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来週のドル/円は弱地合い継続、反発材料探る
2016年4月8日 / 07:11 / 2年後

来週のドル/円は弱地合い継続、反発材料探る

[東京 8日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、弱地合いが継続するとみられる。米小売売上高などの経済指標や主要20カ国・地域(G20)財務相・中銀総裁会議などで反発材料を探る展開が予想され、週後半は産油国の増産凍結をめぐる思惑から原油相場の動向も重視されそうだ。

 4月8日、来週の外為市場でドル/円は、弱地合いが継続するとみられる。写真はワルシャワで2011年1月撮影(2016年 ロイター/Kacper Pempel)

予想レンジはドル/円が106.50―110.00円、ユーロ/ドルが1.1300―1.1550ドル。

今週は、米国の早期利上げ期待と日本の政策期待が後退し、投機的なドル売り/円買い機運が強まった。足元では108円台でのもみ合い中心だったが「109円に戻せなかったり、戻せても長時間維持できない状況が2─3日続けば、また下攻めが強まりかねない」(りそな銀行シニアクライアントマネージャー、尾股正寿氏)と警戒する声も根強い。

来週は米国で小売売上高のほか、消費者物価指数(CPI)、鉱工業生産指数などの指標発表が予定され、早期利上げの思惑が高まるかがポイントになる。来週の指標が総じて堅調な結果となった場合には「データに逆行してどこまでドル売り/円買いで攻められるか。短期筋を中心にドルショートを巻き戻す可能性もあるので注意しておきたい」(三井住友信託銀行マーケット・ストラテジストの瀬良礼子氏)との指摘が出ている。

14─15日には、米ワシントンでG20財務相・中銀総裁会議がある。市場では、為替相場の投機的な動きを封じ込めるような議論があるかどうかが注目される。ただ「今狙われているのは円高のみ。国際的な関心は得られないかもしれない」(国内金融機関)との悲観的な見方もある。

日本では11日に機械受注の発表があるが、目先では政策期待が後退しており、材料視されにくそうだ。ただ、先行きドル/円の下落が深まるなら、「日銀が月内にも追加緩和に乗り出すとの思惑が高まる」(別の国内金融機関)との見方も出ている。

「今は円高が進むかどうかに関心が寄せられており、株安・原油安ならリスクオフとして飛びつきやすい」(みずほ証券チーフFXストラテジスト、鈴木健吾氏)とされる。リスクセンチメントの面からは、中国の貿易収支や1─3月実質国内総生産(GDP)なども注目される。17日には産油国による原油増産凍結をめぐる会合がカタール・ドーハで開かれる。週後半には会合の行方への思惑から原油相場が動く可能性も警戒されている。

為替マーケットチーム

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