今週、イエレンFRB議長が予想以上に慎重な姿勢を示したことで、4月の利上げ期待は一気にしぼんだ。

そのため、きょうの米3月雇用統計が良い数字になった場合でも、4月の利上げ期待は再燃せず、ドルの強いサポートにはなりにくいとみられている。「雇用統計後の米ISM製造業景気指数も良ければ113円台に回帰する可能性はあるが、114円を超えていくのは難しいのではないか」(国内金融機関)との見方が出ている。

<輸出企業に業績下振れ懸念>

1日発表された3月日銀短観によると、大企業、中小企業の業況判断DIがそろって悪化。2016年度の大企業・製造業の想定為替レートは1ドル=117.46円と、実勢に比べて5円近い円安水準となった。

短観を受けた東京市場では、16年度の企業業績の下振れ懸念が強まり、日経平均株価が大幅に下落。ドル/円はリスク回避的な円買いが強まった。

ただ、ドル/円は下値の堅さも確認されつつある。市場からは「ベルギーの連続爆破事件でリスク回避が強まった場面でも111円前半で反転した。下がっても111円くらいで買戻しが入りそうだ」(外為アナリスト)との声が出ていた。

<ユーロ/ドルは上値余地>

ユーロは買われやすい地合いが続きそうだ。31日、ユーロ/ドルは一時1.1412ドルまで上昇し、昨年10月16日以来5カ月半ぶりの高値をつけた。

米国の早期利上げ観測が後退した一方、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和打ち止め観測があり、米欧金融政策のギャップが意識されている。「(ユーロは)一段と上がりそうな雰囲気はある。1.15ドルも視野に入ってきた」(国内金融機関)との声が出ていた。

外為マーケットチーム

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