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クロス円が下落、北朝鮮巡る地政学リスクを警戒
2017年4月6日 / 06:44 / 7ヶ月後

クロス円が下落、北朝鮮巡る地政学リスクを警戒

[東京 6日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の110円前半。ドル/円は110円半ばを中心とする底堅い値動きを示したが、クロス円は総じて軟調。北朝鮮を巡る地政学的リスクが意識されたことや、米中首脳会談を控え、円売りポジションの巻き戻しが目立った。

 4月6日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の110円前半をつけた。写真はベルンで2011年8月撮影(2017年 ロイター/Pascal Lauener)

早朝110.70円台で推移していたドルは、午前10時頃までに110.29円まで下落。日経平均が下げ幅を200円超に拡大したのは、日米首脳が北朝鮮問題について電話会談を行ったことで地政学リスクが意識されたことが背景。

仲値付近では輸入企業のドル買い/円売りが優勢だった。仲値後は公的機関投資家などによるドル買いに支えられ、日経平均の下落や米長期金利低下にも関わらず、ドルは110円半ばを保った。

他方、クロス円は総じて軟調。

豪ドル/円AUDJPY=は早朝の高値84.30円付近から83.15円付近まで下落した。英ポンド/円GBPJPY=は高値138.20円付近から137.70円まで下落。ユーロ/円EURJPY=EBSも高値118.08円から117.77円まで下落した。

「それぞれのクロス円について、特にネガティブなニュースがあるわけではない。しいて言えば、北朝鮮をめぐる情勢が不穏なことや、米中首脳会談を控えて、短期筋がこれまでの円売りポジションを巻き戻しているのではないか」(機関投資家)という。

スウィフト米海軍太平洋艦隊司令官は6日、都内でロイターなどとのインタビューに応じ、米国の対北朝鮮政策について、外交的・経済的な手段では期待したような成果が出なかったと述べた。

3月14―15日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、FOMCメンバーがインフレ見通しのリスクはほぼ中立と判断したことが分かった。

同要旨は、インフレのダウンサイドリスクとして「長期的な期待インフレ率が低下した可能性」と「ドルが相当程度上昇する可能性」を挙げ、それらが「経済が長期的な潜在成長力を上回る拡大を続けること」によるインフレのアップサイドリスクをほぼ打ち消している、との見方が示された。

為替市場は上記箇所に反応を示さなかったが、FOMCメンバーは、ドルの一段高を引き続き、ダウンサイドリスクとして認識していることが分かった。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 110.38/40 1.0671/75 117.79/83

午前9時現在 110.39/41 1.0670/74 117.79/83

NY午後5時 110.68/73 1.0662/64 118.03/07

為替マーケットチーム

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