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来週は米経済指標を見極め、良好ならドル110円試す展開も

 5月13日、来週の外為市場でドル/円は、米経済指標次第で上値を試す可能性がある。写真はワルシャワで2011年1月撮影(2016年 ロイター/Kacper Pempel)

[東京 13日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、米経済指標次第で上値を試す可能性がある。指標が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)当局者から6月利上げを意識させる発言があれば、110円が見えてくるという。一方、株式市場が崩れれば調整ムードが強まり、107円台まで反落する可能性もありそうだ。

予想レンジはドル/円が107.00―110.00円、ユーロ/ドルが1.1200―1.1500ドル。

今週後半のドルは自律反発で上昇してきたが、109.40円どころで頭を抑えられている。テクニカル的に4月28日高値111.88円と5月3日安値105.55円の61.8%戻しの水準である109.46円付近が上値抵抗線として意識されており、これを突破できれば心理的節目の110円ちょうどを目指す可能性がある。

今晩発表の米小売売上高、17日発表の米CPIなどが注目されており、いずれも予想を上回る伸びをみせれば、米国の6月利上げをやや織り込む動きとなり、ドルは上値を試しやすい。

17日にサンフランシスコ連銀、アトランタ連銀、ダラス連銀の各総裁、19日にはダドリー米ニューヨーク連銀総裁にそれぞれ発言機会がある。12日にハト派的とされるローゼングレン米ボストン連銀総裁が、市場は米経済を過小評価していると、タカ派的な発言をしており、ほかの当局者から追随する内容の発言があるか注目されている。

<107円台は国内勢のドル買いで底堅い>

日本では18日、内閣府が1─3月期国内総生産(GDP)を発表する。ロイターがまとめた市場予測では、前期比プラス0.1%、年率プラス0.2%。ドル/円は、GDP発表を受けた日経平均株価の動きに反応するとみられている。

野村証券のチーフ為替ストラテジスト、池田雄之輔氏は、GDPの発表前後に「一億総活躍プラン」「骨太の方針素案」が打ち出される可能性が高いとみている。同時に消費税率引き上げの再延期が宣言されれば、「110円を突破する強力な材料になり得る」と指摘する。

日経平均が崩れれば、いったん調整ムードが強まって108円を割りこむ可能性があるという。ただ「107円台では国内勢のドル買い需要が根強いことから、106円台に突入することはなさそうだ」(国内金融機関)という。

為替マーケットチーム

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