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ドル113円前半、米上院の予算決議案可決は消化不良
2017年10月20日 / 06:39 / 1ヶ月前

ドル113円前半、米上院の予算決議案可決は消化不良

[東京 20日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル高/円安の113円前半。午前の取引では、米上院が2018会計年度予算の大枠となる予算決議案を賛成51、反対49の僅差で可決したとの報道を手掛かりに米長期金利が強含み、ドル/円も113.31円まで上昇した。

 10月20日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル高/円安の113円前半。午前の取引では、米上院が2018会計年度予算の大枠となる予算決議案を賛成51、反対49の僅差で可決したとの報道を手掛かりに米長期金利が強含み、ドル/円も113.31円まで上昇した。写真は都内で2014年1月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

しかし、午後に入って報道内容を吟味するにつれ、ドルも米長期金利も高値から反落。

市場では「日本のマーケットでは、報道内容を消化しきれていない可能性がある。実際、法案もまだ提出されておらず、税制改革案が通ったわけでもない」とSMBC日興証券の為替外為ストラテジスト、野地慎氏は指摘する。

ただ、足元の市場環境では「ドル買い(円売り)、米債売りがワークしているので、投機筋がもうかっている方向にポジションを積み増したということ」(同)だという。

「リスクの1つがはげ落ちたことで反射的にドル買いとなったが、113.30/50円の壁が打ち砕けない状況が続いている」とFXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は述べた。

米10年国債利回りUS10YT=RRは朝方の2.320%付近から、上記報道を挟んで2.363%付近まで上昇したが、現在は2.350%まで低下している。

日本は22日に衆院選の投開票を控えているが、国内メディアの情勢調査では選挙戦終盤に差し掛かってもなお自民・公明党の連立与党が優勢と伝えられている。「波乱はないということで処理されていそうだ」(国内金融機関)との声が出ている。

「自公が3分の2まではいかなくても、アベノミクス継続への期待はつながるが、既にさんざん報道されている。結果が報道通りならば、ドル/円も一時的な上下はあっても、1日が終わってみればこれまでの水準に落ち着くという流れになりそうだ」(証券会社)といった見方が示されている。

一方、来週26日には欧州中央銀行(ECB)理事会がある。ロイターの調査によると、1月から債券買い入れ額を現在の月額600億ユーロから400億ユーロに縮小するとの見方が大勢となっている。「量的緩和の縮小決定は織り込まれており、政策の発表直後に上下動しても値幅は小さい」(ソニーフィナンシャルホールディングスの為替アナリスト、石川久美子氏)との声が出ていた。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 113.14/16 1.1807/11 133.60/64

午前9時現在 112.67/69 1.1846/50 133.49/53

NY午後5時 112.53/56 1.1850/54 133.37/41

為替マーケットチーム

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