[東京 27日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの136円後半。アジア株の底堅さを受けて、対ユーロなどで円がやや弱含みとなったものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)を今夜に控え、主要通貨の値動きは限られた。
ドルはこの日も136円後半から137円前半の狭いレンジ内で一進一退。「前週末に大きく下げた反動で調整の買いが出ているだけで、方向感は明確ではない」(国内銀行)との声が出ていた。
円の下げがやや目立ったのは対ユーロ。138円半ばから後半へ売られた。ユーロは天然ガスの供給不安やイタリアの政局混乱など、不安材料を多く抱えるが「すでに短期筋は売り持ちに傾いている向きが多く、下げ渋ると買い戻しが入りやすい」(外銀)側面があるという。
一方、対豪ドルでは円が小幅に上昇。95円前半から94円半ばへ豪ドルが売られた。第2・四半期の消費者物価指数(CPI)が前年比6.1%上昇と21年ぶり高水準を記録したものの、市場予想には届かなかったため。ただ「今後の利上げ見通しを大きく変えるほどでもない」(別の外銀)といい、その後95円台へ再び値を戻した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 136.91/93 1.0144/48 138.90/94
午前9時現在 136.95/97 1.0127/31 138.70/74
NY午後5時 136.91/94 1.0114/18 138.53/57
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