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午後3時のドル急伸130円後半、日銀の政策現状維持で円全面安

[東京 18日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(128.13/14円)から急伸し、130.81/83円付近で推移している。日銀決定会合での金融政策の現状維持を受けて、ドルは一時131円半ばまで急上昇。その後は黒田東彦日銀総裁の会見を見極めたいとの見方から、130円後半に上げ幅を縮小した。

 1月18日、午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(128.13/14円)から急伸し、130.81/83円付近で推移している。写真は米ドル紙幣。昨年7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

東京市場は128円前半で取引を開始。仲値にかけては実需のドル買いフローでじりじりと129円前半まで上昇する場面もあった。

日銀の金融政策決定会合では、金融政策の現状維持を全員一致で決定。「前のめりに政策修正を織り込みにいった海外の短期勢や投機勢はカウンターパンチをもらった格好」(国内証券)となり、円は対主要通貨で全面安となった。

日銀はマイナス金利、10年物国債金利の誘導目標ゼロ%をいずれも維持し、10年物で0.5%とする長期金利変動幅の上限を据え置いた。

ドル/円は一時131.58円と、前日終値からみた上昇率は一時2.7%に到達。新型コロナが急拡大し、逃避のドル買いが殺到した2020年3月13日以来、2年10カ月ぶりの大きさとなった。

トレイダーズ証券の市場部長、井口喜雄氏は「政策の現状維持と(展望レポートで)物価見通しが想定よりも低く、出口に向けて地ならしをしないとの見方から、(ドルは)131円台に乗せた」と指摘。ただ、「今回の政策変更なしがドル/円の上昇トレンドに変わるとは思えず、今後は次期日銀総裁人事などを見極める時間帯となる」との見方を示す。

あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト、諸我晃氏は、海外時間にポジション調整が入れば、132円台まで上昇する可能性はあるものの、「日銀の政策修正を巡る思惑はくすぶることから、ドルの上値の重さは意識されやすい」とみる。

日銀は今回の会合で、共通担保資金供給オペの拡充も決定した。「イールドカーブがどこまで是正されるかが注目。ゆがみが是正されなければ、金融政策修正を巡る思惑につながりやすくなる」とニッセイ基礎研究所の上席エコノミスト、上野剛志氏は指摘。市場の政策修正観測は沈静化しないとみており、金利上昇や株安、円高圧力はかかりやすいと予想する。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 130.81/83 1.0778/82  141.00/04

午前9時現在 128.27/29 1.0788/89  138.39/43

NY午後5時 128.13/14 1.0788/89  138.22/26

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