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ドル111円前半、期末控えた実需の売買主導
2017年3月30日 / 06:31 / 8ヶ月後

ドル111円前半、期末控えた実需の売買主導

[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の111円前半。正午過ぎに日銀副総裁の発言が伝わったのと同じタイミングでドルが反落に転じたが、因果関係は薄いとみられる。この日のドルの値動きは、期末を控えた実需の売買が主導で、方向感は出なかった。

 3月30日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の111円前半。正午過ぎに日銀副総裁の発言が伝わったのと同じタイミングでドルが反落に転じたが、因果関係は薄いとみられる。写真は都内で2011年8月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao )

朝方111円付近だったドルは、仲値に向かってじり高となった。目立ったニュースが見当たらなかったことから、実需筋のフローが相場を主導したとみられる。午前の取引では、輸入企業のドル買いが優勢となる中、米10年債利回りの上昇も支援。一時111.43円まで上昇した。

きょうは月末、4半期末を目前に控え「売る必要のある人、買う必要のある人以外はほとんど市場にいない」(金融機関)とされた。ドルを買う必要のある人の中には、海外投資の損失分の償却原資を調達するためのドル買いも含まれる。

正午過ぎに、日銀の副総裁の発言が伝わり、ドルはその後反落に転じたが、直接的な因果関係は薄いとされる。 

日銀の岩田規久男副総裁は30日の参院財政金融委員会で、現行の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の推進で物価2%目標の実現は可能とし、金融緩和手段として米国債を購入する必要はない、と語った。藤巻健史委員(維新)の質問に答えた。

また、「量的緩和をもっと進めろとの学者もいると思う」としながら、昨年9月の総括的な検証の結果、「イールドカーブ・コントロール(YCC)の方が物価2%達成には有効であり、(政策の)持続可能性が高いということが分かった」と指摘した。

ユーロは、前日海外時間に一時119.12円まで下落したが、東京市場では119.84円まで値を戻した。 

欧州中央銀行(ECB)が今月公表した声明で表現を修正したことで、ECBが金融引き締めを視野に入れ始めたとの思惑が広がっていることから、ECB当局者らは政策メッセージの変更に慎重になっているとのロイター報道[nL3N1H64VG]も前日のユーロ下落の一因だとみられている。

海外時間にはドイツの消費者物価指数のほか、米国の新規失業保険申請件数、米10─12月期国内総生産(GDP)確報値などの発表がある。また、ウィリアムズ米サンフランシスコ地区連銀総裁など複数の米連邦準備理事会(FRB)幹部の発言機会もある。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 111.18/20 1.0753/57 119.56/60

午前9時現在 111.14/16 1.0756/60 119.55/59

NY午後5時 111.03/06 1.0766/68 119.49/53

為替マーケットチーム

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